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                                          堕天使のコロッセオ

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雑談 過去ログ2

キックボクシングをやってて、ふと思ったこと。

会社では、私は変人かアホか、とにかく妙な人間と思われている(たぶん)。だから、私はヒマな時間にスーツ姿で堂々とシャドーをやっている。どうせおかしな奴と思われているのだから、いまさら何をしたって平気なのだ。会社の人間は、私がキックを始めたと聞いて当初は驚いていたが、そろそろシャドーも当たり前になったようである。
このあいだ、事務所でワンツーをしていたら、眼鏡をかけた上司がこう尋ねた。

「それで、誰に仕返しするの?」

いや、これはあくまでスポーツですから、と答えたが、ふと昔を思い出した。中学の時に同級生や上級生によく殴られたり蹴られたりした。あの時、私は格闘技好きでもなんでもなかったが、そういう奴らは空手やら柔道やらをやっていたものだ。ガキのすることとは言え、武道の精神が泣いている。当時の指導者は何を教えていたのか……いや、指導者の責任ももちろんあるだろうが、所詮は使う者の人間性の問題だろうか。あるいは親や教師の問題。
私の子供時代と言えば、『北斗の拳』や『キン肉マン』などが流行っていたものである。男の子は多かれ少なかれ、真似して遊んでいた。北斗神拳がどうこういって同級生を殴ったり、プロレス技でうっかり腕を折ってしまうなどということも多々あった。マンガに込められたヒーローたちの精神は、ガキにはまったく伝わらず、格闘技は弱いものいじめやせせこましい学校内の争いの道具、単なる暴力に成り下がっていた。
虚しい話だ。今の子供はどうなのだろう。『テニスの王子様』が好きなので、たまに少年ジャンプも見る。他のマンガをざっと見渡しても、あまり殴り合いは見当たらない。あるにはあるのだろうが、絶対数は減っているのかもしれない。そういうものが描きにくい世の中になっているのかもしれない。

だが格闘を題材にしたマンガは減っても、K−1やPRIDEがテレビでも放送され、格闘技はより身近になった感がある。魔裟斗や武蔵が、かつてのマンガのヒーローのような、偶像になる局面もあるのかもしれない。どこかの子供が魔裟斗の真似をして、自分より弱いものを殴りつける……。そんな馬鹿げたことが、やはり今でも繰り返されているのだろうか?
武道の精神。頂点を目指し自分の限界に挑戦し続けるスポーツ選手の精神。フィクションであるマンガはもちろんだが、テレビ放映もそれをないがしろにしてはいけないし、一キックボクサーとしての私も、それを忘れてはいけないなあ、と思うのである。
たとえば、将来、私に子供ができて、キックボクシングを習わせたとしよう。その子供が学校で自分より弱いよその子供の、膝の上の筋肉のないあたりをローで蹴りまくったとしたらどうだろう。正直、ぞっとする。それはスポーツの精神に反し、格闘技を冒涜するものであり、キックボクサーとしての私の恥であり、親としての私の敗北である。
肝に銘じておきたいところだ。


ネタがない時の雑談&お知らせ

まずはお知らせから。明日から四日程、旅行に行きます。その間、更新はいたしませんし、コメントの返し等も遅れますので、ご容赦ください。

PRIDE30も近付いてきましたね〜。
例によって、全カードが決定した後に予想、その後に地上波の感想という流れの予定でしたが……おいおい、地上波放送が11月3日ってなに? 確かにまともな視聴率など取れそうにないカードだが、普通に二日遅れぐらいでやるかと思っていた。新人の実力査定、ここ最近負けがこんでいる人たちの敗者復活戦など、世界最強のテーマには程遠いが、こういう大会こそ今後を考えつつ楽しく見られるのになあ。あ〜ジャクソン対横井が見たい。

ヨーロッパBUSHIDOで、ニコラス・ペタス復帰戦勝利。
明るいニュースですね。来年は、ぜひ日本もしくはアジアグランプリにエントリーして欲しいですね。2001年に武蔵くんをねじ伏せた試合は、感動しましたからね(溜飲が下がったともいいますが)。この二つの大会のレベルが上がれば、K-1も総じて一年通して楽しめるようになるのになあ……。

キックボクシング体験の後、二日間は身体中がミシミシいってました。ヒマだったので、今日も会社でずーっとシャドーやってました。ワンツーからミドルのコンビネーションを勝手に開発して喜んだり。でも、ちゃんとウォームアップしないと足首とか痛めそうですね。



