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過去ログ HEROSその4

さらば、金子賢。素人路線の行く末は?

金子賢「選手」(笑)が、ついに俳優業への復帰を決意。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070220-00000046-nks-ent


飛ばし記事の可能性もあるが、俳優復帰が本当なら、どのみち格闘技に割かれる時間は減ることになる。事実上、次戦はないと言って構うまい。



とりあえず喜ばしいと言っておこう。金子は他競技で実績を積んだいわゆる「アスリート」でない、本当のずぶの素人が、一年足らずの練習でいきなり格闘技をやって通用するか、という試金石であった。もし成功してしまったなら、それは参戦を許したPRIDE、あるいはHEROSの権威を粉々に破壊することになったはずだ。だが金子は、中堅クラスであるベネット、体格に劣る所、総合経験のないアンディ・オロゴンにさえ勝つことが出来なかった。結果論だが、QEDだ。「俳優」は日本格闘技界のトップには通用しない。

あるいは、彼もまたアマチュアから試合経験を積めば、身の丈にあった対戦相手と最初から戦っていれば、数百人規模の会場で試合していれば、もしかしたら結果を残せたのかもしれない。だが、視聴率を求めたフジ、あるいはTBSはそんな舞台を用意はしなかった。それをもって彼を「犠牲者」であるとは言わない。金子が憧れたのは、底辺から歯を食いしばって這い上がる者のみの持つ強さだったろうか? 彼はそういった強さを求めて格闘家の道を志したのだろうか? 否、桜庭や魔裟斗のような、すでに這い上がり切った者が得た強さ、格好良さ、名声……そういった物に憧れただけではなかっただろうか。一つのイベントを肉体一つで大きくしてきた者たちの輝きに触れたことで、彼らと同じ舞台に立てばその輝きをまとえると、そう勘違いしただけではなかったか。

金子賢もまた、今や英雄、スターと呼ばれるようになった者の真の苦悩を理解せず、その上辺の部分の輝きだけに魅せられた、「格闘技バブル」に踊らされた愚か者の一人にすぎなかったのだ。真の勝利の意味も知らず、ただ華やかな結果だけを求めたモンスター「ヌルヌル」秋山と同じように……。

一年半の挑戦を終えた金子の肉体は、ベネットらに充分に手心を加えられたにも関わらず、打ちのめされた。三戦三敗という惨めな結果は、他のバブルに踊らされた「素人」に、二の足を踏ませるには充分だろう。ましてや、他競技での「トップアスリート」(笑)であった曙(苦笑)、若翔洋(爆笑)、戦闘竜(失笑)、ランディ・キム(冷笑)なども無惨に沈んでいる現状、中村紀洋の判断は、まことに正しかったと言える。よそでダメになったからこっちで……そんな簡単な世界ではないのだ。
PRIDEは地上派を失い、HEROSも「ヌルヌル事件」でスポンサー離れを起こしている。バブルは弾け、「金になる」という判断で参入してくる人間は、徐々に減ってくることだろう。だが、地上波のため、視聴率のため……今後、格闘技界がそれらの目的のために、逆にそういう、格闘技に対する「魂」を持たない人間にしがみつくことは、絶対にあってはならない。

次に現れる「素人」は誰か? いずれ淘汰はされるだろう。魂のない人間の行動は、格闘技を愛する者の心には決して届かないのだから。だが、その心に届かない戦いでリングが埋め尽くされる日のないことを祈る?
2007/3/12 HEROS 所VS永田決定。 

一昨年の大晦日に流れたカード。
まさか、これがメインか!?(汗)

http://gbring.com/sokuho/news/2007_02/0216_heros.htm


 

昨年大晦日、株を上げた者同士の対戦。
永田さんは勝村を打撃で粉砕。タックル、テイクダウンに頼らぬ戦い方を身につけ、総合格闘家としてかなり伸びている印象。所とは、当然体格差があるが、ミドル級でやる以上はやむをえないだろう。下になってもうるさい所に対し、普通に立って戦ってくる可能性は高いだろうし、一昨年やっていた場合よりは面白くなるに違いない。
70キロ契約で戦う以上、所はほとんどのケースで体格差のある相手との対戦を強いられるはず。どのみち、この相手を超えないとカルバンはおろかマンバやメンジヴァーにも、何度やっても勝てないだろう。
ライトヘビーは軸がなく、ミドルはKID不在、須藤引退。宇野、宮田、所、永田あたりでどこまで回せるか。王者カルバンはもちろんだが、外国人のエース級がもっと出て来ないと、勝負論も盛り上がってこない。他のカードも、相当難航しそうだが……。

アメリカ大会に関しては、別にほどほどの結果が出れば充分ではないか。日本での基盤を固める方が先だし、あまり無理をする必要はないだろう。ラスベガスでの開催には、HEROSルールは問題なかろうし、K-1でのノウハウもある。ここで成功しなければ後がない、という大会でもなかろう。とりあえず、ホイスとレスナーという二大看板がどれだけ金を取れるのか、という試金石にはなるか。

日清もスポンサーから降りたそうだし、秋山事件の爪痕はまだまだ大きい。
こういう時に打ち上げ花火でごまかそうとしても、デフレスパイラルに陥るばかりだろう。たとえ駒がなくとも、規模を縮小してでも地に足をつけた興行をしてほしい。


「モンスター」秋山成勲 

事件から二十数日経過、GONG格闘技のインタビュー記事を経て、ようやくすべてのピースが出揃った感あり。不透明だった全容がついに見えてきた……そう言って構うまい。

 

