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2008/12/23『TOUITSU』観戦記

 いや~、この年末のビッグイベントと言えばこれですよ~。大晦日なんてもう適当でいいや(笑)。

 十年ぶりぐらいの神戸……いやもっとか? 考えてみれば、震災以降一度も行ってないような気がする……。
 JR東西線で楽々行けてしまうんだよなあ。

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 そんなこんなで、久しぶりの神戸。三宮で下りて、ラーメンでも食っておこうとぶらぶらする。昔はよく来たんだよなあ。祖母も健在だったし、もちろん父も元気だった。一人で神戸を歩き回るなんてのが、よく考えたら初めてで……こんな小さな街だったかな……。ふっ、どうして年末ってのはこんな感傷的になるのかな。

 さて、ポートライナーに乗ってワールド記念ホールまでやってきたが、開場は15時なのに、ついたのが14時8分(笑)。初めてだからって、ちょっと余裕みて来すぎた。悪い癖だなあ。いっつもいっつも早く来てしまう、これは治した方がいいよね。仕方ないからちょっとブラブラして時間つぶしするか……でもここらへん、何もないんだよなあ。人影さえまばらで……。
 溜め息をつきながら、相変わらず川本真琴をガンガンに鳴らしながらホール沿いにぶらぶら歩き始めたところ、前方から見覚えのある人影が一人……。

 おおっ、そちらから歩いてくるのは、

「(11月の全日本キックで、壮絶な塩試合をやらかしたばっかりの、K-1MAXにも出てる『テコンドードラゴン』)尾崎選手ですよね!」

 はいっ、速攻で声かけました。おかしいな、オレはもう少しシャイな人間だと思ってたんだけど……で、今日はなんか朝からテンション低かったように思ったんだけど……気のせいだったのかな……。

オレ
「今日はセコンドですか?」

尾崎選手
「あ、はい、うちのチームのみんな、応援して下さい」

オレ
「はいっ! 梶原選手、応援してますんで!」

とか何とかいいながら握手。まあ特に黒田が勝てばいいとも思ってなかったので、これぐらいは嘘とは言えないだろう。いやあ、でもラッキーだなあ。早く来るのも悪くないね(笑)。が、これが後でちょっとした不安を呼ぶんだが……。

 駅前に戻って、ホテルのロビー(喫茶ではない)で本読んで時間つぶし。戻って3時ちょうどに開場。グッズなんてものはないが、一冊1000円のパンフを、自分用とジムへのおみやげのために2冊購入。

 席についてみると……おお、近い! スタンド席最前列だけど、アリーナの真後ろで、階段一段分高いだけ。大阪城ホールみたいなのを想像してたけど、全然違うよ。これ、アリーナの角度悪いとこに比べても、かなり近いんじゃね? 超ラッキー~! 通路際だったので、片側は空いてて楽だし、隣に座ったのは……ん? 子供が一人? 中学生? なぜ?

 パンフとノート、シャーペンを出して、メモ取りの準備。この日に備えて、関東の観戦の達人ことMr.Y氏にメモ取りの極意を伝授してもらっていたのだ。ふっふっふ、怖いぐらい準備万端だぜ。いや、デジカメは忘れたけど(笑)。

 まずはオープニング。

▼オープニングマッチ第1試合 70kg以下契約 3分3R延長なし(ヒジなし)

JIRO(日進会館/第6回グローブ空手道選手権播州杯中量級3位)

VS

甲斐直樹(正道会館/R.I.S.E. KAMINARIMON TOURNAMENT’07準優勝)


 JIROは蹴り主体。甲斐はRISE出身らしく、回転の速いコンビネーション。前蹴りもものともせず詰めて、ボディも狙う。1ラウンド終盤から、早くもガード落ちてるJIRO。なぜか1ラウンド終了時のゴングが聞こえず(笑)。
 右ストレートをガンガンにもらうJIRO。2ラウンドはなんとか自分の距離にし、膝で反撃するがローも効いてしまっている。
 3ラウンド、どちらもスタミナ切れの様相だが、全然ガードの低さが修正されないJIROに、立て続けに甲斐の右ストレート。
 1ラウンドは甲斐、2と3はやや甲斐かイーブンかな。しかし判定は二者が30-28だったものの、一人はドロー。な・ぜ。


