忍者ブログ

                                          堕天使のコロッセオ

<< | 2024/11 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 | >>

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

K-1懐古……ラスベガスが足りねえ

 去年のK-1は決勝大会は凄い盛り上がりでしたね〜。
 しかしね、一興行の盛り上がりだけで騒ぐのは、何か違う気がする。もちろん、盛り上がる方が盛り上がらないよりいいに決まってるんだけどね。

 人気blogランキング参加しています。
 よろしければ御協力下さい。


 谷Pがこぼしてた、開幕戦の「人工的」マッチメイクにより残った8人が争って、結果的に壮絶KOが連発。うん、それはいいんだけど、去年はスタートが開幕戦で、ゴールが決勝という印象しかなかったんですね。溜めがなくて、あれよあれよと言う間に終わってしまった。そこに至るまで、予選のレベルは低く、スーパーファイトもろくになかったから、有力選手の今年の調子も占えず、枠が一つまた一つと埋まるワクワク感もなく、ただ何となくいつもの顔ぶれの16人が揃ってしまった。

 やっぱり予選がないとね〜。中堅クラスをズラリと固めた、シビアなワンデートーナメント。生き残るのはたった一人。これこそがK-1だよ。中でもやっぱり、ラスベガス予選だな。
 あちらは総合ブームだから、アメリカ人がみんな総合行ってしまってるそうだが、またべガス予選が見たい。
 いやねえ、色々問題もありましたよね? パンチの手数重視の判定、妙に厳格なドクター、アメリカ人には露骨に遅いカウント。それ自体どうと言う事もあるし、日本の大会と全然基準が違う、という事も問題。
 でもね……そこがいいんだな〜(笑)。おかげさまで、「日本の人気者」がひいきされるジャッジもないし、そこらへんが相まって、逆にむしろ公平に感じられる。人気者の有力選手でも全然気が抜けない。なにせちょっとの手数で負けにされてしまうかもしれないのだ。フィリオが消えた2001年予選は、ある意味痛快だったね。逆に、その中で勝ち抜いた2005年のグラウベは本当に圧倒的な強さを見せつけてくれたものだ。

 そして、べガス大会では常に衝撃KOもまた生まれ続けてきたではないか! ああ……目を閉じれば思い出すのは、幾度も撃沈されるカーター・ウィリアムス。予選システムの犠牲になり、挑む度にKOされてきたスターになり損ねた男。2004年モー、ウォリス、2005年グラウベ、2006年レコさん……凄絶な被KOの数々。
 そして挑む度に蹴散らされる日本人。常連となり、カーターと幾度も激闘を繰り広げた藤本は言うに及ばず、富平VSスコット・ライティのハイキック相打ちの芸術性は今でも語りぐさ。堀、中迫、そして謙吾……(笑)。もはや全てが懐かしい。

 そして優勝者の顔ぶれも素晴らしかったではないか。最終予選と合わせて毎年二度も開催され、カーターの新星誕生、レミーのフライングハイ、マクドさんの復活戴冠、モーの豪腕爆裂、グラウベの覚醒、カラエフの速射砲が初お目見え、ハリッドの大逆転に、レコさんの再生、ヴィニーのリザーブからの優勝……ドラマが詰まっていた。

 べガス……そこは夢の叶う地。そして同時に人の夢を飲み込む赤い砂漠……。
 日本発日本製のK-1というイベントにとって、このアウェーのスリリングさは絶妙なスパイスになる。「いつもの風景」をちょいと歪めて見せてくれる、世界を感じさせる土地なのだ。
 今年こそ、べガス大会の復活を!

 人気blogランキング参加しています。
 よろしければ御協力下さい。




拍手[4回]

PR
無題
そうですね!

グラウベ、レミー、ルスランなども、ラスベガスで優勝して上がってきてますからねえ。
でも、ラスベガスというとマクドナルドを真っ先に思い出します。

Commented on 2010/01/17 Sunday 08:04:09

by かかとおとし | コメント編集

>かかとおとしさん
まあオランダやパリ程過酷でもなく、でも実力主義ってことで、結構いいバランスだったと思うんですよね〜。
そうですね、べガスと言えばマクドさんがやっぱり象徴的存在ですね〜。デューイー・クーパーなんかも懐かしいです。

Responsed on 2010/01/18 Monday 10:30:50

by ルシフ@管理者

ラスベガスといえば
自分はグラウベを真っ先に連想します。昔はやられ役のような立場で「ベガス大会で通用しないんじゃK-1は無理だろ」とか思ってたら、いつの間にかKOアーティストに変身しちゃって、ベガス大会どころか年末のGPでも活躍しちゃったのには感銘を受けました。マサトじゃないけど「継続は力なり」ですね。
あと、レコが不調時のアーツを豪快にKOしたのも印象的です。

Commented on 2010/01/19 Tuesday 22:28:41

by サムグレ子 | コメント編集

>サムグレ子さん
グラウベはべガスで2000年だかに予選で沈められたんですよね〜w
で、2005年も、僕はクーパーに判定負けすると思ったんですが、圧倒的に勝ったので驚きました。
2002年のレコさんですね! あれも伝説的KOですね。ノリカの「あひゃあ〜!」という叫びが耳に残ってます。

Responsed on 2010/01/22 Friday 03:07:25

by ルシフ@管理者

無題
自分はベガス大会を見たことないんですが、文章読んだだけで興奮しました(笑)
昔は地上波で地方予選が放送されてたんですね!知らんかった。
いや~うらやましいです。

Commented on 2010/02/11 Thursday 23:57:06

by kenken | コメント編集

>kenkenさん
初めまして〜。
おお〜、最近のファンの方ですか? 今でこそ暗黒時代と揶揄される2003〜05のK-1ですが、この時期は予選が充実してたんですよ〜。ベスト16級も容赦なく放り込まれてましたし。年8回(MAX合わせると12回!)テレビ放送されてたんです。実は良い時代でした。

DVDレンタルもあるかと思いますし、探して見てみて下さい。熱いですよ!

Responsed on 2010/02/12 Friday 09:20:04

by ルシフ@管理者

この記事にコメントする







  Vodafone絵文字入力用パレット表示ボタン i-mode絵文字入力用パレット表示ボタン Ezweb絵文字入力用パレット表示ボタン

この記事へのトラックバック




AdminControlMenu: AdminMenu | NewEntry | EditComment | EditTrackback

忍者ブログ [PR]