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K-1MAX 過去ログその3

過去ログです。

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K-1MAX 過去ログその2

過去ログです。

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観戦記過去ログ K-1MAX編

2008/4/9 K-1MAX FINAL16 広島観戦記
というわけで、広島へ行って参りました〜。
うっかり駅の反対側のホテルを取ってしまい、グリーンアリーナまでテクシーで45分ほどかかってしまいました。しかも雨だし……。
だらだら歩いて、ようやく会場へ到着。前日に下見までしていたのに道を間違えそうになったことはないしょである……。

席は14列目ということで……なんだあ、SRSとはいえ最後尾じゃないか。これは詐欺ですよ! くそっ、イープラスめ! 去年の決勝の5列目というのは、いったいなんだったんだ? しかし角度的には超見やすかったので、まあよしとしようか。最後尾だから、後ろを気にせずに立てるしな……(明らかに負け惜しみ)。

▼オープニングファイト第1試合 K-1 WORLD YOUTH ルール 3分3R
瀧谷渉太(全日本新武道連盟 桜塾)
VS
ヴィッタリー・リスニアク(ウクライナ)

オープニング開始は5時半頃。はっきりいって「HIROYAなんか目じゃねえ」みたいなことを某所で読んでいたので、瀧谷にはちょいと期待してたんだが……。
なるほど、パンチとコンビネーションの切れはいいものの……首相撲につかまったらなす術なし〜! いや〜さすが新空手というと嫌みだが、K-1ルールだから相手に注意が入るものの、こりゃホームの全日本でやってたら逆に惨敗だべ? いとも容易く回されて転がされ……。
実質、単発のパンチと相手の警告だけで勝った感じ。相手のリスニアクも全然ルールにアジャストしてなかったが、実に等身大の内容だったなあ。


▼オープニングファイト第2試合 K-1ルール3分3R延長1R
山本優弥(日本/全日本キックボクシング連盟/青春塾)
VS
マルフィオ“ザ・ウォーリャータイガー”カノレッティ(ブラジル/シッチマスターロニー)

ヒゲそってなんか若返ってる感じのカノレッティ。しかしどうもキレがなく、左ミドルの切れる山本を捉えきれない。ディフェンスもブロック一辺倒なため、手数の多い山本を捌けず、単発のパンチも膝もがっちりブロックされる。う〜ん、やっぱりピークを過ぎてるのかな。
突破口を見いだすほどの攻撃力はなく、山本が圧倒的な手数で判定勝利。まあ悪くはなかったが、これもオープニングでちょうどいい内容。


ここから本戦。しかし客入りはいまいちだね〜。最終的にも8割ぐらいだったか? まあ地方だしこんなもんか。

▼第1試合 World Championship Tournament FINAL16 K-1ルール3分3R延長1R
ドラゴ(アルメニア/ショータイム/2006世界トーナメント第3位)
VS
GORI(USA/PUREBRED大阪)

ドラゴさんはおなじみダンスで入場。あまり手拍子はなかったけど、僕は頑張りました。すいませんね〜広島の客はノリ悪くて。
なにゆえここにいるのか相変わらず不明なGORIだが、パンチは結構重そうだ。しかしドラゴのブロックも堅く、左右の蹴りとフックで的を絞らせない。とはいえ、ちょっと堅いか緊張してるのか、スロースタート。1ラウンド終了前には左のパンチをねじ込み、ふらつかせる。
2ラウンド、危ない距離には入らず、GORIの一発には空を切らせるドラゴ。なんからしくないことをしてるなあ(笑)。ここらあたりから実力差は明確になり、手数が増える。
そして、3ラウンド、かかと落としやバックスピンも混ぜ、滅多打ち。GORIも根性はあったが、ボディをミドルで抉られ万事休す。試合終了間際に左のパンチで沈められた。

相変わらず力みまくってる感じのドラゴさんだが、今日は相手が相手でもあり危なげなし。まずは好発進というところか。


▼第2試合 World Championship Tournament FINAL16 K-1ルール3分3R延長1R
イム・チビン(韓国/KHAN/K-1 ASIA MAX 2008 IN SEOUL優勝)
VS
城戸康裕(日本/谷山/2008日本トーナメント優勝)

スピードと手数、ディフェンスに優れるチビンを弱点のローキックでどう崩すか……まあ素人の戦前予想なんて、所詮こんなもんだ。城戸のローにチビンのミドルの応酬、しかしほとんどその距離のまま突き上げた城戸の膝がチビンの顎を直撃! チビン立てず!

