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2008/12/31「Dynamite!! 勇気のチカラ2008」試合感想

 遅くなりましたが、ようやく感想をお届け。ちょっと色々と忙しいので……。
 私事ですが喪中につき、新年のご挨拶は割愛させていただきます。

 全然期待してなかっただけあって、結構面白かったな。
 もちろん数々のお笑いマッチを、それはそれとしてクリアしての話ですけど……。

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▼第1試合 DREAM無差別級

ミノワマン(フリー)

VS

エロール・ジマーマン(スリナム/ゴールデン・グローリー)

 予定調和のお笑いマッチその1。もうこの時点で放送席のギャーギャーぶりにうんざり。「超人ですね!」「勇気のチカラですね!」。ことあるごとに繰り返される、この仕込み台詞には目眩がする。
 そして、今まで何度も何度も繰り返されてきたこのパターンの試合展開にも、もううんざり。最初の打撃にはちょっと面食らった様子のミノワマンだが、きっちり足関節を取って極めた。
 ああ……キム・ミンスさん、帰ってきてこの勘違いごっこ野郎にまた怒りの膝を叩き込んでやってください……。


▼第2試合 K-1甲子園準決勝(62.0kg以下) ※延長3分1Rあり

日下部竜也(中部地区優勝/愛知県立豊田高校/大石道場)

VS

卜部功也(関東地区優勝/千葉県立岬高校/西山道場)


 高1と高3かあ……。漫画とかだと、もう先の見えた高3(まだ若いのに(笑))に天才性溢れた高1が圧勝する、という展開が普通だが、さすがに体格差もありすぎ、そう上手くはいかない。いやね、日下部はほんとに天才だが、卜部がきっちり距離とってパンチも合わせ、うまく封じ込めてしまった。さすがにあんだけパンチが入るとダメージが心配になるが、日下部の闘争心も凄まじい。あんだけやる気剥き出しで前に出るようでは、そりゃあ止められんよな……。少々ふらついてても、頭振る動きでごまかしてしまうし。だからこそ、余計に安全性が心配になるわけだが……。


▼第3試合 K-1甲子園準決勝(62.0kg以下) ※延長3分1Rあり

HIROYA(主催者推薦/セントジョーンズインターナショナルハイスクール/フリー)

VS

嶋田翔太(主催者推薦/西武台高校/島田塾)

 HIROYA動き固っ! 序盤から嶋田ペースで、ストレート系のパンチがうまくささる。しかし、いい感じに当たりすぎたせいか、調子良く散らしていた蹴りの数が減り、徐々にパンチ一辺倒に。合わせる右を得意とするHIROYAが少しずつペースを取り返す。最後は舞台慣れの差が出たか、失速した嶋田を辛うじて振り切る。
 なんだろうね~、この固さは……。どうもタイ修行の成果も感じられないし、身体の差も使えてない感じ。これは優勝にも黄信号か。


▼第4試合 K-1ミドル級(71.0kg以下) ※延長3分1Rあり

佐藤嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー)

VS

アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン オデッサ)

 1ラウンドは見合う展開が続くが、佐藤は奥脚ローをこつこつ当てる。最初っからイヤそうに脚を引いてカットするキシェンコに、谷Pは「効いてますよ!」を出したが、魔裟斗さんは「効いてるようなカットの仕方してて印象悪いけど、まだそんな効いてない」と分析。あれだね、彼も決勝で、簡単にローで倒せると思ってたら、思った程ダメージがなくてがっかりしたりしたんだろうか……。キシェンコ、前蹴りも上手い。
 2ラウンドに入ってペースアップした佐藤、いい感じに奥脚ローは決まり続け、これはディレッキー戦のような展開になるか(実際、オレもそう予想していた)と思ったのだが、たった二発のフックとストレートでキシェンコが形勢をひっくり返す! パンチなげえ~! リーチで他を封じ込めてきたはずの佐藤のスタイルを無効化し、パンチの打ち合いで優位に立つ。組んでは佐藤の身体を転がし、リズムを寸断する。
 3ラウンド、奥脚ローで勝負の佐藤だが、あとは我慢しちまえと開き直ったか、キシェンコは完全にパンチ狙い。後のブログで佐藤は「ブチキレモード」が出なかったと反省したが、カラコダ戦と同じでいいのをもらって心が折れたんじゃないか。
 判定は2-0で、まあ展開からするとこんなもんか。しかしキシェンコ恐るべし、サワーに続き佐藤まで封じ込めてしまうとは……。客は沸いてなかったようだが、どうでもいいや。面白い試合だったなあ。


