今年の予選、最後の大会の概要が決定。
曙がプロモーターに就任!
http://www.boutreview.com/2/news/k1/item_463.html
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いや〜、写真見ましたか、みなさん? あの曙の巨体、K-1でだぶついたボディをさらして非難を浴びまくったあの曙が、プロモーターになってみるとやけに貫禄に溢れて見える!
谷Pがハワイへ渡る必要もなく、現地での手続きをバリバリとこなしているそうな! なんか……感慨深いですね。そう、K-1も、
役にも立たない豚をただ飼っていただけじゃあなかったんだ、ということ……。負けても負けても使い続け、競技への信頼を失い、角田戦は片八百長、大晦日はマケボノ、金子賢ともいい勝負じゃないの? と散々叩かれ続けたことも、まるっきりの無駄ではなかったんだ、ということですな。まあせめてホイスに負けた段階ぐらいでこの道を歩ませておけば良かったなあ、と思いますが。
上の記事で谷Pが「チャド」と曙の事を現地名で読んでますね。かつて横綱横綱と、K-1の世界ではなんの価値もない肩書きで彼を呼び続け、空疎なリスペクトを垂れ流して甘やかした谷P。最後まで彼を「曙」という一選手として突き放せなかった彼が、自分の土俵であるビジネスの世界で共に働く人間として、初めて「横綱」ではなく本名で呼んだ。自分の世界でチャド・ローエンと向き合って初めて、リングで曙ばかりを厚遇されたことによるK-1ファイターの空しさを、あるいは幾分たりとでも感じ取ったのではないかと思います。
かつての怪物的視聴率……2003年大晦日「サップVS曙」の呪縛から、ついに谷Pも、K-1も解き放たれることができるのではないか? そんな希望を今日は感じました。
さて、ハワイ大会にはニコラス・ペタスが出陣。過去ログを振り返ると、アジア予選やジャパン予選のたびに、僕は「ニコラス・ペタス出てもいいんじゃないか、怪我治ったなら出てほしいな」ということを書いています。今回、待望の予選参戦……いや、違う。僕の出て欲しかったペタスは、今のペタスじゃない。僕が待望したペタスは、あの極真仕込みの下段蹴りでバンナやイグナショフに立ち向かったペタス、武蔵を倒し日本代表となったペタス。負傷から復帰し、老いたりとはいえその精神を失っていないペタスだ。
断じて「蒼い目のサムライ」と自らを言葉で飾り、キムタクとドラマに出て俳優気取りの兼業ファイターではない。
ドラマに出て、映画に出て、それでもなお勝ちあがるなら、僕は君のことを認めよう。なぜなら、格闘技とは強さこそが全て! 極真を捨て、中途半端に格闘技に触れていようとも、勝てば良かろうだ。
だが、果たしてそれほどの器かね? 彼は?
そう、かつてGPを二連覇し、自らを「GOD」と称する自伝をも出版したレミー・ボンヤスキーのような……。
ハワイGPは、マイティ・モー、ポール・スロウィンスキー、ハリッド・ディ・ファウストの三人がエントリーし大混戦の様相。ここにハワイ勢がどの程度絡んでくるか? ペタスを加えた常連組VSハワイ勢という構図が予想されるが、一つでも番狂わせが起きれば面白くなりそうだし、ハリッドとスロウィンスキーが潰しあうようなら、ローが弱点のモーを迎えるペタスにもチャンスが出てきそうだ。
あと一枠は誰かな? サキかパトリック・バリーあたりが出てくれば文句ないが、まあ変な選手かもね。しかしピチュクノフはこっちに出て欲しかったなあ。「堕ちた極真」ペタスを成敗!したら面白かったのだが……。
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