記事にするほどでもないこと。最近の格闘技雑感。

武士道おもしろそうだなあ……。
なんで私が武士道に全く触れないかというと、要はテレビで見られないから(見れるけど遅いから)というだけなんですね。常々、面白そうとは思ってるんですが、3週間もしてから見ても、自分の中で全然熱がわかないので。
早く人気出て、二日遅れぐらい(笑)でテレビ放送してくれるようになってほしいですねえ。え? スカパー? いやあ、なかなか。

SBの宍戸、イム・チビンに圧勝!
おお、すげえ。緒方はボコボコにされたのに……。来年はMAX参戦はないらしいですが、今でも小比類巻には勝つんじゃないか。日本人相手に背中向けたらコヒさんも終わりだが……。

IKUSAでHAYATOは勝ちましたけど……。
Kー1オフィシャルのインタビューで、悪いHAYATOになる、と言ってますが、ダークサイドとか中迫が言ってるのと同じなのが気になる。不吉だからやめればいいのに。Kー1での初勝利なるか?

同じくIKUSAで渡辺久江は……。
ジェット・イズミに完敗。ああいう真面目そうな努力の人を、でかい口を叩きがちな現代の若者がほんとに倒してしまう、というのがカタルシスになるのになあ(冗談です)。渡辺はいい選手だと思うんですが、月並みな意見として立ち技と総合の二足の草鞋は、やはりきついだろう。立ち技ファンとしては、当然IKUSAでもっとやってほしいですねえ。RISEとかJ-NETにも、女子の試合はあるし……。でも、彼女の上昇志向が、たとえばグレイシャア亜紀へのリベンジぐらいでは満足しないのだろうか。

ところでMAXのカードは決まりませんねえ。
JWP対輝波は内定の模様ですが、ブアカーオ、コヒ、佐藤、新田が未定。ここは普通に?ブアカーオ対新田、コヒ対佐藤でいってほしいなあ。佐藤選手は肉体改造に励んでいる模様ですが、まだ適応度という意味ではブアカーオ相手はしんどいだろう。一回、日本人とやって来年に向けての実力査定にしてはどうか。


高田総統プロデュース「モンゴリアンチョップ」

かの高田モンスター軍の高田総統がプロデュースしたジンギスカン店が、地元大阪にも一店あるというのは以前に聞き及んでいたが、まさかこんな近所だとは思っていなかった。歩いて10分のところである。
食い道楽の父がおごってくれるというので、くっついて行ってきました、「モンゴリアンチョップ」。ジンギスカンというもの自体、ほとんど食ったことがないのだが、まあまあうまかった。マトン特有の臭みがずいぶんと抑えられていて、実に都会派の味付けである。が、キムチがまずい。おいおい、鶴橋とか目と鼻の先なんだぜ、ここは。それでこれはないだろう。で、一人前850円も微妙に高い。へいへい、ここは大阪のど真ん中、ミナミの帝王とかいるあの難波なんだぜ。もうちょっと安ないとあかんやろ。
……と文句を言いつつも二人で6人前しっかり食って、ビールも飲んで腹八分目。さてお会計は……

店員
「8650円になります」

「……あ、オレ8000円しか持ってへん」

マジで!? ちなみに私は2000円しか(笑)持っていなかった。あぶねえあぶねえ。
帰り道もブツブツと文句を垂れる父。「1000円高い」(もうちょっと持っておこうよ)、「食い足りん」(金あったらラーメンとか行けるけどな)。そもそもこの男は北海道生まれだから、ジンギスカンにはうるさいんだな。
というわけで、行列も出来るジンギスカン店「モンゴリアンチョップ」、正直イマイチだったのでした……。


激突! FIGHTING BATON!!

よくわかりませんが、 イノキさんのブログ から回ってきました。
最近流行っているようですね。
流行に背を向け、好き勝手なことを書きちらすのが当ブログの方針であり、また私の人生観でもあるのですが、たまに流行ものに手を出すのも、無論オレの勝手なので、参戦してみましょう。
項目は下記の五つ。

これまでに生観戦した興行数
今お気に入りのレスラー/格闘家
一番最近、生観戦した興行(なければTV観戦のもの)
特別な思い入れのある試合/興行、3つ
バトンを渡す3名