▼第5試合 DREAMライト級(68.0kg以下)

所 英男(チームゼスト)

VS

中村大介(U-FILE CAMP)

 腕十字狙いで仕掛ける中村に、ポジションを取り返した所も腕を狙いにかかる。しかしこれをディフェンスした中村、流れるような動きでまたも十字。代名詞通り、きっちり一本を取って見せた。やっぱりちょっと体格差もあったが、所は技術戦で完敗か。あそこで所も腕を狙いにいったからこその展開、名勝負が生まれたのは間違いないが、だから所という選手はトップに近づけないんだ、ということかな。
 中村は、70で青木戦とか見たいなあ。ちょっと早いか?



▼第6試合 DREAMウェルター級(80.0kg以下)

坂口征夫(坂口道場)

VS

アンディ・オロゴン(ナイジェリア/フリー)

 出た、名前だけで出てる人たち。パンクラスの前座レベルと総合素人をぶつけてどうするんだ? オープニングファイトあたりで十分だろ。意外と器用だった坂口の下からの仕掛けを、オロゴンが防ぎ切ったのは意外。完全に息の上がった坂口を、オロゴンがアッパーで仕留める。
 なんかレベル的には釣り合って好勝負だったんだが、甲子園並みにここでやる必要のない試合だなあ。


▼第7試合 K-1甲子園決勝(62.0kg以下) ※延長2分1Rあり

HIROYA

VS

卜部

 で、その甲子園の決勝。両者ともパンチ、HIROYAは一発狙い、卜部は手数勝負。さすがにまるで倒れる気配もないし、いやその方が安全で結構なことなんだがね……。延長まで行って、手数で卜部かと思ったんだが、判定HIROYA。何だ、来年まで引っ張りゃいいのに。
 やっぱりこのレベルは、体育館みたいなもっと小さな会場で、応援団のみでやり合ってれば十分でしょう。決勝がディファなり、盛り上がってくれば後楽園、そんなもんでいいんじゃない? 


▼第8試合 DREAMヘビー級(93.1kg以上) 
PRODUCED by DJ OZMA~Featuring ゆでたまご~
キン肉万太郎

VS

ボブ・サップ(アメリカ/チーム・ビースト) 


 今日最大のお笑い試合。いや、これはお笑いで済ませちゃダメだろ。上を取って攻める田中だが、サイドから移行できずパウンドも中途半端で、半泣きのサップに大してダメージも与えられない。キープし続けたものの、ついに跳ね返され、スタンドに戻ったところでサップの大振りフック直撃。なんとマスクがずれて直そうとしたところにもらった。いやあ、昔、中村が道着脱ごうとしてシウバにKOされたことがあったが、主催者にギミックで被せられたマスクが原因で負けるというのはひどすぎる。
 相変わらずぬるい着衣規定も問題なんだが、この最高視聴率を取ったお笑い試合が、今後も許容されるのだろうか。田中はこれからもマスクを被り続けるのだろうか。故意にマスクをずらしてくる対戦相手も出てくるかもしれないし、無防備なところにオープンフィンガーのパンチをもらったら、深刻な事故にもつながらないか。
 いかに主催者に強要されようが、田中は即刻拒否すべき。総合やりたいならよそへ行けばいいし、お笑い試合で深刻なダメージを受けることを望むなら、このままプライドも何もないごっこ遊びを続ければいいだろう。
 だいたいOZUMAとか、大して売れもしなくて引退するくせに、紅白に振られたからって最後の小遣い稼ぎにコネのある格闘技界を選んだ、ただそれだけのことっしょ? 安く見られてるんだよなあ。

▼第9試合 DREAMヘビー級(93.1kg以上)

セーム・シュルト(オランダ/正道会館)

VS

マイティ・モー(アメリカ/フリー) 


 地上派唯一のダイジェスト。さすがはソルトさん、きっちり一本なのに……。ガン・マッギー、キム・ミンスなど、寝技でも仕留めてきてるシュルトさん、なんとなく不器用そうながらもモーを絡めとり、三角で一本。お疲れさまでした。ところでオレは、バンナVSシュルト、モーVSハントの方がいいんじゃないかと思っていたのだが、その場合はシュルトさんVSマヌーフになっていたのだろうか……。


▼第10試合 DREAMウェルター級(80.0kg以下)

桜井“マッハ”速人(マッハ道場)

VS

柴田勝頼(ARMS) 


