戦極PPV買いましたよ。
もしかしたら面白いかもしれないし、一応PPV買ってみました。録画して、夜に帰ってきてから見る予定。
悪く言うなら、録画しとけば今後価値が出るようなものになるかもしれないし(DVD化されないPRIDE末期の2大会や、K-1の日テレ系の大会みたいなもので)、良く言うならば後にイベントが盛り上がれば、今回はさほどでもなかったとしても、幻の第一回を見た、ということに意味が生まれてくるかもしれない。
改めて見ても、「色々な人が復帰戦」ということ以外に興味が生まれない大会だが、どうなるかな?
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/column/200802/at00016509.html
菊田がいなくなってけちがついた格好の決起集会だが、「七人の侍」とか言われても寒かったので、これで良かったような気がするなあ。
最近、格闘技雑誌なんか読んでいても、こういうイベント前、試合前のインタビューみたいなものには全然興味がわかず、ほとんど読み飛ばしてしまっている。やる気、意気込み、自信、そういったものがあるのは結構なことなんだが、誰も彼も内容は同じようなもので、なんの面白みも感じない。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/column/200803/at00016528.html
かといって、ジョシュが面白いかというと……もう北斗神拳は飽きたなあ(笑)。
こうやってしゃべりで自分自身をより大きなものに見せようとする……というのは、対戦相手を意識した本人の目線からすると重要なことなのかもしれないが、観戦するこちらの目線からしてみれば、本当の姿はリング上という競技の場でしか現れないんだよなあ。ジョシュが素晴らしく強い選手で、実績も今後の可能性も充分なことは認めるんだが、逆に言うとその一本を狙うファイトスタイルや、元UFC王者の実績、ノゲイラとの死闘という記憶……彼について語るならばそれで十分で、漫画が好きとかプロレスラーだとか、そんなことはもうどうだっていい。北斗神拳が無敵でも、彼自身はパンチが目に入ったらタップするわけだし。
試合前のコメントをすることに何か意味があるとしたら……やっぱり「公約」としての要素かな。かかと落としで倒す、という病気の子供に約束したアンディ・フグじゃないが、「打ち合います」とか「一本取ります」とか言う選手は結構多い。自分に「勝つ」以上のハードルを置いて、それによって力を引き出そうという発想はいいんじゃないかな。しかし、リップサービスとしてこういう事を言って、正反対の内容を平然とする選手もいるからなあ。
そういうことを割り引いて読んでると……なんかもう読む気自体がなくなってきた。早く試合見せろ〜ということになる。ごちゃごちゃ言い合うのはいいから、結局どっちが強いんだ?
比べてしまうと、DREAMのトーナメントの方が、選手の名前じゃ負けてても、遥かに興味が湧く。主力選手を見せることよりも「どっちが強いの?」という疑問を満たしてくれる舞台の方が、結局は格闘技というものの根源に近いからだ。
さてさて、戦極は何を見せてくれるのか? こういう私の「ごちゃごちゃと見る前から言ってる試合前コメント」なんて無意味で、当日の会場が全てだ。そこにあるものは果たしてなんだろうか……?
2008/3/5 戦極 第一回大会 追加カード
え〜、これで全カードかな?
あとは、あるにしてもオープニングファイト的なものか。
<追加対戦カード>
藤田和之(藤田事務所)
VS
ピーター・グラハム(オーストラリア/A・E FACTORY)
<決定対戦カード>
▼メインイベント
吉田秀彦(吉田道場)
VS
ジョシュ・バーネット(フリー/第10代無差別級キング・オブ・パンクラシスト・第7代UFCヘビー級王者・PRIDE GP 2006 無差別級トーナメント 準優勝)
五味隆典(久我山ラスカルジム)
VS
ドゥエイン・ラドウィック(アメリカ/ハイ・アルティチュード)
三崎和雄(GRABAKA/PRIDEウェルター級GP2006覇者)
VS
シアー・バハドゥルザダ(アフガニスタン/ゴールデン・グローリー/第5代修斗世界ライトヘビー級王者)
川村 亮(パンクラスism)
VS
アントニオ・ブラガ・ネト(ブラジル/グレイシー・フュージョン)
ファブリシオ“ピットブル”モンテイロ(ブラジル/グレイシーバッハ・コンバットチーム)
VS
ニック・トンプソン(アメリカ/フリースタイル・アカデミー)
瀧本 誠(吉田道場/シドニー五輪柔道81Kg級金メダリスト)
VS
エヴァンゲリスタ・サイボーグ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