人の心を欠いた「モンスター」。人間ではない「怪物」。ゴン格の茂田氏の記事から読み取れるのは、松山編集長が「我々メディアが作った」と言い切っているにも関わらず、その産物である秋山を「理解不能」として描き出す内容だった。

「狂ったように殴り掛かる」

和田レフェリーのインタビューの際のこの表現ひとつを取っても、それは明白だ。これが試合のレポートなら、このような表現は決して用いられなかっただろう。筆者は「反則行為を犯した」「怪物」に相応しい表現をここで用いた。「心の声」が聞こえないという表現にも、同じものを感じる。表面上は真摯な言葉で取り繕っているが、その内部の人間性は見えて来ない。……見えないからこそ疑われる。

対比する形で、山田トレーナー、和田レフェリー両氏の「心の声」を細密に描き出す。二人の人間の傷付いた様を露にすることで、「怪物」の「裏切り」という罪を暴く。

柔道時代に繰り返した、すべる柔道着。プロ転向後の、実力の劣る相手に対しても確実に勝ちを狙うスタイル。打撃の強化などに見られる貪欲な技術の向上。そして、試合前に塗られたクリーム。すべては「勝利」のため。韓国と日本の挟間で居場所を求めて彷徨い、ようやく得た安息の地で、またそれを失ってしまうかもしれない「恐怖」のため。

はっきりとは書かないまでも記事を通してクリームを「故意」と断罪し、彼の「心の声」を聞きたい。と締めくくる。谷Pの「これで秋山君も変わってくれると思いますよ」という声が虚しく響く……。

非常によく出来た記事だ。ストーリーとしても破綻がないし、彼を囲む人々、山田トレーナー、和田レフェリー、谷川Pの「甘さ」を敢えて吐き出させることで、秋山の精神の暗黒を浮き彫りにしてみせた。「勝ちゃいいんだよ」精神、総合格闘技というジャンルへの愛情の欠落、平然とルールを無視する厚顔さ、証拠を突き付けられるまで頬被りをし続ける狡さ……。すべて露骨な表現抜きで描き出している。
たしかに、カメラが回っている前で平然とクリームを塗る神経には、なにか常人とも思えないものを感じる。弁護士は「これが故意ならただのバカだ」と言ったそうだが、バカと言うよりは「感覚の鈍磨」だったのではないか、と思う。人はすぐに慣れる。一度こっそりと少量塗ったクリームは、ばれなければすぐに量も増えて行く。塗るタイミング、場所、そういったものもより大胆になっていく。今度もばれるはずがない、という考え方を通り越して、ばれることさえ思い付かなくなっていく。まして主催者、レフェリー側が今までをあまりにあっけなく見逃していたら? それはもはや、塗って当然の儀式と化していたのではないか。それが卑怯な手段だとは思いもしない。彼とて必死なのだ……。
想像すると、ぞっとするものがある。秋山とて、最初は躊躇いがあっただろう。だが、勝つためにそれを振り切った。先達である吉田を模倣するかのように、柔道着を着たり脱いだりを繰り返した。「総合格闘家」なら「桜庭」を尊敬して当然、だから自分も、というポーズを取り続けた。清原やみのもんたと言った有名人との親交を深め、それを試合後のキャラクター付けに利用した。
すべてが空々しい。何もかもが虚構だった。野獣を倒したニューヒ−ローは、ブラウン管の向こうの幻だった。

秋山成勲は怪物だった。かつては人間だったかもしれない。だが、勝利への重圧や、他国籍であることの偏見が徐々に彼を歪めた。彼自身も、その闇と戦ったのだろう。だが、いつしか敗れ、その戦いを放棄し、魂まで食い潰された。勝利のためには反則も辞さない「モンスター」が生まれた。

ここからは私見になる。
秋山が「総合格闘技」というジャンルにとって「怪物」であるという事実は、否定しない。一人の人間に対して「モンスター」という、ある意味差別的にも聞こえる表現を使用することに対して、若干の引っかかりは覚える。が、それも扇情的なレトリックに収まる範囲ではあろう。
だが、記事を書いた茂田氏は、秋山の「心の声」を聞きたい、と書いた。ゴング格闘技は、それを記事として載せた。ならばゴン格という雑誌には、その「心の声」をいつの日か引き出せるように、努力する義務がある。秋山を「モンスター」として断罪した以上、その「モンスター」がなぜ生まれたのか、を追って行く義務がある。そうでなければ今回の記事は、秋山を「怪物」として「蔑視」し、異端者として他の選手とは決定的に違うものとして差別し、臭い物に蓋をする行為に成り下がる。この事件を風化させない、ということは、そういうことではないかと思う。

秋山を切り捨てれば、それで安心なのか?
プロの世界は負けても拍手を贈る……本当にそうか?
桜庭の愛した「総合格闘技」、ひいては立ち技、組み技も含めた「格闘技」の世界……そんなに健全なものなのか?
「ヒーロー」を「モンスター」に変えたのは、そして桜庭という「ロートル」を再び「レジェンド」に戻したのは、彼ら自身なのか?