 プロレスラーにきつい減量を強いても、「お茶を濁している」とは絶対言われないマッハさん。動画流出ばかり話題になってしまったが、エロいのとバカなのは明らかになったと言えど、別に悪い事してるわけじゃないし、いいよなあ。
 さすがに役割を心得ている柴田、いきなりギャンブルに出るが、そこは百戦錬磨のマッハ、きっちり上を取り、そこからは柴田に何もさせない。下からの蹴りにはちょっと面食らったようで、ドクターチェックがかかってればちょっといやな展開だったろうが、キープし続けてパウンド葬。あまり面白い展開にはならなかったが、実績下とはいえ階級も上の相手、まあしようがないか。

▼第11試合 K-1ミドル級(70.0kg以下)

武田幸三(治政館)

VS

川尻達也(T-BLOOD) 


 お、川尻、距離遠い……。先手取ってローも蹴り、すぐ下がる。牽制しつつ飛び込んでのパンチ狙いか? 武田さんはローの距離には詰めていかず、やや出方を見ている。ここで仕掛けた川尻、飛び込んでのパンチラッシュで、まっすぐ下がりながらローを飛ばそうとした武田さんの顎を捉え、まずワンダウン! いやはや、これは作戦ズバリとはまってるじゃん。
 さらに接近してラッシュを仕掛け、ややクリンチ気味のアッパーも連発。これは純K-1なら反則ギリギリだが、今回に限ってはスルーか? 武田さんもカウンターを返し、何発かヒヤリとする空振りも。しかしもう一つローも決まらない。川尻がやっぱりフィジカルを活かして、遠い間合いと至近距離を使い分けてる。
 で、中間距離から飛び膝! 一瞬モーションも見えたし、城戸や全盛期コヒさんの膝に比べると1枚落ちる感じだったが、これをもらってしまうのだから、武田さんの反応も相当落ちている。立ち上がって虚勢を張るが、次のフックでとうとう崩れ落ちた。
 チーム黒船は鈴木悟という大失敗作を送り出し、キック系の対策は怪しいんじゃないかと思ってたが、やはり川尻は物が違った。ロー蹴られるときついという恐怖心が、うまく作用して緻密な作戦を実行させたというところか。しかし予想されたプランでもあったと思うが、武田さん側には一つの対応策もなしか。ロー当てれば勝てると踏んでいたのか。序盤のダウンで狂ったのかもしれないが、谷Pいわくパンチ勝負に行っていたと言うよりも、単にテンパって蹴りを忘れたのではないか。何せ、大舞台慣れということでは、川尻の方が遥かに勝っているのだから……。
 個人的にはこの日のベストバウト。プランの見える試合ってのはやっぱり楽しい。

▼第12試合 K-1無差別級 ※延長3分1Rあり 

バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)

VS

アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー) 


 ククククク、ほうら来たぞ、バダ・ハリよ。抱き合ってキスばかりしているオランダ人だ。なりだけは立派だが、お前の敵ではない。お前は今年、何人沈めてきた? あの演技ばかり達者なフェイク王者も含めれば……そう、6人だよ。何も心配することはない、あの男で7人目だ……。
 さあ、ジャブから入れ。おまえのジャブは誰にも見えない。それからローだ。素人にはカットさえできない。それから右ストレート……ハイキックも入るかもな。いずれにせよ、何でもいい。お前の技はかわせないよ、誰にもな……。
 おや、どうした? 何をもらっている? あせることはない。少し近かったな。大丈夫だ、大して効いていないよ。ほら来るぞ、打ち返せ、打ち合え、ガードごと叩き壊してやれ。なあに、さっきのはまぐれ当たりだ……。
 おっとっと、膝もあったんだったな。おいおい、追い打ちのパンチまでもらってしまってどうする? なに、気にするな。少し待って立ち上がれ。おまえの右なら、いずれにせよ一発で終わらせられるんだよ。
 ん? んんん? どうしたどうした、何を這いつくばっているのだ? まったくしようがない奴だな、私のバダ・ハリ。ショックを受けたか? なあに、気にする事はないさ。何せ急なオファーだったしな。だいたいあの理不尽な処分のせいで、モチベーションも上がらなかったものな。練習もできなかった。本当のお前ならば、あんなでかいだけの素人に負けるはずがないものな……。
 いずれにせよ、気にする事はない。お前はスターだ。主催者どももそれはわかっているさ……。いくらでも機会はあるよ。ベルトを取り返す機会も、オランダ人どもを叩き潰す機会も必ず巡ってくる。だから何も気にする事はない……ほら、いつもの通り、憎まれ口でも叩いてみせろ。気分が良くなっただろう?
 フフフフフ、お前にはこれからも私がついているよ、私のバダ・ハリ。私の王子。