▼オープニングマッチ第2試合 60kg以下契約 3分3R延長なし(ヒジなし)

一刀(日進会館/第9回グローブ空手道選手権播州杯中量級優勝)

VS

島村晃司(チームドラゴン/新空手2008年K-2グランプリ軽中量級準優勝)


 おお、この選手もチードラの選手なんですな。尾崎がセコンドについてるじゃん。まあああいった手前、応援するとしよう。

 先手を取ったのは島村、まずはミドルを飛ばす。距離の探り合い、さらに蹴りを……と思ったその瞬間、一刀が飛び込んでの右ストレート! その名の通り、一撃! ぶっ倒れてカウント3まで数えたところで、こりゃ無理だと思ったが、一応10まで数えられた(笑)。
 あ~あ、チードラ負けちゃったよ。応援する間もなくやられたね。


▼トーナメント リザーブマッチ 62kg以下契約 3分3R延長1R(ヒジなし)

河野雄大(武勇会/マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟/MA日本ライト級王者)

VS

末広智明(大道塾吉祥寺支部/R.I.S.E. FLASH to CRUSH TOURNAMENT’07準優勝)


 ちょっと時間置いて本戦スタート。
 パンチで前に出る末広に、ミドルで距離を取る河野。ここも肘なしで、なんか首相撲が「3秒」らしいんだが、こうなるとRISEルールでやってる末広が断然有利か。
 ちょっとトリッキーな動きを見せる末広が、2ラウンドからパンチの手数を増やし、左ミドルもクリーンヒットさせる。河野は口も開いて、組み付きが多くなる。
 ガード下がってる河野に、末広のパンチがこつこつヒット。ミドルもキャッチで防ぐしかないが、押されてる印象。
 判定は当然、末広。うーん、これは凡戦だったなあ。


▼第2試合 トーナメント1回戦 62kg以下契約 3分3R延長1R(ヒジなし)

吉本光志(AJ/全日本キックボクシング連盟/IKMF東洋ライト級王者)

VS

赤十字竜(キング/ニュージャパンキックボクシング連盟/NJKFスーパーフェザー級王者)



 いよいよトーナメントの本戦。しかし、やっぱこの8人がオープニングで並ぶ光景は、ちょっと異様なものがあったよ。
 青コーナーなのに赤十字とはこれいかに……しかも「せき」じゃなくて「あか」なのか……。
 右ハイ、左ミドルと飛ばす赤十字。綺麗なフォーム。コンビネーションも切れてて、吉本はやや面食らったか様子見か。前に出てややがちゃがちゃと組み合うような感じになるが、赤十字が離れ際にうまく距離をキープして技を当てる。吉本は圧力をいなされてる。
 うまいなあ、こりゃ番狂わせもあるんじゃない?
 ペースを変えたい吉本が、2ラウンド、前に出る。圧力を強め、パンチもヒット。しかし赤十字も気の強さを見せ、膝で反撃。組んでも負けてない。
 しかしかなりもらってるはずの吉本が全然ペースを落とさず、3ラウンドも前進。これだけ押されてスタミナも尽きてきたか、赤十字は攻撃が雑に。吉本はコンビネーションをハイまでつなげるようになり、優勢に。
 30−29、29−29、29−29、赤十字に一票入ったがドロー。1、3と分け合ったらこうなるよなあ。妥当。
 延長では、吉本ペース。もう手数では完全に圧倒。赤十字も意地で右ストレート当てるが、終了間際に吉本がハイキックを当て、勝負を決定づける。
 延長は三者10−9で吉本。
 いやあ、えげつない消耗戦だった。そして思惑通り?それを制した吉本。赤十字もいい選手だと思ったが、見事に飲み込まれた。
 引き上げる赤コーナー側の選手が目の前を通るじゃないか! すごいすごい。しかしみんなまだ次戦があるから、笑顔でハイタッチって雰囲気じゃないよ(笑)。


▼第3試合 トーナメント1回戦 62kg以下契約 3分3R延長1R(ヒジなし)

梶原龍児(チームドラゴン/K-1推薦/WFCA世界ライト級王者)

VS

黒田アキヒロ(フォルテス渋谷/J-NETWORK/J-NETWORKライト級王者)