これらを追求しない限り、第二、第三の「モンスター」は必ず現れる。おそらく、すでに何人もが「怪物」を内に孕んでいるはずだ。それはメディア、審判、選手、主催者、ファンの全てを、いずれ内側から喰らい尽くすだろう。見過ごしてはならない。



秋山失格! 疑惑のヌルヌルはスキンクリーム。 

「真相」の発表。これで事態は沈静化に向かうのか?

http://gbring.com/sokuho/news/2007_01/0111_k-1.htm

 

ベルナルドVSバンナの試合結果、魔裟斗VSブアカーオの延長問題、武蔵VSボンヤスキーの延長問題、バンナVSボンヤスキーの判定問題などなど、K-1陣営はこれまで数々の問題に対し、判定の検証や裁定の変更を行ってきた。で、今回もそれと同じことをまたしたわけだ。

クリームを塗るのは反則で、それを行ったため、秋山は失格。今回で片付いた問題はこれ一つであることも認識しておかねばならない。レフェリー陣にも処分が下されるようだが、クリームを見逃したチェックのずさんさの問題は残る(さすがに今後表立ってやる奴はいなくなるだろうが、それは別の話だ)。
それとは別に、遅かったストップの問題は依然として残る。リング上のレフェリーが試合を止められない「桜庭ルール」の問題も残る。また、「過失」と認定されたものの実際は杳として知れない秋山の意図……本当に故意ではなかったのか? イベントの軸となるべき王者の信用問題に打ち込まれた楔は、致命的なまでに大きい。
競技としての正当性を守るためには、まだまだ解決しなければならない問題が山積みだ。

つうか……やっぱコミッションないとダメだな……馬鹿馬鹿しくなってきた……。

まあグローブに関しては白と断定しても構うまい。バンテージの巻き方一つで、グローブの膨らみなんていくらでも変わるでしょう。それなりに良識もあり、内容も面白いと思っていたブログが、メリケンサックの画像を重ねていたのには唖然とした。匿名の意見と違い、仮にもブログをやって情報を発信している人間は、それに対して大きな責任を負っていることを忘れてはならない。2chがダメなのではなく、そうでないところが2ch並になることが、もっとも危険なのだが……。当方も気をつけたいところだ。モラルは格闘家だけの問題ではない。


2006/12/31 『Dynamite!!』 12カード決定。 

さて、これで12カード。全部決まりかな?

http://gbring.com/sokuho/news/2006_12/1226_k-1.htm

▼HERO'Sルール
石澤常光(フリー)
VS
金泰泳(正道会館)

▼K-1ルール
バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
VS
ニコラス・ペタス(デンマーク/ザ・スピリット・ジム)

▼HERO’Sルール 5分3R
須藤元気(日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ/UFC-JAPAN王者)
VS
ジャクソン・ページ(アメリカ/ジャクソンズ/WEF世界ウェルター級王者)

▼HERO’Sルール 5分3R
チェ・ホンマン(韓国/フリー)
VS
ボビー・オロゴン (ナイジェリア/チームオロゴン)

 

結局のところ、今年はテレビコンテンツとしての位置づけが明白になった感じ。来るところまで来た……というのが現在の印象。これで視聴率が取れなければ、来年は大晦日の放送自体がなくなるかもしれないし、逆に当たればこの路線が延々と続くことになるだろう。
ゴン格のインタビューで、魔裟斗、須藤、KIDなどの今後に賭ける思いなどを読んで、ようやくちょっとテンションが上がってきた。色々と考えていたが、この大晦日という「スペシャル」もしくは「おまけ」の舞台で、勝負論に則したビッグマッチを組むのは、現状では不可能なのではないか?

今年のWGP、MAX、HEROSの各興行はどれもそれなりに過酷な内容になり、潰し合いが展開された。今回出場する人気選手たちは、秋山を除いてその中でことごとく敗北してきている。負けた選手同士での勝負論には、自ずと限界が生じる。そして、勝った選手にしても対戦相手が負けた選手しかおらず、そこにも限界が生まれる。
……各競技、階級の本戦が終了し、すでに今年のストーリーは完結しているのだ。唯一、負傷で流れた秋山VS桜庭がまだ鮮度をとどめている。これにしてもスミルノヴァスとトーナメントの結果を持って、すでに決着はついているという見方もできる。
そして、王者にせよ他の選手にせよ、来年もまた本戦が控えている。速ければ2月には最初の試合がある。トーナメントというシステム上、そこで下手を打てば1年を棒に振ることにもなりかねない。はっきり言って、こんな年末に誰も冒険したくないだろう。

総合、立ち技ともに競技性が高まり、「未知の強豪」「異種格闘技戦」の価値は年々暴落する一方である現状、新規参入選手にも期待できない。

ある意味今年は、選手側の思惑、興行側の思惑、テレビ局の思惑の三者が一致した姿である、と言ってもよさそうだなあ。
勝負論を期待する格オタの思惑はまったく無視されているのだが、これの実現は今のK-1のシステムではどだいムリだ。ようやくそれに気付いた。ちょっと来年の観戦は考え直そう。

簡単に、追加カードの感想。
須藤VSペイジは、総合の選手が総合ルールで対戦するという、ある意味まともな試合だな。実力差はありありだろうが、須藤の状態を考えても番狂わせの可能性は無きにしもあらずか。
ボビーVSホンマンは、色物路線の集大成。しかし、ミスマッチ感がありありで、面白みを感じない。吉鷹弘氏いわく、「誰もテイクダウンできないだろう」というホンマンは、総合ルールでどこまで適正を見せるか。ただ、吉田戦のガードナーの戦法なら、悠々と勝ってしまいそうだ。ボビーが踏みつぶされるところを見たいが。
金VS石澤……どうでもよし。
ハリVSペタスは……これが一番楽しみだ(笑)。キックルールでも復帰していたペタスさんが、これでいよいよK-1本戦に復活か? 来年のアジア、ジャパン予選を底上げしてくれる人材だけに、大いに期待。中年VS若年、バッドボーイVSジェントルマン、そして意地と意地……。来年に当たることはなさそうなだけに、ここで見られるのは歓迎だな。


2006/12/31 『Dynamite!!』山本KID参戦。 

http://www.k-1.co.jp/hero-s/01herosnews/20061211/20061211.html

オリンピックを目指すKIDさんの参戦も決定。

山本“KID”徳郁(KILLER BEE/初代ミドル級王者)
VS
イストバン・マヨロシュ(ハンガリー/レスリングアテネ五輪55kg優勝)