 アリスターのプランも明白で、がっちりガードを上げて距離を詰め、リーチ差を無効にして打たれもろさを突くため、小さなパンチでコンパクトに打ち抜く狙いが見えた試合内容。最初に詰めてきたところで、バダ・ハリはもう少し足を使うべきだったのだろうが、距離感も状況の判断力もなかった。二度目のグラハム戦のような、ジャブや前蹴りを駆使してスタミナを奪って行く作戦を取っていれば、かくも無惨な結果を招く事もなかったろうが、心技体がバラバラではそれもなし得なかった。
 しかアリスターは、かつてPRIDEでリデル相手に優位に進めながらも、ベテランの誘いに乗って沈められたのが今は昔。立場は逆転してスキル差をひっくり返す老獪な戦いぶり。見事としか言いようがない。
 バダ・ハリは今後も心配。主催者が視聴率や集客のために無茶なオファーをするのも問題なのだが、結局彼らにとって選手は消耗品に過ぎない。選手自身やマネージメントが自ら身を守らなくてどうするのか? プロとして、オファーを蹴る勇気も必要だ。そして、蹴らせない構造があるのも、いい加減なんとかしないと本当におしまいだ。


▼第13試合 DREAMヘビー級(93.1kg以上)

ミルコ・クロコップ(クロアチア/チーム・クロコップ)

VS

チェ・ホンマン(韓国/フリー)

 下がりまくるミルコ、のろのろ追うホンマン、いやあ予想された中では最悪の展開。ようやくホンマンが捕まえたが、そこはさすがのミルコさん、差し合いを制して、総合格闘技におけるキャリアの違いを見せつける。ほんとはこんな地味な局面じゃなくて、もっと派手に実力差を見せてほしかったのだが、相当コンディションも良くなかったか。
 ホンマンも無策にローをもらいつづけ、突如バッタリ。12月にセフォーにもかなり蹴られたし、まだダメージがあったか? お互い状態の良くない中、勝つための作戦を冷静に遂行したミルコさん。しかしオーラなし。そして、この巨人相手にいきなり組んで倒しにかかるヒョードルは、やっぱどっかネジが外れてるんだろうなあ。


▼第14試合 K-1無差別級

武蔵(正道会館)

VS

ゲガール・ムサシ(オランダ/team Mousasi/Red Devil International)

 大晦日、砲丸投げとコショー相手というお茶濁しマッチを立て続けに選択し、緩んだ身体をお茶の間にさらし続けてきたタラコ。最近は塩分濃度も下がる一方で、格下はボコる反面、フィジカルに勝る相手には何もさせてもらえない局面も増えてきた。もうSIOの名にはふさわしくない。
 とはいえ、相手は打撃スキルは評価されてるとはいえ、体格遥か下の総合選手。ボクテクでは負けていても、きっちりローから入れば負けることはないだろう……。が、コールされたムサシの97.8キロってのには引いたわ〜。普段、どんだけ落としてるんだよ。
 K−1の会場には、しょっぱいながらも一応武蔵ファンのようなものがいるんだが、今回は大アウェー(笑)。そんな中、正面からの右ストレートで吹っ飛ぶタラコを見た時は、むしろ哀れみのような感情が沸き上がってしまった……。ふっ、いかんいかん。勝負とは非情なものだよ……。すでにリングを去ったホーストのきつい論評を裏付けるように、パンチラッシュを浴びながら膝を返すのみ、ようやく打ち返したパンチは「フッ!」。ああ……笑いすぎて腹痛い。ムサシも2発ぐらい膝入って息詰まったように見えたが、もうおかまいなしで連打連打。スタミナすげえよ。なりふり構わぬクリンチで逃れたタラコに、容赦ないブーイング。イジメのような空気の中、顎にもらいまくって沈んで行く武蔵。旬は……とうに過ぎていた。もう蹴ることさえできず、パンチは「フッ!」。ディフェンスも錆び付き、スピードは鈍り、もう彼には何も残っていなかった。
 本当のムサシは……まだ立っているその男だ。さようなら武蔵、そしてこんにちは森昭生……。


▼第15試合 DREAMヘビー級(93.1kg以上) 

メルヴィン・マヌーフ

VS

マーク・ハント(ニュージーランド/オシアナスーパーファイタージム)