なんじゃあ!? マイク取った城戸も何言うか思いつかず「やべえ!」の連発。うーん、正直チビンが勝つと思ってたんだけど、一発の威力がすげえ。魔裟斗もコヒさんもここまで完璧な勝ち方はしてないしな。会場も騒然、これで2連続KOだしいい感じだ。


▼第3試合 World Championship Tournament FINAL16 K-1ルール3分3R延長1R
サロ・“ザ・シシリアンドン”・ブレスティ(イタリア/チームアーツ)
VS
ワレン・スティーブルマンズ(南アフリカ/ボス/K-1 EUROPE MAX 2008 IN HOLLAND優勝)

コネ出場のブレスティより、予選を勝ち抜いたスティーブルを心情的には応援。パンチ早くて手数勝負の選手かな?と思っていたが、序盤、手数ではややプレスティ。蹴りも交えて攻勢。うーん、まあ予選トーナメントを運にもめぐまれて制してもぽっと出の選手に負けてチャンスを失う……よくある話だなあ、といささか気が早く考えてたら、ラウンド終了間際、左フックがズバリ! プレスティダウン!
2ラウンド、スティーブルはストレート系もまじえ、ボディもヒットさせる。これがものすげえ音がしたんだよな。さらに飛び膝……角度が悪いと思ったら、相手の身体をよじ上るように二段飛び膝蹴り! ぐわっ、こりゃあ効いたなと思ったところに追い打ちを叩き込み、最後は棒立ちのボディに左フックが爆裂! プレスティ悶絶!

つ、つええ〜。ちょっと大きいザンビという感じと聞いていたが、一発もあるしコンビネーションも多彩で、これは本家より強いんじゃね?
何にせよ、これはまた面白いのが出てきたぜ。これで3連続KO!


▼第4試合 World Championship Tournament FINAL16 K-1ルール3分3R延長1R
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング・オランダ/2005・2007世界トーナメント優勝)
VS
マイク・ザンビディス(ギリシャ/Zambidis Club/2004・2005・2007世界トーナメントベスト8)

裏メイン級。かならず噛み合うと言われてた好カード。スロースタートおよび、連戦でたまったダメージが心配、と言われるサワー。序盤がポイントか?
最初からプレッシャーをかけていくザンビ、おなじみ飛び込んでのフックを積極的に狙う。サワーはブロックも堅く、ローとミドルで止めにかかるが、ザンビは絶対に手を休めない。
2ラウンド以降、手数を増やしコンビネーションを華麗に決めるサワーだが、今日のザンビは気持ちが強く、プレッシャーを緩めず手数を出し続ける。しかしボディもブロックの上か? 効いている様子はない。3ラウンドも同じ展開が続き、両者とも見せ場は作れず、クリーンヒットではややサワーかな?と思ったのだが、手数ではザンビ。勝負は延長へ。
しかし「延長〜? めんどくせえなあ」と言わんばかりの余裕の表情のサワーに対し、ザンビはすでに荒い息を吐き出し、精魂尽き果てている様子。この時点で勝負はあったか。
手数を出し続ける両者。だが、終盤、力を使いきりガードの下がったザンビにサワーの左ハイが直撃! 一撃で決着!

うーん、一見もつれたように見えるが、実力差はありありだったなあ。サワーは今日も完璧で死角なし、ザンビは抵抗空しくというところか。
これで今日は4連続KO!


▼第5試合 K-1 WORLD YOUTH特別試合 60Kg契約 3分3R(延長戦なし)
HIROYA(フリー/2007年K-1甲子園 U-18日本一決定トーナメント準優勝)
VS
藤鬥嘩裟(藤/J-NETWORKフライ級王者)

契約体重は合わせてるんだが、やはりHIROYAの方がかなり大きく見える。全然厚みが違うぜ。
藤は前蹴り、HIROYAはパンチから前蹴りでも対抗。藤は飛び込んでのストレートも上手く当てるが、HIROYAは効いた様子はなし。これはKOはないな……。
もう一つ噛み合ないが、HIROYAのパンチの方が若干当たりそうな感じがあり、印象点はいいか? 3ラウンド、とうとうボディがめり込み、藤が苦しそうに後退。実質、判定もこれ一発で勝負あり。

うーん、ここまで全部KO決着で来てただけに、迫力の乏しかったこの試合の存在意義が問われるなあ。つまらんとも言い切らんけれど、これを大きく取り上げる必要性って……?