 

まあこれは藤田VSイブラヒムぐらいの期待度はあるか。とはいえ、総合ルールならば魔裟斗同様、KIDさんの圧勝となりそうな顔見世試合。
相手の選手の頑張りに期待するしかない。しかしオリンピックのメダリストとはいえ、ハンガリーの人がジャパンの格闘技の急なオファーに対して何を基準にOKしているのか、ぜひとも聞きたいところだ。マネーか、本当になにか自信があるのか、イブラヒムみたいにもう二度と出なくなるのか。
あまりオリンピック挑戦には価値を見いだしていないので、KIDさんには早いとこHEROSに戻ってきてほしい。だからこういう形でも参戦自体は歓迎。でもカルバン戦が見たかったな……。来年以降、いい形で組まれる事に期待。


2006/12/31 『Dynamite!!』 3カード追加。 

バカヤロー! オレがいったいいくらチケットに払ってると思ってるんだ!
いやはや、オドロキのクソカードが三試合!

<HERO’Sルール 5分3R>
曙(日本/チームヨコヅナ)
ジャイアント・シルバ(ブラジル/フリー)

<HERO’Sルール 5分3R>
所 英男(日本/リバーサルジム)
ホイラー・グレイシー(ブラジル/グレイシー・ウマイタ)

<HERO’Sルール 5分3R>
永田克彦(日本/新日本プロレス)
勝村周一朗(日本/勝村道場)

 

PRIDEとの選手交流も順調のようで、良かったですねえ……って良くねえよ! あの戦闘竜を倒し、ヒーリング、小川とも激闘を繰り広げたジャイシルが電撃参戦! 美濃輪にタップさせられたジャイシルと、ホイスにタップさせられた曙。うーん、どっちが下なんだろうね。とにかくこれはひどい。

所……。世間一般の格付けとしても、年齢、体格、知名度、どれをとってもホイス>ホイラーは明白なところだろう。去年より弱い相手持ってきてどうすんの? 須藤元気戦ならHEROS内の日本人のヒエラルキーを決めるカードとしてまったく文句なかったのに……。所に勝たせて盛り上げたいのだろうが、なんとも浅はかなカードである。

永田さんは70キロに落とすそうで、これはどちらも来年HEROSミドル級に出てくるかな。大晦日の前フリになってるHEROSとは逆のパターンで、来年に向けて新しい選手を売り出そうという顔見せ試合。そういう発想は別に否定しない。それも大事なことだろう。
ただ、70キロとしても勝村は体格差がありすぎっしょ? 勝負論としては、上を取ってくる永田さんのつまらない試合をみせられそうだ。

いやあ、やられたなあ。これで五つか……。今のところ、すべて日本人を主軸にしたカードばかりだが、王者級の選手のこれからの参戦はあるのか? 十二試合ぐらいは組んできそうだが……。
なんか予想がつかんねえ。ほんとにKIDさんの試合はあるのか、とか、須藤元気もMAXルールでも危ないんじゃないか、とか。一番普通に見られそうなカードが秋山VS桜庭というのは寒すぎる。ブアカーオ! カルバン! シュルトさん! 頼むから出て……!


2006/12/31 『Dynamite!!』 秋山VS桜庭発表! 

http://www.k-1.co.jp/hero-s/01herosnews/20061023/20061023.html

一度組まれたはずのカード……だが、秋山が王者となった今では多少、意味合いも変わってくるか。箔がついた、という意味では興行側からは最高の流れだろう。

 

ただ、一昨年の魔裟斗VS山本KIDのような期待感は正直薄い。仮にも「王者」である秋山がリング上から「挑戦」するというのは、違和感を拭えないし、桜庭側にも闘争心やライバル意識が感じられない。桜庭にホイスのような怨念剥き出しのメンタリティを求めても無理だろうが……(笑)。
スポーツとしての文脈は何もないし、選手同士のライバル意識や因縁、バックボーンにおける思想対立もない。単にビッグネーム同士をくっつけただけ、という座りの悪さはどうも否めない。

強いて言うなら、選手生活の終焉の近い桜庭に、新王者が引導を渡すか……という昨年のホーストVSシュルトのようなテーマだが……桜庭はいくら負けても怪我しても、まだまだズルズルと出続けるんではないか、という危惧もあり、これまた乗れない。おそらく主催者側もそういった仕掛けはしてこないだろう。
ただ、それでも「桜庭引退ロード」という見方が一番収まりがいいように思う。PRIDEに残っていてはこういう華々しい舞台は、決して用意されなかったであろう。曲がりなりにも現役王者である日本人エースとの、死力を振り絞った激突。かつて「絶対に勝てない」と言われながらも、「絶対王者」と言われPRIDEの象徴となったヴァンダレイ・シウバにこだわり続けた桜庭には、日本人次世代エース不在のPRIDEミドル級、ウェルター級では自尊心を満足させられなかったのではないか。中村、三崎、郷野……そして昨年大晦日の美濃輪戦こそが、彼が自身のプライドを持て余した最大の原因だったのではないか。
さらには唯一、彼がPRIDEで戦いたかった日本人が「時期が来たら」と避け続けている理由も、そこから見えてくるようにも思える。これに関しては来年の大晦日あたりか……?