 開始早々飛び込んだハントに、マヌーフの下がりながらの左右のフックが直撃! ハント失神! すげええええええ〜! 超人とかなんとか言ってる人たちはただのごっこ遊びですが、こいつだけは本物の野獣だ。しかしかつて難攻不落言われたハントも、シュルトはしようがないとしても、体重50キロ差の相手にKO負けか……。本来組んではいけない体重差の試合で、とりあえずマヌーフが勝ってよかったものの、こういうのはもう勘弁な。
 しかしハントは、なんであんなに飛び込んだのだろう……。一番危険な距離に、一番やってはいけない入り方で入っていったが……。ジャブからじっくりプレッシャーをかけて行けば、よほど動体視力が錆び付いてない限りあんな致命打をもらうことはなかったろうに。要は舐めてたんだろうなあ。


▼第16試合 DREAMライト級(70.0kg以下)

青木真也(パラエストラ東京)

VS

エディ・アルバレス(アメリカ/エリートXC/ファイト・ファクトリー)

 セミに格上げ。出だしからプレッシャーをかけるアルバレス。あの右ストレート狙うアクション、好きなんだよな。あっという間に青木がコーナーに詰められ、ものすごい緊張感。高田さんばりの尻タップで場内が沸いてるのはなぜだ……? 
 ブレイク後、またプレッシャーをかけるアルバレスだが、ミドルを青木がキャッチ。ここはタイ修行の成果か? もみあってマウントに入りかけたアルバレスだが、立ち上がろうとしたところに右足を青木がキャッチ、そのまま一気に絞り上げて極めた。
 やっぱり、グラウンドでの対応力に難があったか。ハンセン戦から言われてたことだが……。同じような試合展開でも自称超人の方にはありえなかったヒリヒリした緊迫感を、もうちょっと楽しみたかった。最先端対決は青木が制し、北米スタイルを上回る。次はハンセンとの決着戦か?
 ところで、ハンセンは大丈夫なのか……?


▼メインイベント(第18試合) DREAMミドル級(84.0kg以下)

桜庭和志(Laughter7)

VS

田村潔司(U-FILE CAMP)

 片足を取って倒そうとする桜庭を潰し、田村が上を取ってパウンド。で、それがずーっと続いた。細かい鉄槌で腫れて行く桜庭の顔。下からの仕掛けもパターンが限られていて潰され、立つ事もできない。
 2ラウンド、パンチとローでよろめいた姿にはぞっとしたな……。いつでも勝てそうだったのになぜかタックルに行った田村……彼はきっと……あっさりと勝ってしまうことが……同い年のはずなのに見るも無惨に壊れた男を自分の手で本当に壊してしまうことが……怖くなったんじゃないか? 上取ってれば判定で勝てる。もう……それで十分じゃないか? それは情けなんかではない。それは田村がいつもいつもしていること……カッコをつけたのだ。桜庭を破壊してヒールになることを、彼は避けたのだ……。
 解説が、田村の身体の張りや色の艶を褒めたが、それと真逆の事が下になった男に当てはまる事を……きっと誰もが言いかけて言い出さなかったのではないか? ジミー・アンブリッツを「リアル・アメリカン・ヒーロー」と笑いのめした須藤元気なら、そのギャップをいかようにも表現できたのではないだろうか。でも、口に出せない。そこで打ちのめされている男は、笑う事など許されない「神」なのだから。だけどそんな神格化こそが……この普通の人間でしかない男をここまで壊したんじゃないのか?
 桜庭は、何を思ってリングに立っているんだろうか? もはや自分が観客にノスタルジイ以外の何者も提供できていないことを気づいているのだろうか? お客のためということを、彼はよく口にしてきたが、もう自分がそれに値しないことに気づいていないのだろうか? 彼のファンも、総合格闘技自体のファンも、彼のこんな姿を望むだろうか? それでも戦い続けたいというのなら、もはや何も言うまい。それも結局は選手自身が選ぶことなのだ。
 だけど……もう彼に夢を見る事はよそうではないか。

 長かった〜。書いても書いても終わらんのだもんな。しかし、MAXと甲子園、キン肉マンをはぶくと、どことなく男祭りを連想させるコンセプトでカード編成されていることに気づく。タイトルマッチ級の勝負論ガチガチの試合、日本人ビッグネーム対決、超人のお遊びマッチ、スーパーヘビー対決……これらがメインのイベントで、K-1ルールの試合がスパイスと考えれば、けっこう座りが良くなる感じ。やっぱり甲子園とかはここでやるべきじゃないし、キシェンコVS佐藤もMAXでやるのが、お互いのイベントのためだろう。
 まあ大連立もまだ一年、実際こなれてくるのもあと一、二年はかかるかもしれない。さて、来年の大晦日はどうなっているかな?

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