ここで休憩。今日は右隣は空席、左はリーマンらしき一人で来てる格オタ。いやあ、こりゃ最高の環境じゃね?
よそのブログもちらちら見てますが、はっはっは、今回は生観戦は少ないようですなあ。東京もんに一矢報いたようで、地方人としては今だけの優越感に浸るのである(笑)。
この日一番のオモシロシーンは、勝利者トロフィーをもらった直後、喜びのあまりトロフィーななめに抱えたまま、その場をぐるぐる回る城戸、その振り回されたトロフィーが当たりそうになったのを鮮やかなスウェーでかわしたレフェリーでした。放送でもちらっと映ってるな……経験者か?

席が最後尾ってことで、真後ろでは試合終わったセコンド、コーチなど関係者がお立ち見中。おっ、「滑らせろ!」の布施鋼治氏も来てるぞ(笑)。


▼第6試合 World Championship Tournament FINAL16 K-1ルール3分3R延長1R
佐藤嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー/2006・2007日本トーナメント優勝)
VS
ムラット・ディレッキー(トルコ/ユニバーサル)

休憩後、最初の試合がこれということで、先のユースに続き会場を冷やしてしまわないか心配である。頼むぞ、ディレッキー! なんとか盛り上げてくれ!
しかしながら、1ラウンドこそ勢いがあったものの、中盤以降佐藤ペース。圧力が増し、ローキックもズバリと当たる。ディレッキーのパンチも当たってないわけではないが、見えてるから効いてない、という状態か。判定こそ1ポイント差だったものの、パワーアップ佐藤が押し込まれることなく完勝。

うーん、ディレッキーでもこうなってしまうのか。残念。来年に期待しよう。
佐藤は磐石で、いよいよ魔裟斗戦も視野に入ってきたか。会場は冷え冷え……でもないか。最近は彼も人気が出てきて、会場の暖かさに救われるようになってきた。


▼第7試合 World Championship Tournament FINAL16 K-1ルール3分3R延長1R
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテンオデッサ/2007世界トーナメント第3位)
VS
ジョーダン・タイ(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)

コネ出場は間違いないが、かといって噛ませと言い切れるほど弱い選手じゃないのもわかってるタイ。キシェンコにとってはやっかいな相手か? そうは言っても、ここで圧倒しないと先もないが……。
ちょっと慎重なキシェンコ、あまりバチバチにいかず、距離も遠い。ちょっと中途半端というか……パンチを警戒してるのか? 蹴りからパンチに行くが、顔面へのフックもボディブローもいまいち精度が低い。つうか空振りしすぎ。タイのコンビネーションも当たってないが、ちょっとひやっとするな。しかしキシェンコは左ハイをヒットさせ、技術的にはやはり「モノが違う」ことを見せつける。しかしまともにもらったはずのタイも、もらってからひと呼吸置いて腰が落ちたような動きを見せただけで、ダメージこそあるもののまだまだ余力あり、打たれ強さを見せる。後から思えば、これがこの試合を象徴するようなシーンであったな。
2ラウンド、お互いパンチは軽く当たるのみ、目先を変えるように出したキシェンコの膝蹴りがヒット。蹴りに交えて局面を打開するかに見えた一撃だったが、あまりに簡単に当たったことに気を良くしたか、さらに膝を連発したキシェンコのテンプルを、その膝をもらいながらもタイのフックが打ち抜いた。うーむ、当たってたのになんつうタフさかね。ダウンしたキシェンコはいささか足下が怪しく、ガードを固めて後退。しかし攻撃を浴びながらも持ち直したか、フックで反撃にかかる。
最終ラウンド、表情を不気味にぎらつかせたキシェンコが、ポイントを取りかえすべく猛攻に転じる。おなじみの上下フック殺法から、先ほども当てた膝、さらにロー、ミドル、ハイと打ち分け、ハイの一発は脚ごとからみつくようになったためにスリップと取られたが、ダウンでもおかしくないような当たり方。さらにバックブロー、バックスピンまで繰り出し、タイは防戦一方。しかしフックを返しながら粘り、倒れない。かなり当たってるんだが……。
判定に突入、万事休すかと思われたが、1、3ラウンドの優勢が支持されたか、首の皮1枚でつながったキシェンコ、延長に。
延長ラウンドでも猛攻撃が止まらない。タイはコーナーに詰められ滅多打ちに。倒れないのは反応できないほど早い攻撃がないせいか、それでも重い一発を受ける度に動きが止まる。
延長判定はキシェンコの完勝。