1.これまでに生観戦した興行数

五回ですね。
一回目は小学生の頃、父親に連れていかれた大阪府立体育館の新日本プロレス。猪木が出てました。あと藤原が血まみれにされ、後ろの席のにいちゃんの長州コールがうるさかった。
次が友人に連れていってもらったRINGS。メガバトルトーナメントの一回戦だったのかな? 同じく府立体育館。コピロフの二連続秒殺が衝撃的。友人が「コピロフというのはビッグネームだがもう年だし、興行的には噛ませ犬扱いにされている。でも、そういうところが応援したくなるのだ。負けるだろうけど。コピローフ!」と応援してるのかなんなのかわからんコメントを発した直後だっただけに、余計驚いた。当時は総合のその字も理解してませんでした。
初めて自分で行ったのが、2003年のKー1グランプリ開幕戦。大阪ドーム。30000円注ぎ込んで、SRS席。直前にバンナ、ホーストが欠場し、ボタとサップの反則もありと、世間的にはひどい興行として記憶されているが、個人的には思い出深い。イグナショフの激勝とボンヤスキーの真っ向勝負に感動した。生で好きな選手をたくさん見られて、大興奮。
次が去年の大みそか、 『ダイナマイト』。魔裟斗対KID以外はしょうもない試合で、試合順も把握してないまわりの客にうんざりした。そこそこ楽しんだけど。
その次は、こないだのミドル級グランプリ開幕戦。


2.今お気に入りのレスラー/格闘家

アレクセイ・イグナショフ。年が同じなところ。戦いに耽美的なものを求めるところ。人を食った意味不明なコメント。自分や周囲に対するどこか冷めた視線と、それと対照的なハマった時の闘志。気分屋でムラっけの大きいところ。「風呂に入るようにリングに上がる」精神力。最近、低迷しながらも見せている試合に対する執着と、今だ燻り続けるプライド。
たくさんのものに共感する。ただ、彼は私のような凡人とは違う、本物の天才だ。いつか必ずトップを取れると信じている。自分が落ち込んでいても、彼も落ち込んでいると思うとまた頑張ろうという気になるし、彼が勝てば励まされる。いつまでも元気に頑張ってほしい選手だ。

3.一番最近、生観戦した興行(なければTV観戦のもの)

PRIDEミドル級グランプリ開幕戦。観戦記は下記。
http://chateaudif.bblog.jp/entry/172627/

4.特別な思い入れのある試合/興行、3つ

99年東京ドームのホースト対バンナ。バンナ圧勝ムードの中、「褐色のスーパーコンピュータ」が「進化するハイパー・バトル・サイボーグ」を打ち砕いた、これぞKー1という大熱戦。本当に度胆を抜かれた。
2001年名古屋、イグナショフVSアンドリュー・トムソン。前戦でばてばてになっていたはずの「赤い蠍」がその「毒針」の威力を見せつけた。あそこまで鮮やかな膝でのKOを見た事がなかったので、ぶっ飛んだ。
2003年MAX決勝、魔裟斗対クラウス。絵に描いたような、現実のものとは思えない、小説の一ページか漫画の一コマのような、そんな結末。前年に惨敗し泥に塗れたはずの「堕ちた偶像」が、宿敵をマットに沈め頂点に立つ。作られた「主役」であったはずの男が、「物語」を「現実」にしてしまった奇蹟の瞬間。

5.バトンを渡す3名

いつも来ていただいてますHIBIYANさん( http://hibiyan.exblog.jp/ )と、
同じく発足当初から交流しているJunさん( http://love-highkick.cocolog-nifty.com/jun1/ )と、
最近お邪魔してみたtatsuhiroさん( http://blog.goo.ne.jp/tatsuhiro_n )で。

まあご面倒でなければ、皆さんの思い出も聞かせて下さい。


全然関係ないネタ、2005年A-1グランプリ

各国の壮絶な予選を勝ち抜き、とても第一回大会とは思えない豪華な顔触れが集まった。すでに一時代を築いた伝説の選手や、演技派からの転向で力をつけて来た選手、さらには期待の新星……バラエティ豊かな、しかし実力者揃いのトーナメントとなった。ワンマッチ形式5ラウンド制で行われる今大会を勝利した8名が、東京ドームで行われるワンデイトーナメントに進出することとなる。

第一試合
ミラ・ジョヴォヴィッチ(バイオハザード)
スー・チー(クローサー)

モデルから女優へ転身、オタク監督リュック・べッソンのもとでややカンフーに走った映画に出演したミラ・ジョヴォヴィッチ。そこで感化されたか『バイオハザード』シリーズでついにアクション派へと大ブレイクを果たした。長身から繰り出されるスピーディなハイキックは、見る者の目を釘付けにするだろう。今大会の優勝候補の一角。
対して『クローサー』で華麗なる暗殺者を演じ、競演のカレン・モク、ヴィッキー・チャオを押さえてのエントリーとなったスー・チー。トリッキーな動きでミラを封じ込めるか?