藤田、五味、吉田、三崎と日本人のビッグネームな並ぶ中、対戦相手にもそれなりに名前のある選手を集めた。吉田がジョシュとメインで対するが、善戦すれば上出来というイメージ。とはいえ、これはビッグマッチであるのには変わりない。他は正直、意義の感じられないカードが揃ったが、PRIDEのようなメインが串団子のように並んだ大会がやはり常軌を逸したもので、ビッグマッチは一つだけで、後は小粒ながら実力的に拮抗した試合が並ぶ、というのが、継続的に大会をまわしていく中での一つの安定した形だと思う。そういう意味で、五味、藤田、三崎の相手が実力的に拮抗しているかには疑問符もつくが、前二者は一年以上のブランクを経ての復帰戦であることを考えても、このぐらいが限界だろう。
ラドウィックの総合というと、ロマネでBJペンに何も出来ず一本とられたイメージしかないが、近年もアメリカでトップに名を連ねる選手には、ぽこぽこと負けている。
http://www.boutreview.com/fightsspiral/DUANE_LUDWIG.html
ジョーク呼ばわりされないためにも、五味は負けてはいけない相手だし、そういう意味での緊迫感を保つためにはちょうどいいぐらいか。
藤田はまた初心者相手。必ず「適応度は高い」みたいな前振りがされるが、信用できたものではない。彼も吉田と同様、もう上がりの見えている選手なんだから、もう少しなんとかしてほしいものなんだが……。しかしグラハムがタックルを切りまくってハイキックを狙う、みたいな展開になったら面白いな。
と……まあ……書いてるわけだが……どうしようかね……これ……見ようかな……? 2500円ねえ……うーん。迷うねえ。エースになってほしい日本人による撲殺ショー、という意図見え見えのマッチメイクってのは、この世で一番下らないものの一つで、今回のカードはそういう意図の割にはそれなりにリスクもある、という印象。全否定もしないが、限りなく食指が動かないのも事実。
とはいえ、せっかくの第一回大会だし、今後の日本の格闘技の路線を占う意味でも、見ておきたいという気持ちもある。……が、こういう動機って限りなく「不純」ですね(笑)。恋愛でいうならば、世の女たちの生態や流行を知るために、試しにこの子とつきあってみよう……みたいな、純粋性のかけらもない不純な観戦動機だ。こういうことは記者や評論家がすればいいことで、1ファンがそんなことのために金を払うもんじゃないなあ。ここで「格闘技ブロガー」として、なんて力みかえられる人の存在にも唖然とするけれど。
純粋な動機があるとすれば、何でもいいから結果しらんまま、リアルタイムかそれに近い状況で試合見たい、というのがあるんだが(これもさっきのたとえならば「とりあえずやりたい」みたいな、逆に純粋すぎる動機だな)、もうさらに10日も我慢すれば『DREAM』の地上波(笑)。
どうしたもんかなあ……。どうせなら、三崎VS瀧本やって勝った方がエース、みたいなカードの方が見たかった。まあPPVは売り切れるわけじゃなし、もう少し考えよう。
戦極に五味参戦。
ながらくのお休みから、とうとう五味復帰!
ようやく身の置き所が決まったようで、まずはめでたい。
個人的にはUFCに行ってくれた方が良かったけど。
クリーンな格闘技団体「戦極」だが、クリーンはクリーンで素晴らしいことであるにしても、肝心の試合において、どんな選手を用意するか、どんなテーマを打ち出せるか、がしっかりしてないとどうしようもないわけで。
ま〜そこらへんはまだまだ海のものとも山のものともつかんわけで、これからのお手並み拝見ということになるかな。とんでもないグダグダにならなければいいが……。
とりあえず五味さんは複数試合契約だそうで、これで当分、大連立への参戦はなくなったか。あちらにしても、HEROS関係の選手は残ってるにしても、旧PRIDE組がどこ行くかは実際不透明ってのを三崎が証明してしまった。これを機に、特に日本人が戦極に一斉に流れ込んでもおかしくないか?
ところで青木君は、五味ちゃんとカルバンちゃん、どっちが好きなの? と、また話が気持ち悪い方向に行きそうだ。やっぱ戦極においての最大の心配は、五味の相手にふさわしいような選手をちゃんと用意できるのか? ということ。武士道後期にアウレリオ戦の合間にやったような相手に出てこられては困る。うさんくさくてごたごた満載の大連立、日本じゃ見られないUFCでは、少なくとも相手には事欠かんからなあ。青木も電撃移籍とか……あんだけカルバンカルバンと言ってたんだから、いくら青木といえどないと思うが……。ここらへん省いてもなお見たい相手というと……やっぱニック兄貴とのリベンジ戦かな。マリファナでなかったことになったが、あのタップ負けの瞬間を忘れちゃあいないぜ。
さて、PPVが2500円か……また微妙な値段だ。3000円なら絶対に買ってないが、ぎりぎりのラインを突いてきたなあ。五味の相手次第かな? 吉田の相手も噂どおりホジャーかジョシュならば面白そうだ。
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