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K-1MAX 過去ログその2

過去ログです。
2007/06/29

2007/6/28 K-1WORLDMAX開幕戦 試合感想

こういう日に限って夜まで仕事なんだよな。
帰って録画観戦です。

今回は内容パクられないといいなあ!
わざとつまんないこと書こうか!



放送とは違いますが、一応、正規の試合順で。

▼第1試合 スーパーファイト 3分3R延長1R
TATSUJI(日本/アイアンアックス) 70.0kg
VS
アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チームオロゴン) 70.0kg

フックで飛び込むTATSUJIに対し、すぐに組んでしまうオロゴン。お互い離れ際の攻撃が嫌だからか、いつまで経っても離れない。このルール面の悪循環はどうにかならんのかな。TAはフックばかりで単調。ボディ、ロー、顔面でもストレート系を使い分ければ、もう少し当たったと思うんだが。オロゴンは打撃のバランスなど、ボディコントロールには非凡なところを見せるが、パンチャーを封じ込めるには至らず。
どっちもまだまだ世界がどうこうとかは言えないねえ。


▼第2試合 スーパーファイト 3分3R延長1R
小比類巻貴之(日本/チームドラゴン) 70.0kg
VS
ツグト“忍”アマラ(モンゴル/フリー) 68.6kg

距離を取ってのローで、コヒさんが終始ペースを握る。うーん、アマラはもっと手数を出さないと。いみじくも畑山さんがおっしゃる通り、スピードも一発も劣るのだから、距離を取っては難しい。しかし相変わらずルールは、インファイトに対するクリンチを充分有効な手段として機能させてしまってるねえ。


▼第3試合 K-1WORLDMAX2007世界一決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン・オデッサ/推薦選手) 69.7kg
VS
イ・スファン(韓国/韓国体育館/K-1WORLDMAX2007アジア王者) 69.8kg

しかし……なんなのだろう……この美形っぷりは……。言葉が出てこんぐらいイケメンで、さすがのオレもリスペクトせざるを得ない。恐るべきキシェンコ! で……なんなんだ……その彫刻のごとき肉体のバランスを崩さないギリギリのサイズの、この手長猿のような腕は……!?
イアン・シャファーのフックもそうだが、他の選手と同じモーションでも完全に死角から入ってくる。でもってこのボディを打ちまくる恐いもの知らずっぷりはどうだ。ローとハイも強烈で、スファンの粘りも光ったが、圧勝。ラウンド終盤にやや疲れるのと、今後ボディ打ちを研究されるとカウンターを取られるかもしれないのが不安材料か。


▼第4試合 K-1WORLDMAX2007世界一決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
ドラゴ(アルメニア/チームSHOW TIME/K-1WORLDMAX2006ベスト4) 70.0kg
VS
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム/推薦選手) 69.2kg

おーい、いきなりファイナルからですか!?
しかしこれも意味のわからんぐらいのしばき合いで、びびったね。ドラゴはやっぱり顔面のガードはがちがちに固めて、下がらずにローと膝を突き上げる。お互い強打がヒットしてるんだが、わずかに芯は外れているか。
延長に入っても一進一退の攻防は続き、僅差の判定でザンビ。クリーンヒットでザンビ、手数がパンチ重視を加味してややザンビ、ダメージを与えてたのはドラゴだったかな?
判定はこれでいいが、もう推薦枠はドラゴで決まりでしょう。


▼第5試合 K-1WORLDMAX2007世界一決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKF/K-1WORLDMAX2007日本王者) 69.9kg
VS
デニス・シュナイドミラー(ドイツ/Feuer sports/K-1WORLDMAX2007東欧王者) 69.7kg

おお……なんだ、今日の佐藤さん……見栄えがいいじゃないか。やっぱりあのTATSUJI粉砕が目に焼き付いてるからか、かつては「枯れ枝が飛ぶよう」と評された飛び膝にも期待感があるし、ローと同じタイミングで出すハイキックに、本日初公開のボディブローは上下左右に振っているため、倒す可能性を感じさせる。これで下がらないんだから、かなり判定とれる可能性もあがったと思うよ。
ただ、もっと圧力の強い選手とは実際どうだろうか……。
とはいえ、今日の内容に関しては磐石。


▼第6試合 K-1WORLDMAX2007世界一決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシングオランダ/K-1WORLDMAX2005世界王者) 71.0kg
VS
オーレ・ローセン(デンマーク/Untamed) 70.0kg

体調不良も伝えられ、今日番狂わせがあるとすればここかと思ったのだが……。
ローセンはいい感じに手も出て、序盤攻勢。膝からローにつなげる動きがよく、対するサワーは見ているのか出られないのか。が、タイミングを合わせたサワーが、コーナーで身体を入れ替えながら右ストレートをクリーンヒット! ローセンはやや半身で中途半端なパンチを打ってしまったな。倒れた時に足を痛めたローセン、そのまま立ち上がれず。
ありがとうサワー! おかげさまで一応、全試合放送されました!