桜庭が、秋山が王者となり大晦日に自分と戦う、というシナリオまでを描いていたとは思わない。ただ、もはやPRIDEの求める空気感に自分がなじめなくなり、そのようなストーリーが自分の上に描かれることはないであろうことも実感していたのだろう。

HEROS移籍……サクの「選択」の答えは、大晦日に出る。そう断言して構うまい。新王者の前に散り、伝説の終焉を迎えるか。それとも最後の輝きを放ち、自分をないがしろにした者たちへの復讐を果たすのか。ただ、どちらにせよそれは桜庭の望んだことであるように思えて仕方がない……。



2006年大晦日『Dynamite!!』のカードを考えるゾ! 

ふわ〜、『Dynamite!!』のチケットももう買っちゃいまして、すでに上司にも「今年も大晦日、お願いします! お願いします!」と頭を下げているルシフです。
しかし、一つもカードが決まってませんねえ。決まらないうちだからこそ、出来る事もある、ということで、カードや内容を妄想してみましょう。

 

まずは出場選手から。まずK-1関連のイベントは毎年いくつもトーナメントをやってるんで、年ごとに「王者」ってのがたくさん誕生するわけですね。どんどん増えていくわけで。それをズラリと並べれば、それだけでもうメンバーは揃ったも同然なんですよ。
取りあえず、今年の「現王者」。

MAX
ブアカーオ

HEROS
カルバン
秋山

K−1WGP


それに加えて、昨年までの王者。

MAX
クラウス、魔裟斗、サワー

HEROS
KID

K-1WGP
アーツ、ホースト、ボンヤスキー、シュルト

これにそれなりの相手をぶつけまくるだけで、もうお腹一杯なんですが……。

次に、知名度だけの完全なる視聴率要員。

ボビー・オロゴン、アンディ・オロゴン、金子賢、曙、角田

続いて、多かれ少なかれ実力はあるものの王者ではなく、なおかつ人気もある選手。

須藤、所、宇野、桜庭、ホイス、バンナ、セフォー、武蔵、ホンマン

うーん、もうこれを組み合わせるだけでいいんじゃないかという気がするんですよね。

今年のK−1王者VSシュルト
バンナVSセフォー
武蔵VSホンマン
アーツVSボンヤスキー

ホースト引退セレモ二ー

魔裟斗VSブアカーオ
サワーVSクラウス

桜庭VS秋山
KIDVS所
須藤VSカルバン
宇野VSホイス
金子賢VSアンディ・オロゴン
角田VSボビー・オロゴン

これで12試合! 機械的に組むとこうなりますねえ(笑)。来年やることがなくなるかも……。
でも実際は、これより遥かに下らないカードが、たくさんたくさん組まれるんでしょうねえ。

2006/10/9 HERO'S 試合感想 

ども〜、開幕戦が終わってから燃え尽き症候群です。
結局、予想もしないまま当日を迎えてしまいました。まああまり総合の記事には期待もされてないと思いますし、ご勘弁を。

目玉選手を欠いて迎えた決勝戦、新たなHEROは誕生したのか?

 

▼第1試合 スーパーファイト 5分2R延長1R
アントニオ・シウバ(ブラジル/FIGHT CO.)
VS
カイシノフ・ゲオルギー(ロシア/マルプロジム)

いやはや、大味そのもので、ゲオルギーは腹もすごい。ペザォンは打撃への反応がいい感じで、実力差は歴然だった。


▼第2試合 スーパーファイト 5分2R延長1R
金子 賢(フリー)72.4kg
VS
所 英男(リバーサル)68.9kg

開始早々、金子がガチャガチャした感じの動きで距離を詰めたのが、素人丸出しだったなあ。きっちりポジションを取ってコントロールした所が圧勝。
所選手のキャラクター的な売りはひたむきなところで、オレはそのさわやかさが嫌い(また言ってるよ)だったのだが、今日は初めてアスリートとしての上昇志向とは別種の、労せずして上のヒエラルキーにいる人間を引きずり下ろしてやろう、というマイナスの怨念が発揮された感じ。金子のタップしたい手を自らの脚でブラインドする殺人技を披露したわけだが(絶対間違ってるね)、折るには到らなかった。
しかしやっぱり所の寝技は見応えがあるなあ。大晦日はどうせ出るんだろうが、それなりの相手希望。


▼第3試合 ミドル級トーナメント準決勝 5分2R延長1R
J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム)69.9kg
VS
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル/アタイジジュニア柔術)70.0kg

えええええええ、あのヤヒーラが……! なんとカルバンがフロントチョーク極めて圧勝。いや、つええ。あの殺人パウンドと飛び膝に加えて、この寝技か……。もうKIDさんはオリンピックなんてやめて、帰ってきてこいつと勝負して下さいよ。


▼第4試合 ミドル級トーナメント準決勝 5分2R延長1R
宇野 薫(日本/和術慧舟會東京本部)69.9kg
VS
アイヴァン・メンジバー(カナダ/トリスター)70.0kg

並んでみると体格差がある感じ。寝技を嫌ったメンジヴァー、宇野もスタンドで応戦し、打撃の単調な攻防に終始。特にメンジのボディがら空きの過剰に顔面守ったガードは、見ていて興ざめ。最後にバックを取った宇野は順当な勝利だった。


▼第5試合 ライトヘビー級トーナメント準決勝 1R10分 2R5分 延長1R5分
秋山成勲(日本/フリー)84.5kg
VS
ケスタティス・スミルノヴァス(リトアニア/リングスリトアニア)85kg

ローで下に振っておいて、顔面へのパンチ、ハイキックと、教科書通りの攻め。というか、これをもらってしまうスミルノヴァスっていったい……。秋山の打撃の向上ぶりも目覚ましいが、やはりスミルノヴァスは雑魚だったのか……。リング下の桜庭も、さすがにこれはプライドを傷つけられただろう。