やれやれ、キシェンコは正直薄氷の勝利。技の多彩さに溺れ逆に単調になる部分、ディフェンスの甘さなど、課題も多いなあ。とはいえ、後半の地獄のコンビネーションには、改めて怪物性を見せつけられた感じだが……。口空いてる割にスタミナも切れる気配ないし……。


▼セミファイナル(第8試合) World Championship Tournament FINAL16 K-1ルール3分3R延長1R
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムック/2004・2006世界トーナメント優勝)
VS
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/2002世界トーナメント優勝)

いや〜、いやな試合だね。どっちも好きな選手だし、やっぱりこういう潰しあいってのは刺激的ではあるけれど、なんかすっきりしないものがあるよ。ここまで勝ちあがった選手自体に文句はないけど、やっぱり相手が相手だけになあ、GORIとかGORIとかGORIとか……。

ゴン格でも「オレにはパンチしかない!」「蹴りはジャッジに認めて貰えないんだ」みたいな戦い方をすると言われていたブアカーオ。今日は68.9キロ……オーバーワークじゃないの?(笑) 戦前から早くも黄信号が点灯、今日の作戦は……何が何でもミドル! 絶対に入らせん、とばかりに早いミドルを連発。おおおお〜これこれ。クラウスの前腕にびしびしと決まる。前蹴りは少ないが、これに高速ローも織りまぜ、クラウスに入らせない。単発のパンチはブロックし、コンビネーションも頭を振って凌ぐ。効いた素振りは見せないクラウスだが局面を打開できず。ブアカーオはパンチは崩した直後や回った際に右ストレートを狙うのみで、絶対に打ち合いにいかない。
2ラウンドも圧倒的な数の左ミドル……誰か数えて下さい……が飛び、クラウスは前進こそ続けるがクリーンヒットを奪えない。さらに離れ際のハイキックが幾度もブロックの上を掠める。クラウスもローを返して対抗するが、いささか的を絞れてない印象。
3ラウンド、ようやく疲れの見え始めたブアカーオに飛び込んでパンチを当てるが、これはクリンチで凌がれる。ダメージという程のダメージは両者にもないが、手数と試合のコントロールでブアカーオの完勝……と思ったが、判定は三者ともドロー。
おっとっと、誰か一人ぐらいは2ラウンドを取るかと思ったんだが……。やっぱり「蹴りはジャッジに認めて貰えないんだ」(涙)。
ここで発狂したブアカーオがパンチ勝負に出るかと思ったんだが、今日は「オレには左ミドルしかない!」とばかりにペースを変えない。クラウスのパンチも何度か当たるが、顎を上げるには至らずこちらもダメージを感じさせない。
延長も差がなかったが、ここでようやくブアカーオに1ポイント差が転げ込む。
微妙な判定だったが、本戦では1ポイント差をつけるほどの差はなく、延長でもそれは同じだったが、本戦の試合のリードでブアカーオ有利と取った。あるいは本戦では1ポイント差をつけるほどの差はなかったが、マストで取る延長ラウンドの場合、左ミドルによるわずかなリードを考慮した。どちらかかねえ。どっちにせよ、あの大量の左ミドルはもっと判定でも考慮すべきだろう。あれじゃあ蹴り損だよ(泣)。

個人的意見だが、やっぱり強い方に勝ち残って欲しいというのがあるんだよねえ。先のキシェンコもそうなんだが、他の内容で完全に圧倒してるのに、ダウン一個でイーブンにされてしまう。3ラウンド制での2ポイント差というものの重さと来たら大変なものなわけで。
ブアカーオもクラウスの持ち味を殺して何もさせず、手数でも大きく上回っているのにそれが評価されない。効いてないパンチのヒット数だけを取られて負けにされたらやってられんわなあ。
そういう意味では、今回の判定は結果だけは支持するが、その基準には考慮の余地ありだわなあ。とはいえだよ、これで判定に「上手さ」が重視されるような基準を取り入れるとますますマンネリ化し、番狂わせの要素は薄くなるだろうねえ。今でもただでさえ「3ラウンドの体力勝負」みたいなゲーム性のなさがあるわけだし……。

ひさびさの蹴りスタイル復活のブアカーオだが、安定感を示すと同時に(相手が王者級じゃなきゃもっと簡単に勝ってただろう)、このスタイルでは「勝たせてもらえない」現実も突き付けられてしまった。重い……重い一勝であった。果たして今後は?