第二試合
ヒラリー・スワンク(ミリオンダラー・ベイビー ベストキッド4)
ミシェル・ロドリゲス(ガールファイト バイオハザード)

アカデミー賞で二度の主演女優賞に輝いた超演技派、ヒラリー・スワンク。だが二度目の受賞はなんとボクシング映画である。子役時代には『ベストキッド4』に主演し、あのミヤギ(パット・モリタ)にも師事した隠れ格闘派女優が、鳴り物入りでグランプリに登場。
対するミシェル・ロドリゲスも、青春ボクシング映画『ガール・ファイト』で切れ味のいいボクシングテクニックを披露。ややヒールかつ叩き上げ的な印象が強い彼女が、オスカー女優を倒して下克上をなし得るか。

第三試合
ケイト・ベッキンセール(アンダーワールド)
ジェシカ・ビール(ブレイド3)

青春映画から超大作、文芸映画と幅広く出演し、悪く言えば路線の定まっていなかったベッキンセールが、さらなる新路線として選択したのがヴァンパイア・アクション『アンダーワールド』。繊細な身ごなしと持ち前の適応力で本戦に進むか?
対するジェシカ・ビールはホラー映画『テキサス・チェーンソー』を経て『ブレイド3』のヴァンパイア・ハンター役で強烈な存在感を放った、まさに新星。高い身体能力を見せつけるか。

第四試合
ミシェル・ヨー(グリーン・デスティ二ー)
ケリー・ヒュー(ブラック・ダイヤモンド Xメン2)

大物中の大物、格闘アクション女優としてはすでに伝説とも呼べる女が、満を持してのグランプリ参戦。香港においてドニー・イェン、ジャッキー・チェンと競演し、ボンド・ガールをも熱演、『グリーン・デスティニー』でのハイレベルなファイト、全てにおいて格が違う優勝候補筆頭がミシェール・ヨーだ。圧倒的な速度と打点の高さを誇る連続蹴りを見切れるものが、参加選手中に存在するか?
対するケリー・ヒューは、『ブラック・ダイヤモンド』でジェット・リーとも競演し、『Xメン2』でも本格派のアクションを見せた新鋭。女帝の牙城を崩せるか、注目が集まる。

第五試合
ルーシー・リュー(バリスティック チャーリーズ・エンジェル キル・ビル)
ジェニファー・ガーナー(エレクトラ)

新世紀の『チャーリーズ・エンジェル』の中で最強と言われるルーシー・リューも、優勝候補の一角として登場。『バリスティック』でも見せた立ち技の切れ味で、一気に頂点へと駆け上がるか。ユマ・サーマンへのリベンジも狙う。
ジェニファー・ガーナーは『デアデビル』からのスピンオフ『エレクトラ』で単独主演を果たし、勢いに乗るアクション派女優。今大会のルールでは得意のサイは使えないものの、アジア勢との体格差を利して、上位に駆け上がるか。

第六試合
ユマ・サーマン(キル・ビル)
栗山千明(キル・ビル)

『キル・ビル』で栗山千明、ルーシー・リュー、ダリル・ハンナなどを制した最強の復讐者ユマ・サーマンもエントリー。奥義・五点掌爆心拳は立ち技ルールでも猛威を奮うことは間違いない。格闘映画経験はシリーズ二本だけながら、存在感という点では他の参加者を一歩も二歩もリードしている。
対する栗山千明は、初戦でいきなりのリベンジ戦を挑むことになった。全参加者中最軽量の体躯で、どこまで対抗できるか。試練の戦いになるだろう。

第七試合
アンジェリーナ・ジョリー(トゥーム・レイダー)
キャリー・アン・モス(マトリックス)

今大会もっともビッグネームな選手と言えば、やはりアンジェリーナ・ジョリーだろう。骨太な肉体と、豪快なファイトスタイル、不遜な態度はスター性充分だ。ギャラ、知名度ともに群を抜いている。オールラウンドなスタイルで、グランプリを制するか。
対するキャリー・アン・モスはハリウッドカンフーの火付け役『マトリックス』で大活躍、このグランプリの原点となったとも言える女優。もはやベテランの域だが、スピーディなファイトスタイルと、必殺のスコーピオンキックで、元祖の面目躍如を狙う。