▼第7試合 K-1WORLDMAX2007世界一決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/K-1WORLDMAX2002世界王者) 69.5kg
VS
ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/ウォーリアーズMMAアカデミー/K-1WORLDMAX2006ベスト8) 69.9kg

な、なんだ? 今日のクラウスはいきなり気迫がすごい。息子のためとか何とかいう煽りには飽き飽きしてるんだが、あれが「全て本当の話」だとしたら文句ばかりつけるわけにはいかない。判定だろうがなんだろうが絶対勝つ、という気合いが感じ取れ、カラコダを下がらせる。カラコダもサワー戦などを考えるといまいちスピードにも乗り切れず、ジャブの冴えはさすがというところを見せるものの、有効打を与えるには至らず。だが、ローは本当に上手くなったし、かつて前田に見せられた飛び膝なども自分でくり出し、進化を見せる。
しかし圧力はクラウス。最終ラウンド終盤、コーナーに釘付けにしたカラコダのパンチをことごとくスウェーでかわした直後、試合終了。
いや、お見事お見事。久々にベストのクラウスが見られたね。


▼セミファイナル K-1WORLDMAX2007世界一決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム/K-1WORLDMAX2004&2006世界王者) 69.9kg
VS
ニッキー・ホルツケン(オランダ/ゴールデングローリージム/K-1WORLDMAX2007西欧王者) 69.3kg

放送が始まった3ラウンド、すでにホルツケンは息も絶え絶えだった……えええええ〜。
公式のレポによると、各ラウンド一度ずついい攻撃を当てたが、直後に王者の猛反撃を浴びてめった打ちにされたそうである。
しかし、かつての高速ミドルと前蹴りワンツーに比べるとやや地味だが、最近はローの破壊力が異常。パンチを当てやすくするための布石なのだろうが、コンビネーションで打ち込まれる最後のローがあれだけ高速だと、どうしようもない。頭を下げて摺り足で距離を詰めてのパンチ、膝、ロー。的を絞っていない分、ややKO率は落ちているのだろうが、これだけ波状攻撃されては反撃の糸口さえつかめない。
最後も悠々と流して完勝。今年も死角はなしか。


▼メインイベント K-1WORLDMAX2007世界一決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
魔裟斗(日本/シルバーウルフ/K-1WORLDMAX2003世界王者) 70.0kg
VS
J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム/HERO’S2006ミドル級世界王者) 70.0kg

カルバンのパンチも幾度か当たったのだが、ワンダウン奪うには至らず。逆に大振りの隙を突いて打ち返した魔裟斗は、コンビネーションを鮮やかにまとめる。腰の落ちかけたカルバンはタフネスを見せて踏み止まるが、魔裟斗は距離を詰めて手数を絶やさず、絶対にポイントを取らせない。フック、アッパーの直撃は並の選手ならば倒していたかもしれないが、カルバンは結局一度も倒れずに最終のゴングを聞いた。
魔裟斗さんは完全にポイントリードをしている場面でも打ち合いを挑み、完勝。

さて、これで役者は揃った。そう言って構うまい。推薦枠は、俺の中では完全にドラゴ。コヒは内容を見ても佐藤にも差をつけられているし、日本人は十分だろう。
そんなわけで決勝トーナメントは、

魔裟斗VSキシェンコ

佐藤VSドラゴ

ブアカーオVSザンビ

サワーVSクラウス

リザーブ
コヒVSドーソン
ディレッキーVSカラコダ(TATSUJI)

……でいいんじゃないでしょうか〜!
2007/06/29 02:45
(3)

2007/05/14

2007/6/28 K-1WORLDMAX開幕戦 カード決定!