▼メインイベント(第9試合) World Championship Tournament FINAL16 K-1ルール3分3R延長1R
魔裟斗(日本/シルバーウルフ/2003世界トーナメント優勝)
VS
ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/ウォーリアーズ・ミックスマーシャルアーツ・アカデミー/元IBF世界ミドル級王者)

いや〜延長延長、見事に流れが止まってます。好試合には違いないんだが……。ここで出てくる魔裟斗さんにかかる期待はあまりにも大きい。しかしここまでわりと順当に来てるだけに、カラコダに期待する気分もちょっとあったりして……いやねえ、せっかく生観戦来てるんだから、「歴史」を目撃したい、という色気、わかってもらえますか!? 万全と思われたサワー、佐藤、魔裟斗の誰かがここで消えるという事態に、ちょっぴり期待してたんだが、他の二人は万全だった。さあ、魔裟斗さんは?
打ち合う宣言通りにコンビネーションで畳み掛ける魔裟斗、カラコダもジャブを突いて反撃に出るが、魔裟斗はボディやローへつなげ、運動量を落とさない。しかしカラコダも左フックを返し、クリーンヒットを狙う。
しかし2ラウンド以降も魔裟斗の攻勢は衰えず、着実に決まるコンビネーションにカラコダは手が出なくなる。常に魔裟斗が先手を取っているので、打ち終わりのフックぐらいしか攻め手がない現状。
まあでもタフだしこのまま判定かな……と思ってたのだが……。インターバルの時、赤コーナー側が良く見えたのだが、魔裟斗のコーチがしきりに「フック!」のジェスチャーをしてたんですよね。それこそ長島茂雄の「バントのサイン」ばりに……。これはカラコダ陣営にも丸見えじゃねえの、と思ったんだけれども……。
3ラウンド開始早々、魔裟斗さんの右フックがカラコダに直撃! カラコダはローを蹴り返そうとして、そのままばったり! VTR見たら身体がぐにゃんぐにゃんになって後頭部がリングでバウンドしてるよ! 辛うじて立ち上がるが完全に足にきており、角田さんがストップ。
つええ〜。予想もしなかったパンチで一撃決着したもんだから逆にポカーンというこの状況は、昨年のサワーVSローセンに似てるな。

うーん、ここでも見事な完勝劇、魔裟斗恐るべしですな。新必殺技として右の大砲を加え、いよいよサワーとも互角のところまで再び上がってきたか。不安要素はまったくないコンディション。さて、次戦はどうなるか?
試合後のマイクで、まさかの佐藤逆指名! いやあ、こりゃあ驚いたね。ストーカーじみてきた佐藤のラブコールだったが、実は魔裟斗さんも満更ではなかったのか……。「自分の足下を気にしたら」とツンツンだった魔裟斗さんがまさかのデレモード。どうせ受けてくれないんだろうけど……と半ば拗ね気味だった佐藤は、このドラマのような急展開に驚いたに違いない。
ドラマのよう……そう、これも魔裟斗さんの「演出」なんですよねえ。

閉会式、リングにあがって真っ先に魔裟斗に挨拶しにいく城戸が不気味だ。さて役者は揃い、

魔裟斗
ブアカーオ
サワー
佐藤
キシェンコ
ドラゴ
スティーブルマンズ
城戸

この8人が勝ち残り、組み合わせは抽選にゆだねられることに。昨年ベスト8から、潰し合いでザンビとクラウスが消されたが、他はきっちり生き残り。9位と10位を当てられた魔裟斗と佐藤も勝ち残り。やはりここらへんは安定感抜群ですな。抽選会については次の記事に。

しかし、結局終わったら10時だったよ。なんだかんだいって4時間興行か〜。根詰めすぎて頭痛い。ホテルへ帰って夜食食ってすぐに寝てしまいました。
でも、面白かったな。次のヘビー級も盛り上がるといいなあ。ぐうぐう……。

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