第八試合
釈由美子(修羅雪姫)
チャン・ツィイー(LOVERS グリーンデスティニー)

日本発のイベントとして、メインイベンターを務める釈由美子は『修羅雪姫』での活躍から水野美紀、藤原紀香などの古豪を押さえての登場。ドニー・イェン仕込みの連続技と空中殺法で、日本代表としての決勝トーナメント進出を狙う。
だが、現在若手最強と言われる、アジアの新たなる女ドラゴン、チャン・ツィイーが人気絶頂のままグランプリに乗り込んで来た。若年ながらすでにイベントの顔とも言える風格を漂わし、ジェット・リー、ドニー・イェン、ジャッキー・チェンなどのビッグスターとの共演もすでに果たしている彼女は、台風の目となり得るか。いきなりのメイン抜擢がその人気の急過熱ぶりと期待度を現している。跳躍力と柔軟性では、すでにメンバー1との呼び声も高い。

本業の映画ネタとのコラボです。冗談抜きに見たいですが(笑)。女子格闘技も最近盛んですからね〜。
ご興味ない方は読み飛ばして下さい。


体調不良と格闘技

風邪をひきました。
ちょい熱があります。37度4分ぐらい。

私は会社を休んだっていいが、格闘家は風邪ぐらいで試合をキャンセルすることはない。
試合前までは体調不良なんてないことにし、「万全です」と大ウソをぶっこかなくてはならない。
ミルコ・クロコップも、サップ戦やアレキサンダー戦は体調不良で臨んでいた。微熱とはいえ、こんな意識のぼやけた状況で戦うというのは、さぞ大変なことなんだろう。
集中力の高め方で、ある程度の時間は普段通りの力が出せるのだろうか。もしそうなら、それは何分間ぐらい続くのだろう? 3分? 10分?


別に、風邪をひいたまま戦う格闘家がすごいとか、そういうことを言いたいわけではない。体調不良のまま勝ったミルコがすごいとも、皮膚病の後遺症のあるまま戦って負けたホーストがダメだとも言ってるわけではない。

コンディションをベストにするのも格闘家の勤めなんだろうが、そうは言っても常に最高の状態を出せるわけではない。そういう時にどう折り合いをつけ、1ラウンドしかもたないならば、どういう風に作戦を転換していくか。
不利な状況に対処出来る柔軟性を持った格闘家は、やはり強いと思う。

とはいえ、最高のパフォーマンスが出来ないならば、思いきってオファーを断ったり欠場する勇気を持つ事も必要だろう。
というわけで、明日は会社を休みます。
ま、この状態でも、相手がボブならKO出来るがね(ミルコ風に)。


『HERO'S』を徹底分析しているコラム。

『BoutReview.com』を運営する、井田英登氏の連載しているコラム。

http://allabout.co.jp/sports/k1/

今回は旬の話題ということで、先日開催された『HERO'S』の成立の経緯から今後の展望についてを分析した、三部構成の力作。
業界の内幕、試合内容、素人にも非常にわかりやすく書かれていて面白い。
過去記事の「マイク・ベルナルド失墜の謎」など、選手個人に絞った小さな内容なども、光っている。
毎月更新が楽しみ。私のお気に入りである。
未読の方はぜひご一読を。


ジョジョの奇妙な格闘技その1

昨年の東京ドーム大会において、延長、再延長の末に武蔵を撃破し、二連覇を飾ったレミー・ボンヤスキー。
本戦では一度ダウンを奪い、延長ラウンドでも手数において圧倒していたレミーが、やはり再延長を闘うまでもなく勝利していた内容だったと思う。
直後、某巨大掲示板に投稿したネタの完全版。『ジョジョの奇妙な冒険』第6部を読んでいないと、なんのことかわからないのだが……。

武蔵
「プロデューサーの御命においてしりぞけるッ!
おまえの行動はボンヤスキー……
自分の悲鳴をさらに地獄のラッパにするだけの事だった!」
「所詮いくらパンチを出そうが、おまえはキックの選手!
私をKOできるものではないッ!」