▼第6試合 ライトヘビー級トーナメント準決勝 1R10分 2R5分 延長1R5分
大山峻護(日本/フリー)83.7kg
VS
メルビン・マヌーフ(オランダ/ショータイム) 84.6kg

つ、つええ……。マヌーフ、追い打ちのパンチが、全部大山の顎に吸い込まれてるよ。最後、危うく踏み付けるとこだったが、レフェリーはナイスストップでした。


▼第9試合 スーパーファイト 5分2R延長1R
ドン・フライ(アメリカ/フリー)
VS
キム・ミンス(韓国/リングスコリア)

試合中に聴こえたあのゼーハーゼーハー言う声は、やっぱりドン・フライの呼吸音だったんでしょうか? いやあ、1ラウンド後半から完全にミンスペースで、ようやくミンスも総合格闘家になってきたなあ、と思ってたんですが、脚は相当悪いようだし、スタミナもなかった。今ならムベ様よりは強いかもしれないが、最後のパンチは余計だった。気持ちが強いのはわかるが、気持ちしかない相手に対して相手の長所で対抗するってのは、やっぱり格闘技じゃないわね。


▼第10試合 ミドル級トーナメント決勝 5分2R(延長1R)
宇野
VS
カルバン

次のライトヘビー決勝もそうだが、どちらも決勝で最強最悪の相手が来るってのは、実に健全ですね。不均等な山の並びになってたトーナメントも、頂上まで来たら同じということか。
立ち上がりの宇野はメンジ戦の消耗はさほど感じさせなかったのだが、警戒しすぎたか手が出ず。というか、オレは去年の元気さんのフィッシング戦法を狙ってるのかと思ったよ。カルバンも慎重だったが、勝負所で一気にあのダイビングパウンド! 一発食らったら死ぬね、という猛攻を宇野は防御しきった。それはすごいんだが、なんというか防御したことが「もらわない」という自信につながるのではなく、「次こそもらっちゃうんじゃないか」というマイナス思考に結びつくような、そんな攻撃でしたな。
実況はやたらと宇野のディフェンスの上手さと、カルバンのスタミナのなさを指摘するのだが、まともな選手ならたった10分では切れないだろう。というか、今まで見せたことのない要素が弱点というのだったら、ヤヒーラ戦を打撃で勝ってれば「寝技が弱点」とか言い出したに違いない。
2ラウンド目、カルバンはやや打撃を控え、テイクダウン狙いにスイッチ。ここから切り返せば宇野の望み通りの展開になっただろうが、上を取っても固い。下手したら、このまま5分押さえ込まれてしまうんじゃないかとも心配したぐらい。宇野は凌いでいるが手が出ず、終盤にはバックマウントまで取られた。
1ラウンドは攻勢点でややカルバン、2ラウンドはテイクダウンとポジショニングでカルバン……いや完勝だろう、と思ってたら、一人ドローだった(笑)。
決勝では必殺技は火を噴かなかったが、それにしても強過ぎる。あまりよそのイベントと比べても移籍しそうで不吉だが(笑)、ハンセンあたりとも互角かも。
決勝でこういうオールラウンダーを迎えてしまったのが宇野の不幸か。コンディションの差もあったが、トーナメントという形式を取る以上は仕方ない。個人的には大晦日に決勝という去年のスタイルが好きだったんだが……。


▼第11試合 ライトヘビー級トーナメント決勝 1R10分 2R5分 延長1R5分
秋山
VS
マヌーフ

お互い完璧なコンディションで上がってくるという、文句のつけようのない決勝戦になった。作られたHEROは本物になれるのか、それともミドル級に続き、またも最悪の相手を迎えてしまったつけがここに来るのか?
当然、序盤はマヌーフの猛ラッシュで開幕。秋山はなり振りかまわず逃げまくり、ほとんど捨て身の投げでマウント奪取! しかしマヌーフが恐るべき怪力で立ち上がり、投げようとするが、秋山は腕を取って放さず、そのまま態勢を入れ替えて渾身の腕十字! 伸びた!
メインイベントでのあまりに完璧な勝利。これはリスペクトせざるを得ない。柔道着もフルに使っていて、あそこで離れられたらまた危なかったかもしれないが、チャンスを逃さなかった。雑魚相手の圧勝劇ばかり目立っていたが、そうやって勝ちの経験ばかりを積み重ねる「ゆとり教育」が、初めて大きな成果を上げたわけか。
しかし一昨年から始めたニワカ総合格闘家が優勝し、十年前から続けてきたパイオニア宇野が決勝で力尽きるという構図には、またある種のリアリズムを感じずにはいられないなあ。
次の目標は……吉田が実現できなかったホイス、桜庭越えですかね? 二人が衰えている今、なんなく達成しそう。マヌーフ以上のストライカーは同階級にはそうはいないだろうから、柔術家なんかともやってほしい。
マヌーフも、またワンマッチでガンガン起用してあげてほしいなあ。

さて、あまり期待してなかったんですが、それなりに面白かったです。少しですが、大晦日につながる流れも生まれたかな?
来年こそ、こうグダグダにならず、きっちりしたイベント運営をやっていってほしいものです。


2006/10/9 HERO'S 桜庭欠場! 金子VS所 

http://www.boutreview.com/data/news05/061009heros.html

入院が報じられていた桜庭選手、欠場が正式決定。

 

まずはこう言っておこう。

「無事で良かった……」。

会見の全文を読んでると、色々な意味で言い訳満載で笑える。

「前田さんには報告済み」
「脳ではない。首の持病」

はいはい。しかし今回は大事に到らなくても、先の試合のようなことをやってれば、いつかもっととんでもない人災が起こるだろう。谷Pは「ルールなんてどうでもいい」とか言ってたばちが絶妙のタイミングで当たったわけだが、まだそんなことを言ってられるかな。

桜庭の続けたいという気持ちは尊重したいが、今後のことはきっちり医師の診断に従って決めてもらいたい。大晦日も状態が危険なら無理しないでほしいものだ。

それはそうと、

http://gbring.com/sokuho/news/2006_09/0925_heros.htm

俳優の相手は所に決定!