さてさて、長らく待たされたような気がするが、一気に全カード発表。

▼K-1WORLDMAX2007世界一決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
魔裟斗(日本/シルバーウルフ/K-1WORLDMAX2003世界王者)
VS
J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム/HERO’S2006ミドル級世界王者)

▼K-1WORLDMAX2007世界一決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム/K-1WORLDMAX2004&2006世界王者)
VS
ニッキー・ホルツケン(オランダ/ゴールデングローリージム/K-1WORLDMAX2007西欧王者)

▼K-1WORLDMAX2007世界一決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシングオランダ/K-1WORLDMAX2005世界王者)
VS
イアン・シャファー(オーストラリア/ファイブリングス・オーストラリア/オセアニア代表)

▼K-1WORLDMAX2007世界一決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
ドラゴ(アルメニア/チームSHOW TIME/K-1WORLDMAX2006ベスト4)
VS
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム/推薦選手)

▼K-1WORLDMAX2007世界一決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKF/K-1WORLDMAX2007日本王者)
VS
デニス・シュナイドミラー(ドイツ/Feuer sports/K-1WORLDMAX2007東欧王者)

▼K-1WORLDMAX2007世界一決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/K-1WORLDMAX2002世界王者)
VS
ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/ウォーリアーズMMAアカデミー/K-1WORLDMAX2006ベスト8)

▼K-1WORLDMAX2007世界一決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン・オデッサ/推薦選手)
VS
イ・スファン(韓国/韓国体育館/K-1WORLDMAX2007アジア王者)

▼スーパーファイト 3分3R延長1R
小比類巻貴之(日本/チームドラゴン)
VS
ツグト“忍”アマラ(モンゴル/フリー)

▼スーパーファイト 3分3R延長1R
TATSUJI(日本/アイアンアックス)
VS
アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チームオロゴン)



率直に言うと、いささか期待外れか。

またまたおなじみの、7カードプラス推薦枠1というシステム。今回は「当落線上」という選手が多かったための措置……ということだが、シャファーとクラウスが開幕戦に入り、アマラ、TATSUJI、オロゴンの三人が査定試合というのは、相変わらず基準が不明瞭。
合わせてカルバン参戦というのも……。HEROSでの戦いぶりを見ても、打撃もこなせるのはわかったし、事によるとシャファーよりも強いかも。だが、アメリカでのDynamite!や今後のHEROSも控えているのに、昨年の王者をこんなところで浪費するのはいかがなものか。

また、クラウスを叩き伏せたディレッキーと、カラコダやタイを翻弄したドーソンが出ていないのも残念。今回のメンツでも、レベル的には昨年の開幕戦と遜色はないが、他の王者級を食うとすればこの二人かと思っていただけに、惜しい。マンネリ感漂う中、ブアカーオ、佐藤と言う固い相手と戦うホルツケン、シュナイドミラーがどこまで新しい風を吹き込めるか。

さて、そうは言いながらも楽しみがないわけではない。ドラゴVSザンビディスは、ヘビーで言うならかつてのバンナVSグレコを彷佛とさせるような、バチバチの殴り合いが期待できそうだ。どっちが打ち勝つのか、考えただけでもワクワクするね。
あとはTATSUJIという等身大の相手でなおかつパンチャーを迎え、アンディ・オロゴンはついに真価を問われることになった。こういう実力が査定される試合も面白い。

さ〜て、あと一ヶ月半か……。オランダ大会も日程近いし、今年のK-1はなんかリズム悪いな……。

2007/05/14 23:24
(6)

2007/04/05

2007/4/4 K-1WORLDMAX 世界最終選抜 試合感想

世界へ!

昨年秋、幾多の日本人強豪を弾き返した、あまりに高い世界への壁。
超えられる者はいないのか?

今こそ、世界へ!



<K−1ルール/3分3R/60キロ契約>
HIROYA(日本/フリー)
西村憲孝(日本/KSS健生館)

うわあ、HIROYA強い。きっちり形になってる感じだ。これはオレよりも強いな(当たり前だって)。
相手の選手は対してどうも雑な感じ。1ラウンド中盤から完全にローが効いてしまい、パンチもガンガン当たるように。HIROYAも時々ガードが下がるんだが、西村に打ち終わりを狙えるような技術がなかった。
まあまあ、期待が持てるのはわかったので、タイで頑張ってきてください。


<K−1ルール/3分3R延長1R>
イアン・シャファー(オーストラリア/ファイブリングス・オーストラリア)
尾崎圭司(日本/チーム ドラゴン)