武蔵
「再びジャッジを味方につけた! 我が大いなる目的の前でボンヤスキー!
肩を落とす自分の貧弱さを思い知れェエーッ!」

武蔵
「な……!? なんだ……こ……れは!?
ポイントに……差がつかない……。
なにかまずいぞッ!
もっとジャッジにアピールしなくては……!」

ボンヤスキー
「おまえも知らなかった判定基準のようだな……。
二度目の延長での判定にとってもっとも危険な「要素」は……
「塩分である!」……と」
「Kー1ファイターがリングで立っているためには「塩分」も必要だ
……だがその比率はリング上では40%以下でなければならない……」
「100%純粋な「塩分」は「最終判定」で選手を敗北に至らしめる!」
「高濃度の塩分は手数なら一発も出さなくなり、
ステップは後ろに下がるだけになり!
蹴りならば当たるわけのない無意味な胴回し回転蹴りになる!」
「いくら「ジャッジを味方につけ」ようと関係ない……
「対角線コンビネーション」は手数を出す能力!
すでにリング上でアピールする手数を大量に出していたんだ」

ボンヤスキー
「そして誇りを失っていく……100%の塩分は……
ファイターの魂の「内部」へ……「内部」へ……」

武蔵「こ……この黒人が……はっ!」

ボンヤスキー
「ぼくの意志じゃあない。ジャッジの眠っていた判定基準だ。
あんたがセフォー戦でジャッジの判定基準を奪い、
そしてガオグライ戦で奴の手数をローキックで奪うことで
目醒めさせたのは武蔵……あんたなんだ。
トーナメントの組み合わせも「重力」!
あんたは因縁が切れなかった!」

武蔵
「や‥‥やめろ! こんな事を!
コンビネーションを止めろッ! ボンヤスキー!」
「こんな事をさせるなァーッ!
わたしが到達したわたしの「武蔵流」は!」
「「プロデューサー」の御意志だッ!
「プロデューサー」が望んだ能力なのだッ!」
「新しいKー1が始まり日本人の未来はこれで救われるのだ!
このモンスター路線の排除された東京ドームで……
わたしが負けたらKー1の「路線」が変わってしまうぞ!」
「きっと視聴率が取れなくなる!
ここで負けるわけにはいかないッ!
初の日本人王者戴冠の後ならいくらでも負けようッ!」
「わたしがここまでやって来たことが
「ただの塩だった」事になってしまうんだッ!
日本人はKー1王者になる夢を見なくなる!
再びサップや曙を求めることになるんだッ!
「ナショナリズムこそ幸福」という事を思い出してくれッ!
ここで私は負けるわけにはいかないのだーッ!」

ボンヤスキー
「わからないのか?
おまえは「競技性」に負けたんだ!
「競技としての道」を歩む事こそ「格闘技」なんだ!」

武蔵
「やめろォオオオオ
知った風な口をきいてんじゃあないぞオオオオオオ
この跳ぶだけのオランダ人がああああ」

ジャッジ
「10対9.5。赤、レミー・ボンヤスキー!」

武蔵
「あああああがああああ」

ジャッジ
「以上3対0をもちまして、勝者レミー・ボンヤスキー!」

武蔵
「ぐあばああああ」

山本KIDさんがやってしまいました。

>世界ミドル級チャンピオンシップ終了後、控え室にて菊地昭をドクターチェックしていたリングドクターに対し、所属ジム代表である山本徳郁(=山本“KID”徳郁)が謂われ無き理由で暴言を吐いた上、暴力行為を行うという極めて遺憾な自体が発生しました。

http://blog.livedoor.jp/shooto_news/archives/cat_692042.html

バカげてるなあ。こないだのボビーといい、K-1はスキャンダル塗れやね。ボビーは単なる芸能人で、いつでも切り捨てればいいんだろうが、大ブレイク中の王者にこんなことをされては痛い。
これは完全にKIDの個人的資質によるものだろうが、FEGも出場停止処分を行うなり何なりした上で、KIDの謝罪会見の場でも設定して、傷口が広がらないようにすべきだろう。


それにしてもKIDは、ドクターのことを「試合をストップする敵」だとでも思ってるんだろうか。まだやれるのに傷を見て、インターバルで相手の体力を回復させたり、試合を止めて自分から勝ちを奪ってしまう存在とかに見えてるのか? 今回のドクターはおなじみメガネの中山ドクターだったそうで、完全に顔見知りのはず。試合中のチェックか、試合後のチェックか、何に怒ったのか知らないが、よくもそんなことができるものだ。実際に試合中に生死に関わるような事態が起きた場合、自分や菊池選手、その他後輩などを助けてくれるのはリングドクターしかいないのに、そういった想像力もないのだろう。