 いやあ、尾崎選手に約束した手前、梶原を応援せねばならん。しかし、実は奴のアウトボクスがいまいち好きになれんのだが……。
 ちょっとオーバーアクション気味に誘う梶原。黒田は前進してロー狙い。梶原は蹴り少ないが、リーチ差を活かしてパンチ当てる。速い。左フックとか、黒田は見えてない。しかし、ブロッキングというかなんかわちゃわちゃした手の動きで防ぎ、ローの距離をキープ。これは後半効いてくるか。
 2ラウンド、黒田がパンチも振って前に。右ローが走ってる。梶原は徐々に距離を詰められてる。パンチが当たりそうで当たらない。つうか、なんだ、あのわちゃわちゃしたディフェンスは……? しかし最後に右ローまでつなげるのが徹底している。
 3ラウンド、完全にコーナーまで詰められるようになった梶原。おいおい、アウトボクシングが完全に潰されたよ。ほとんど乱打戦みたくなってきた。黒田はアッパーから右ローまでつなげ、わちゃわちゃディフェンスで打ち合いも互角。ロー効いてる。
 これはもしや……と思ったら、判定30ー29、30ー30、30−29で黒田。
 おおおおおおおお〜、来た来た。K-1代表、屈辱の初戦敗退。しかし見事に潰されたね……こりゃあれだな、アウトボクサー崩しの作戦だったのだな。
 あ〜あ、またチードラ負けちゃったよ。ここでちょっと不安になったのは、オレが尾崎と握手したせいで、チードラに何か負のパワーが移ってしまったのでは……ということだな(笑)。これはジンクスにならないといいが……。

 さて、目の前を通り過ぎた黒田選手に拍手して、ふとアリーナの開いてる席辺りを見ると……あれ……なぜうちのジムの代表がここに……?


▼第4試合 トーナメント1回戦 62kg以下契約 3分3R延長1R(ヒジなし)

及川知浩(及川道場/シュートボクシング協会/SB日本スーパーフェザー級王者)

VS

森本達也(日進会館/99J-TOP軽量級ウエイト制トーナメント準優勝)

 及川の応援団が凄い! 子供とか来てるし。
 一人だけ知名度低い感じの森本だが、結構でかい。体格差がすごいよ。及川はローで先制。森本はちょっと固いか、早くもバランスを崩す。及川はジャブローを当て優勢。なんとか手数を出し始める森本。
 未完成佐藤嘉洋という感じの森本だが、2ラウンドは固さも取れたか、長いパンチを延ばし始める。及川はローを当て、さらにパンチも狙うが、パンチの交換になるとリーチ差が響き、手数を出せなくなる。森本は安全な距離からパンチを連打し、近づかせない。もっと及川が圧倒するかと思ったんだが、このリーチ差はやはり脅威。
 3ラウンド、懐に入った及川が右フックを当て優勢。ローとアッパーで突き放す森本だが、終盤はロープ際に詰められて連打浴びる。ハイキックも当たり、ダウン寸前になった当たりも。
 これは及川取った、控えめに見ても3ラウンドだけ取って30ー29、1ラウンドも取っててもおかしくない……と思ったのだが、判定は30ー28、30ー30、30ー30でまさかの延長。ありえね〜! 森本が良かったのは2ラウンドだけで、そこを手数だけ評価して取ったのならわかるが、それなら29ー29、お互い減点なしとかあり得んだろ。
 応援団大ブーイング。延長で怒り心頭といった様子の及川、組んでの膝から飛び膝、右フックを当てて猛攻。しかしここも手数出して粘る森本。悪い選手じゃあない。及川は手数を出し切れず、最後まで苦しんだ。
 三者10ー9で勝者は及川。試合後は抱き合って健闘を称え合い、さわやか。


▼第5試合 トーナメント1回戦 62kg以下契約 3分3R延長1R(ヒジなし)

石井宏樹(藤本/新日本キックボクシング協会/前日本ライト級王者)

VS

壮泰(士道館橋本道場/マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟/MA日本スーパーライト級王者)