うーん、もうHEROSに関しては全然興味がなくなってきた。ミドル級はKIDなき今、宇野の頑張りも虚しく、海外勢が台頭していく一方だろう。やがてはMAXのような盛り上がりを見せるかもしれないが、これからその海外勢に立ち向かっていくべき所がこんなお遊びマッチをしていてどうするのか。彼も今年はベスト8にも入れず、今後死にもの狂いに這い上がっていかねばならない立場のはずなのに、俳優に勝利→大晦日というラインがもう保証されている。今年ろくな戦績のない元気さんもそうだが、この競争原理の無さは致命的。こうやってぬるま湯の中にいる「スター」がハングリーな外国人選手に勝ち続けられるわけがない。
そして他の階級のグダグダさに関してはもう……。

まあ見る事は見るだろうが、今後ブログで取り上げる頻度は減るかも。ご了承願いたい。


2006/10/9 HERO'S 「俳優」金子賢参戦! 

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20060919-00000016-spnavi-spo.html

いやいや、視聴率低迷が問題視されていたHEROSですが、大晦日に格闘イベント最高視聴率を獲得したあの男が電撃参戦! これで視聴率問題も解決、イベントも順風満帆ですね。

……んなわきゃねえだろ!

 

リンクしたページの見出しが、

俳優・金子賢、10.9「HERO’S」に電撃参戦!

この「俳優」がついてるということが、そもそも異常なんですなあ。もうやめたんじゃないの? プロ戦績一戦一敗の一選手金子賢でいいっしょ。しかしこの記事自体、色々と突っ込みどころが多いが、面白いのはやはり、

>PRIDEと契約を解消したフジテレビ側からも「金子選手にいいリングを用意してあげてくれ」という打診があり、PRIDEを運営するDSEとの関係も金子によれば「快く送り出してくれた」とのことだ。

この部分かなあ。このフジの「もうウチには関係ないし」という投げやりさ、これはPRIDEとフジの仲直りはないな。で、DSEもこの「快く」云々が本当なら、当面使えない視聴率要員を飼っておくメリットもないということだろう。

>魔裟斗選手をはじめ多くの格闘家から『金子選手は真剣にやっている』という声を聞いた。

ここらあたりもやっちゃった感が強い。男祭り前に練習を見ていたルミナさんが「ついに魂を売ったか」なんてことを言われたものだが、こういうことをやってしまうと、どんどんプロ格闘家の求心力がなくなるんだよ。魔裟斗さんなんかは、これがMAXなら「そんなに甘いもんじゃない」と言うであろうに、HEROSは「まあオレには関係ないし」というスタンスなのか?
日本人は「真剣に」とか「頑張ってる」とかいう言葉に弱いが、そんなものは単に前提条件の一つでしかなく、最大のポイントは、他のプロ選手と肩を並べる実力があるか、ということだろう。せっかくミドル級は強豪外国人の台頭で少し面白くなっているのに、こういう場違いな雑魚を投入しないでほしいものだ。
ま、正直言って、立ち技系の素人同然の選手となら、互角になってしまうかも? ついでに言うと、PRIDEじゃベネットでさえ怒るわけですが、HEROSなら気楽に受けてくれそうな選手もいるだろうねえ、安廣とか。

しかしFEG・TBSの節操のなさ、フジ・DSEの無責任さにもあきれるが、金子賢自身のコウモリっぷりにも笑ってしまう。PRIDE参戦には多くの非難も飛んだが、あの見せ場なしだったベネット戦でさえ「よくやったぞ」と暖かい拍手を贈ったPRIDEファンがいたわけだろう。そういうファンに報いるためにも武士道挑戦試合からやりなおす……という選択肢はないんだろうか。ないんだろうねえ、テレビに出たいんだろうねえ。

私はあまり「ファンのために戦う」なんてスタンスを信用してない。アスリートはまず自己実現ありきで、付加価値として「魅せる」部分を追求する程度のもので、それでいいと思う。だが、自分がファンに対して言った事、して見せた事に対する責任は、最低限取らねばならないだろう。
特に金子の場合は「結果を出して証明する」なんて逃げも打てるような実力が伴っていないのだから……。


2006/8/5 HEROS 試合感想 

いや〜すいませんね、予想もしてませんで。仕事がちょっと忙しくて消耗気味でして、ハイ。
まあ実際のところ、今大会の場当たり的かつしようもないカードと、亀田のクソ判定でまたやる気を失ってたってのもあるんですがね。
あと、休みがないんでトレーニングもさぼってます。
では、ざざっと感想を。

 

▼ミドル級世界最強王者決定トーナメント 2回戦
所 英男(日本/リバーサル)
VS
アイヴァン・メンジバー(カナダ/トリスタージム)

仕事から帰ってきて、ご飯を食べながら視聴。すまんね所くん。しかし今回は久々に持ち味が出た感じで、切れのある動きで関節を狙う。地力ではメンジヴァーが上か、極めさせずにバックを取り、鉄槌を落とす。終盤の腕十字を外して見せたシーンは圧巻。
判定はメンジヴァーだが、好試合で面白かった。所はなんとか面目だけは保った感じか。メンジヴァ−のメガネ姿はステキだ。必見! 次は須藤元気とのメガネ対決が見たい……あ、元気さんは欠場でしたか。