あまり関係ないが、KILLER BEEというジムは、私は嫌いである。生理的に受け付けないタイプ(笑)。まず、KIDが応援している映画のごとき、みんな揃った「ジャーヘッド」(丸刈り頭)。で、格通だったかなんだったか忘れたが、ジム全員が顔を揃えた、なんか異様に仲のいい合同インタビュー。あれは気持ち悪かった。マルコメが五人も六人も並んでいる写真を見て、反射的に飛ばしてしまった。だからあのインタビュー読んでないよ。体育会系的仲間意識がプンプンに漂って、実に鳥肌もの。
今回も、そんな妙な連帯感のある仲で、KIDさんがカッコつけて兄貴風吹かして見せたのが一因じゃないんですか……と疑義を呈しておこうか。

私もキックボクシングやってますが、時々言われるのが「誰かに試してみたくならん?」ということ。
ぶっちゃけた話、まったくなりません。オレは自分でカッコ良くシャドーが出来るようになって、体力がついて、身体がカッコ良く引き締まればそれでいい。他人を殴ったり蹴ったりする必要は全くない。ナルシストですから。
しかしまあ、このKIDさんの暴行のせいで、オレまで「あの人も医者殴ったりするんやろか」とか思われてしまったらえらいことである。バカな! こんな繊細な容貌と性格の人間がそんなことするわけないだろう! 格闘技界全体のイメージダウンというのはそういうことなのだ。まったく他人事ではない。
山本“KID”徳郁選手には、猛省を促したいものである。

アレクセイ・イグナショフ、かく語りき。2005開幕戦パンフレットより。

大会二日前に、スポーツナビや公式サイトで談話が発表された。おそらくそれの完全版とも言える内容が、オフィシャルパンフレットに記載されていた。
あとの試合内容とは裏腹であったり、結果論で言えば突っ込みどころも多い(笑)。だが、他の媒体ではなかなか得られない貴重なロングインタビューであり、彼の人為や人生観が伝わる内容である。ファンの方には、ぜひ目を通しておいていただきたい。

以下に注釈を交えながら、全文転載する。

−パリ大会で痛めた、ヒザの具合は現在(9月7日時点)、どんな感じなのでしょうか?

イグナショフ(以下イグ) あの試合から10週間、経過していますので、調子は良好ですよ。すでに7週間前からトレーニングを開始していますし、試合前と変わらない内容でやっていますから、完治した感触を持っています。

−まさかパリ大会の一回戦で、内田ノボル選手に負けるとは思ってもいませんでした。

イグ あれは、対戦相手に負けたのではなく、ケガをした自分に負けたのです。再戦すれば、問題のない相手ですよ。それは、ファンも分かってくれていると信じています。

−トレーニングは、母国のどこでやられているのでしょうか。

イグ ウクライナのオデッセとベラルーシのミンクス(管理者注:ミンスクか?)でGP開幕戦へ向けての猛トレーニングをしています。試合カンを取り戻すため、スパーリングを数多くこなしていますね。

−最近のあなたは、ケガの影響なのか期待に応えられない試合が続いています。

イグ いい成績を残していない? そうでしょうかね。もしも期待というものが、GP優勝のみならば、そうなのでしょうけど。皆さんの期待が高いものを望み過ぎているのではないですか。大きな期待をかけてくれているのは、それは嬉しいことですが、そんなに慌てないで下さい。少なくとも、2年連続でベスト8に入っているし(管理者注:正しくは2001年ベスト4、2003年ベスト8。本人の記憶違いか言い間違い、あるいは訳の間違いであろう)、有名な選手にも勝ってきました。もちろん、今よりももっと上を望んでいるのは事実ですが、焦るといい結果は生まれませんからね。

−期待に応えきれないというのは、ちょっと語弊はありますが、昨年のGP決勝大会で(管理者注:開幕戦の事と思われる)ガオグライ選手に負けてしまったというイメージが残っているのですよ。

イグ ああ、あの試合ですか。私も、なぜあんな内容になってしまったのか、理由はよく分かりません。ガオグライが強かったのか、それとも私の戦略が間違っていたのか。結論はまだ出ていないんですよね。きっと、食事をキチンと与えられていなかったからではないですかね。腹が減っては、戦はできないという感じです(笑)。まあ、ジョークはともかく、彼と再戦すれば、今度は結果が出るでしょう。

−その前に、最大の試練が待っています。

イグ ええっ!! 一体、どんな怪物が私に襲ってくるというのですか(笑)!?