 さて、大本命の登場。石井の入場曲、けっこうカッコいいな。なんて曲だ?
 石井のロー速っ! ジャブから左フックが速い! 一瞬、場内がどよめく。しかし壮泰も速い。ジャブに右ストレートをかぶせ、ちょっと石井は嫌な顔。後半、壮泰は目が慣れてきたか。序盤貰ったから、ちょっと石井有利。
 2ラウンド、壮泰は右ハイ、右ストレートを狙うが、石井が紙一重で見切る。ジャブとローの応酬、全ての面でわずかに石井が上回ってるが、決定打はなし。つうか壮泰もこれだったら大健闘だろ。ここまで五分にやりあうとは……。
 最終ラウンド、細かく当てるのは石井だが、壮泰も当て勘良くクリーンヒットをものにする感じ。ローの蹴り合いから、パンチの応酬、最後に打ち合って、お互いヒット。
 判定は、30ー29、30ー30、30ー29で石井。まあ手数はあったし、妥当か。

 いや〜、しかし客席ガラガラ(笑)。これ、間違いなく2000も入ってないよな。最大1万の会場で……。主催者の地元が明石だそうで、だから近い神戸なのか?
 チームドラゴンは上松も来てるな。これ以上、疫病神を移してはいかんから握手とかやめとこう。
 隣の子供は、男の子かと思ってたら女の子だということに今更気づく。
 テレビも入ってて実況が聞こえる。解説は最近キックもちょっとやっているボクシングの徳山。

 代表がやってきて、あれこれ。

代表
「何メモ取ってるの?」

オレ
「試合展開ですけど……」

代表
「ほんまにブログ男やな〜」

 なんか電車男みたいで、もてなさそうですからやめて下さい。

代表
「あと何試合あるの? もう帰ろかな」

 どうも付き合いというか、名刺交換とかそんなことで来たらしく、いまいち内容を把握してないらしい。

オレ
「あと四試合ありますよ。神様見て帰りましょうよ!」

代表
「そうやな〜、センチャイ見たいよな」

 こんな話してたら、なんかオレまで準決勝見るのが面倒になってきたような……(笑)。


▼第6試合 トーナメント準決勝 62kg以下契約 3分3R延長1R(ヒジなし)

吉本

VS

黒田

 まあしかし吉本ってテクニックとかない選手だよなあ。またも強引に前進。黒田は右ローで対抗。対角線で引っ掛けるような左フックを振って、これが結構当たる。距離近い。押してるのは吉本だが、もひとつ手数は出てないか。
 2ラウンド、吉本はさらに強引に前進。恐るべきタフネス。膝も突き上げる。しかし黒田もミドルとローをバシバシ当てる。もうドロドロになってきた。吉本はかなりもらってるんだが、倒れない。失速する様子もない。
 3ラウンド、黒田のコンビネーションが全開。フックとアッパーも狙い、ローまでつなげる。それでも前進する吉本だが、よく見ると完全にパンチが死んでる(笑)。もう振ってるだけという手の動き。膝は生きてるが……。リーチ長い梶原とローの距離でやりあえた黒田、ワチャワチャディフェンスで吉本の手打ちパンチを止め、至近距離でも互角以上。つうか、押し返し始めた! 吉本が下がり出した! ありえん!
 黒田が最終取ったかと思ったんだが、30ー29、29ー29、30ー30でドロー。
 延長、吉本はもう膝しか残ってない。黒田はここで首相撲からの崩しを見せ、パンチからローにつなげ手数を出す。が、さすがにそれも落ちてきた……キレもない。吉本の膝か、黒田のローか、どっちを取るか非常に微妙。
 10ー9、9ー10、10ー9。2対1で黒田! いやあ……えげつない消耗戦だったなあ。しかし梶原のアウトボクシングを封じたのに続き、吉本の前進まで止めて押し返してしまった。黒田恐るべし。なぜあのワチャワチャしたディフェンスを誰も突破できないんだ? この試合は、技術の差が出たかな。


▼第7試合 トーナメント準決勝 62kg以下契約 3分3R延長1R(ヒジなし)

及川

VS

石井

 うーん、ようやくビッグマッチが実現した感じ。
 石井は左からローの黄金コンビネーション。しかしちょっと乗ってきたか、アッパーや前蹴りも出し、及川の顎を上げさせる。さらに奥脚へのローが出始めた。速い速い、こりゃ金取れるコンビネーションだ。及川は1ラウンド、まったく手が出ない。
 2ラウンド開始早々、石井の右ストレートで及川尻餅。タイミングもあり、レフェリーは一瞬判断を迷ったが、座ったまま数秒呆然とした及川を見てダウンを宣告。その後も石井が圧倒。左ハイからもう一度左ハイと見せて左ローのコンビネーションが凶悪。
 3ラウンド、及川も右フックを当てて巻き返しを図る。しかし石井は手数を止めず、ジャブ連打からの左ミドル、ワンツーからもう一発ストレートなど、多彩なコンビネーション。及川の右フックが結構当たったので、このラウンドはどうにかイーブンかも?
 30ー28、30ー27、30ー26で石井。ダウンだけのポイントとかあり得ないだろ。まあでも順等。