▼ミドル級世界最強王者決定トーナメント 2回戦
高谷裕之(日本/フリー)
VS
J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム)

勝ち上がるとしたら宇野と高谷……そんな予想が大勢を占めていたと思うが、まさかの30秒殺。高谷は試合勘が戻ってなかったのか、これが実力なのか。カルバン、4秒殺にはかなわんが、インパクト充分。いや強い。次はKIDさんとの飛び膝対決を……あ、KIDさんは欠場でしたか。


▼ミドル級世界最強王者決定トーナメント 2回戦
宇野 薫(日本/和術慧舟會東京本部)
VS
ブラックマンバ(インド/フリー)

さて、安廣の結果なんて見えてるし、早くも日本勢最後の砦となった宇野。まあこれは普通に勝つだろ……なんて思ってたら、マンバの膝が直撃! ダウンした宇野にパウンドの連打! ぎゃあああああ、宇野さ〜ん! しかし必死で腕を取ってしがみつく宇野、辛うじて上を取りかえす。四点ポジションがあれば殺されてたのは明白だが、これはHEROSだ。マンバは防御も悪くなく、宇野に極めさせない。
2ラウンドは逆にマンバが上を取る展開。宇野は出血もあり絶体絶命。判定でマンバがもぎ取るかと思われたが、終盤に再度バックを取った宇野が得意の裸絞め! 鮮やかに一本取ってみせた。
大逆転勝利だったが、マンバは総合ならローセンよりも遥かに強かった。相当練習してきた感じもあり、これは続けて見たい選手だ。宇野が生き残り、辛うじてミドル級は外国人天国にならずにすんだ……が、次も苦戦が予想される。


▼ミドル級世界最強王者決定トーナメント 2回戦
安廣一哉(日本/正道会館)
VS
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル/アタイジジュニア柔術)

いや〜問題にならないと思ったけど、やっぱりそうだったか。緊急オファーの前回とは動きが段違いのヤヒーラ、高速タックルを仕掛け、サイドからのチョークで圧勝! 安廣はスーパーファイトからじっくり育てるべき選手。このレベルの違いはいかんともしがたい。

▼スーパーファイト HERO'Sルール5分2R
セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
VS
キム・ミンス(韓国/リングスコリア)

さて、今年試合しすぎのシュルトさんですが……。しかしテイクダウンを取られながらも、下からの関節技で勝つという流れなのに相手が血まみれになってるのはなぜなんだろう。レンガパンチ恐るべし。


▼スーパーファイト HERO'Sルール5分2R延長1R
ドン・フライ(USA/フリー)
VS
山本宜久(日本/フリー)

え!? 放送するの!? 1ラウンド中盤からスタミナ切れを起こしていたっぽい男塾塾長だが、ラウンド終了間際にパンチを当てスリーパーで決めた。う〜ん、山本はベストシェイプだったんだろうが、まあこんなものか。


▼ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント 1回戦
秋山成勲(日本/フリー)
VS
金 泰泳(日本/正道会館)

本日のワーストバウト。秋山は「入った入った」とでも言ってたんでしょうか。吉田VSホイス一回目を彷佛とさせる。

▼ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント 1回戦
メルビン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)
VS
クロースリー・グレイシー(ブラジル/クロースリー・グレイシー柔術)

これはダイジェスト。終始打撃を打ちまくったマヌーフが圧勝。まあ真価は次でしょう。クラウスレイは緊急参戦で気の毒。

▼ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント 1回戦
大山峻護(日本/フリー)
VS
ホドリゴ・グレイシー(ブラジル/チーム ホイス・グレイシー)

これもダイジェスト。いやはや、やはりライトヘビーの1R十分は時期尚早過ぎたか、全然機能していない。とはいえ、この試合が一番互角で一番まともだったんじゃないか……。

▼ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント 1回戦
桜庭和志(日本/フリー)
VS
ケスタティス・スミルノヴァス(リトアニア/リングスリトアニア)

PRIDEファンに悪夢を見せたタイガーマスク姿で登場する桜庭。あくまでこのネタで引っ張るか。そしてケスタティスのこの恰好は……いったい……。
打撃戦で幕を開けたこの試合、いきなり桜庭が顎を打ち抜かれダウン! そしてロープ際でパウンドの嵐! レフェリーストップ、伝説の終焉かと思われたが、なんとドントムーブで再開。関係なく撲殺されるかと思われた桜庭だったが、必死の防戦で立ち上がり、打撃を打ち返す。飛ばし過ぎたケスタティスはズルズルと後退し、最後は腕十字でタップアウト。
結果論で言うと逆転勝ちだが、あの状況でストップしないのはやはりおかしいだろう。桜庭はアローナ戦で主催者の過剰な期待を背負わされ病院送りにされた。もうそんなことが繰り返されないことを祈っていたのに、リングを変えても無惨にも同じ事が繰り返される。PRIDEにノーを突き付けた結果がこれとは、あまりに残酷だ。
個人的には、「ぬるくても安全」なHEROS、という路線にはそれなりに支持する価値があると思っていたのだが、スターに過大な期待をかけ選手を潰す構図は、やはりどこも同じだった。情けない。

ミドル級は今年から参戦の外国人勢が大躍進。KID離脱で幻想も残り、今後MAXのような盛り上がりもあり得ないことではないだろう。だが、ライトヘビーはトーナメントには時期尚早で、選手の駒も揃っていない。期待できそうにない。
PRIDE問題、亀田問題、格闘技は存亡の危機にあるのだ。地上波放送が出来ているFEGは、今こそ襟を正さなければならないのに……。

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