−開幕戦で、いきなり王者レミー選手と闘うことになりましたからね。

イグ ああ、そのことですか。

−意外と冷静ですね。

イグ 個人的に彼は、ジェントルマンで素晴らしい人間だと思いますよ。周りの人との接し方も礼儀正しいし、お互いに何年も前からの知り合いですので、友人のようですね。

−過去のデータを見ますと、あなたはレミー選手相手に2勝1敗と勝ち越していますね。

イグ 1回目の対戦はオランダで実現しました。Cクラスでの試合で、もうずいぶん昔のことであまり覚えていません。ポイントで私が負けました。2回目は、ポーランドでヒジ打ち有りのルール。今度は私がポイントで勝ちました。3回目はチェコです。このときも私が、判定で勝ちました。すべてムエタイルールでの試合で、そのうちの一つはレミーが判定に関して納得をしていないようですね。

−レミー選手は、2勝1敗で勝ち越していると主張しています。

イグ 公式記録では、私の勝ちですけどね。まあ、本人が勝ったと思っているのならば、それでいいのではないでしょうか。思い込むのは、個人の勝手ですからね。私が否定する権利はありません。勝ったのは私ですけど。

−記録上では、あなたが勝ち越していると言われていますが、そのレミー選手がGPを連覇できた理由はどう分析されていますか。

イグ 一言でいえば、ズバ抜けたスタミナと運です。彼があれだけコンビネーションを連続で使えるのは、スタミナがあるからに他ならない。あとは、トーナメントは運がかかわってきますから、それが彼に味方しているのでしょうね。といっても、偶然ではありませんよ。実力と練習の裏づけなくして、運と言うものはついてきませんからね。

−ということは、実力と練習量をこなしているイグナショフ選手も、運さえついてくれば…。

イグ そう願っています。いつ私の番になるのかと、首を長くして待っていますよ。

−レミー選手は”フライング・ジェントルマン”と呼ばれている通り、飛び蹴りを得意としています。あなたもヒザ蹴りが武器ですね。

イグ 彼の戦略を見抜くことは、ひじょうに難しい。対戦相手ごとに、綿密に戦略を練ってからリングへ上がっていますからね。でもレミーがヒザ蹴りを使ってくるのならば、かかってきなさいという感じです。私からも、ヒザ蹴りを出しながら飛んでいきますから。

−飛びヒザ蹴りが空中で交差するなんて、映画みたいですね。

イグ そうなれば、会場が盛り上がるでしょうね。いつ二人が飛ぶのか、ハラハラしながら期待して待っていてください(笑)。

−ディフェンディング王者と闘うのに、ずいぶんと余裕ですね。

イグ 余裕というか、モチベーションは高いですよ。それは王者だからではなく、自分の能力を発揮できるチャンスをもらったからです。私の目標は、もちろんGP王者になることですが、目的は、厳しい練習を積んできた美しい技術をリングの上で皆さんにお見せすることですから。相手が強ければ、よりその意欲は湧いてきますし、早く試合がしたいですね。

−あなたは、いつも美しい試合といいつつ、相手の鼻を折ったり、結構、えげつない攻撃をしていますよね。

イグ えげつない? 闘っている以上、どこかが壊れるのは自然のことです。肉体を破壊するために我々は闘っているのですから。だから、”えげつない”なんて言葉は、闘いの場においてはありませんよ。倒れても、倒されても、そこには美というものが存在します。

−話は変わりますが、今年のGPのテーマは、新世代がいかにインパクトを残せるかどうかです。ルスラン選手をはじめ、新しい血も入ってきていますからね。

イグ 正直なところ、ルスランの活躍を嬉しく思います。新しい選手の出現によって、彼らと闘えば既存の選手とでは得られない上達があると思いますしね。ロシア地区には、たくさんの素晴らしい選手がいますので、その中で抜きん出ることも自分にとってはチャレンジです。いつかは、ルスランと闘うことになるだろうし、楽しみにしています。そのときに強い方が、勝つということです。私もぜひ、インパクトを残して、次の決勝大会へ進みたいですね。

−レミー選手へメッセージはありますか?

イグ 彼に言いたいのは、ぜひファンが盛り上がる試合をしたいということ。お互いに知り尽くしているため、どうしても戦略に固執しすぎてしまう可能性も出てくる。でも、どちらが勝つにしろインパクトを残す試合をしたい。だからお互いに、過去の試合を忘れて、ポイント狙いはやめましょう。もちろん私も、チャンスがあれば、いつでも飛びかかるつもりです。

−最後にファンへ一言。

イグ 選手としてやっていくなかで、どうしても思い通りに事が進まなくなることがあります。そんな時こそ、ファンの声援に有難さを感じます。その声援に応えるべく、レミーを全力で倒しにいきます。

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