▼セミファイナル(第8試合) ワンマッチ 65kg以下契約 3分5R(ヒジあり)

センチャイ・ソー・キングスター(タイ/ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者)

VS

ホー・セイウン(韓国/大韓キックボクシング協会ライト級王者、2008KoreaGP65kg級優勝)

 セーンチャイ登場で熱狂してるのは、オレとちょっと離れたとこに座ってた二人連れぐらい(笑)。いや〜、しかしようやく「神」をこの目で見られるのか……と思うと、ちょっと興奮。そして入場が長い。タイのダンスをセコンドと共に踊りながら入場! リング前でのお祈りも長い! 全てが、ムエタイクオリティ。
 身体も凄い。ほんとに58キロなのか? 筋肉がパンパン。脚の太さとか異様。
 さて、入場してコールが行われ、いよいよ開始かと思ってたら、「あの曲」が鳴り始め……えええええええ、ワイクルーやるんですか! いやあこれはやらんと思ってたから、嬉しい驚き。ブーブー言ってる客もいて、レベルの低さに腹が立つ(笑)。おまえら、全員神に謝れ! ここで文句言っていいのは、ヒマそうに待ってる対戦相手だけだ!
 そしてワイクルーを踊り出すセーンチャイだが……いやもう……凄過ぎる……軽く脚を上げたポーズでさえ……全てが違いすぎる! あらゆる動きに一糸の乱れも無駄もない! 鳥の羽ばたきのように両手を動かすのだが、左右の腕がまったく同じリズムで波のようにうねる。鳥肌立ったね!(笑)
 試合開始。出た〜! いきなりのマットに手をついてのカポエラキック! これが噂のあれですか〜。そしてジャンプ前蹴り! いやあ、やっぱり神はわかってる。え〜、正直言って、まわりには全然わかってない客も多かったため、まるでセーンチャイが「僕のために」技を出してるような錯覚さえ覚えました。
 しかしローが二発金的に入ってしまい、2分インターバル。頼むからここで終わらないでくれ! まだあの技とあの技とあの技見てないんだよ!
 再開。自ら殺されに行くセイウン選手の勇気にひたすら拍手。セコンドの支持か、その後一切ローを蹴らなくなったセーンチャイ……(笑)。もう一度カポエラキック……両脚上がった! 嘘だろ!? 一瞬、ほとんど逆立ちになったぞ!? 
 2ラウンド、出た〜空気投げ! セイウンの身体が空中に半回転。シュートポイントつきそうな跳ね上がり具合。ここから攻めがシビアになり、ボディから左ハイ、前蹴りを顔面にも突き刺す。もう全然タイミングがつかめん! しかもセーンチャイはサウスポーなのに、セオリーと反対の左方向へ、関係ねえとばかりに回って行く……ありえん。
 この試合だけ5ラウンドマッチなんだよね。しかし3ラウンド、全ての攻撃をスウェーで見切り、ボディで注意を引きつけた後、パンチを狙ってきたところにカウンターの強烈な肘。ロープ際で左ストレートを叩き込み、さらに右ストレートも追い打ち。これでセイウンはフラフラに。その後でボディストレートの三連打! えげつない音が立て続けに響き、ついに勇気ある韓国人は悶絶! 辛うじて立ち上がり続行……だが、その1秒後に左テンカオがめり込み、再び再び悶絶。すぐにレフェリーが止める。3ラウンド残りは4秒。
 つ、つええとか言うもんじゃない。凄過ぎる……。もう全ての技が芸術。自分で真似したいとかそんな気持ちさえわいてこない。
 ああ……感動だ……来て良かった……これだけで8000円払った価値があったよ(涙)。
 まだまだ余裕っしょ!? このまま石井と決勝戦やって下さいよ(笑)。
 さて決勝……あれっ、代表がいない。ほんとにセーンチャイ見て帰ったのか……(笑)。


▼メインイベント(第9試合) トーナメント決勝戦 62kg以下契約 3分3R延長2R(ヒジあり)

黒田

VS

石井

※優勝300万円、準優勝100万円、3位50万円

 石井は下馬評通りだが、黒田は予想外。石井の入場曲ももう三回目で、なんか欲しくなってきたな……(笑)。
 もうフラフラなんじゃないかと心配された黒田だが、またワチャワチャした手の動きで前進。石井はフックを振るい……右肘! これが直撃し、黒田はばったり。ついに、ついにワチャワチャディフェンスが破られた。立ち上がった黒田に石井はなおも襲いかかり、お互いスタイルが似てて噛み合うだけに技が当たりまくる。
 しかし肘を振り回す石井は、準決勝までとは別人だ。
 2ラウンド、コンビネーションの応酬では必ずローで上回ってきた黒田だが、ここでは肘までつなげる石井に押し負ける。それでもローとアッパーで食い下がる黒田。石井はパンチも冴え、ローもまだまだ走ってる。が、その距離から一歩も引かない黒田。
 最終ラウンド。逆転を狙って前に出る黒田に、石井が容赦なく肘。ゴツンて音したんだけど……でも黒田は倒れない。石井の人が変わったような猛攻に、しかし黒田は前進し続ける。かなり入ってるんだが……。タフ過ぎる。いや……梶原戦で追いつめたのは作戦、吉本戦で押し返したのは技術、僕はそう書いたが……違った。これは……意志だ。闘志だ。心だ。実力、消耗度、ポイントの差は明らか。それでも前に出続ける黒田。凄い。凄い選手だ。
 判定は、30ー27、30ー26、30ー27。当然石井。やはりと言う感じだったが、レベルが違いすぎた。ほぼK-1ルールという状態の準決勝までの戦いが嘘のように、決勝では圧倒的な強さ。それに抵抗し続けた黒田の粘りも光った。

 閉会式ではなぜか吉澤ひとみのインタビュー。終了後、リング上で男泣きした黒田だったが、それについて振られて「目から汗が出たんです」と答えていた。いやあ、お約束通りの答えだが、やっぱ男はそうじゃないとなあ。

 さて、やっぱり問題は、決勝だけルール違うというのが一番だな。石井の明らかに別人な強さにちょっと引いたよ。まあせめて4人制にすべきで、出来れば小会場で三回にわけてやるのがベストだよなあ。
 つうか、ほんとにガラガラすぎ! 演出はK-1ばりだったが、テレビ入ってもカメラのやり場に困るよ。で、こんだけアリーナも開いてるんだから、スタンドからも移動させてくれれば良かったのに(笑)。
 で、応援団も及川だけはすごかったんだが、他は全然で(笑)。いやあ、盛り上がってなかったなあ。まあオレは全然そんなこと関係なく楽しんでしまう方なんだが、それにしてもねえ。
 さあこのイベント、今後は続くのか否か?

 終了後、再び三宮に舞い戻り、ビールと餃子で夕食。神戸の夜ってちょっと特別……。まあ良かったのは判定ばかりだったにも関わらず、8時半には終わったことか。

 さて、次の生観戦は……2月のMAXかな?

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無題
試合詳細、ありがとうございます。ここは偏見がないので気分良く読めますわ。
いいカードの割には観客少なかったなんて・・関西は選手もファン層も薄いんですかね。

関西人の私はMAXも大阪でやって欲しいのに。

Commented on 2008/12/26 Friday 20:22:47

by ラビット | コメント編集

>ラビットさん
>ここは偏見がないので気分良く読めますわ。

ははっ、これは最高の褒め言葉です。
ありがとうございます。

やっぱりキックは、各選手の地元の応援団が集まらないと、なかなか集客できないようですね。
おまけに、関東の選手揃いでしたし、アクセスも悪い場所でしたし……。
大阪でも府立体育館あたりでやってくれたら、もう少し違ったでしょうし、リザーブやワンマッチで地元選手をもっと起用してもよかったように思います。

MAX、関西で見たいですよね〜。今年のベスト16はそろそろじゃないか?と密かに期待してます。またDREAMだけかな……。

Responsed on 2008/12/26 Friday 22:54:09

by ルシフ@管理者

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