世界に勝つとしたら尾崎……という予想は戦前から多くあったと思うが、結果は残酷。
完全に後ろ回し蹴りを自分のものにしたシャファー、初弾が変則的な軌道で正面から入り、尾崎は後ろに尻餅。これはスリップだったが、やはり効いていたと見えて尾崎は続いてパンチを浴び、ダウンを喫する。カウンター狙いの右をすかされ返しを浴びるパターン。ラウンド終盤、2ラウンドもダウンを取られ、ポイント的には挽回不能のところまで追い込まれる。2ラウンドのゴング後、起死回生のバックブローでダメージを与えるが、以降はシャファーも警戒を強めてしまい、無理せずにパリングとダッキングでかわしてくる。
シャファーは後半スタミナも切れていたが、ダメージの大きかった尾崎は挽回できず。これが実力差と言えばそれでしまいか。シャファーはジャブなど、パンチのリーチを活かせるようになり、上手くなっていたが、もうちょっとスタミナをつけないと厳しいか。ちょっと力み過ぎ? 尾崎はしばらく昨年のTATSUJIと同じく、ワンマッチで経験を積むべき。


<K−1ルール/3分3R延長1R>
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)
武田幸三(日本/治政館)

ザンビディスは武田のローを打たせない距離をキープ。自分はローを捨て、飛び込んでのパンチに賭ける作戦か。お互いに仕上がりは良かったようで、武田はラッシュを掛けられてもガードを固め、上手く回って決定打をもらわない。が、1ラウンド終盤、ザンビのフェイントからの右フックが直撃! これで終わってしまうかと思ったが、なんとかガラスの顎は持ちこたえた。
しかし2ラウンド以降はザンビディスの独壇場。武田は持ちこたえるが、ボディと飛び膝をもらい血だらけに。ハイや膝など、一発を期待させる攻撃も出したが、引っくり返すには到らず。
後のブア、サワー、魔裟斗に並んで手堅い感じだったザンビ。今年はいい内容を見せられそう。


<K−1ルール/3分3R延長1R>
ブアカーオ・ポー.ブラムック(タイ/ポー.ブラムックジム)
アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チーム オロゴン)

吉鷹弘氏が、ブアカーオはジャブの反応が鈍い、と言っていたが、オロゴンは下がりながらジャブを突き、懐の深さを活かしてブアカーオに接近させない。ジャブを突いて、距離が空いたら大きなパンチを狙う作戦。やりにくそうなブアカーオだが、じわじわとローを効かせにかかる。
幾度かオロゴンのパンチがヒットするのだが、ブアカーオはきっちり軌道を見て顎を引いているので通用しない。ブアカーオはややパンチが大振りなものの、小刻みにローを当て、危なげなし。オロゴンは後半、ガードを固めるのみになり、ブアカーオがその上から攻撃を当て続ける展開。ローもボディも効いていたが決めきれず。
オロゴン、タフだな〜。次は等身大の相手との試合に期待。ポイントで手堅く勝ったブアカーオだったが、やや物足りない印象。


<K−1ルール/3分3R延長1R>
ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/スティーブズジム)
前田宏行(日本/BUKURO GYM)

徹底的なインロー攻めのカラコダ。前田はパンチ勝負だが、手数、多彩さ、ヒット数で上回りながらも崩せない。安定しているのはカラコダ。なんとなくカラコダのガードは正面よりで、テンプルが空いてるようにも見えるんだが、ローの効いた前田はパンチの威力も死んだか。後半はパンチの展開も五分になり、あとはローで勝ったカラコダの判定勝ちは揺るがなかった。
前田はいい選手だと思うが、まだベスト8級とやるレベルじゃない。他の選手相手なら、もっと蹴りで崩されていただろう。


<K−1ルール/3分3R延長1R>
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ)
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー)

予想通りというか、低調な展開。佐藤はサワーの連打を出させないものの、自分も決定打を与えられない。1ラウンドはややペースを握ったものの、スロースターターのサワーは2ラウンド以降ペースアップ。フックとストレートが伸び始める。佐藤もダメージは受けていないが、距離感を使う事を覚えたせいか、手数が減ってしまっている。顔面やボディに膝を散らしたのはいいが、これは決めの一発を狙う戦い方で、ポイントで勝てる要素は逆に減った印象。ローの数も極端に減ってしまい、サワーは脚も止めない。3ラウンド、サウスポーにスイッチした瞬間はサワーも戸惑ったようだが、畑山の「理解不能」というコメント通り、すぐに修正されてしまう。ここからパンチをもらう一方。作戦ミスか?
ストレートを伸ばしたサワーがヒット数で上回り、判定勝利。佐藤も大してダメージは受けてないんだが、このスタイルではジャッジにプロテクトされない限り、タフで手数の多いヨーロッパ型選手に対して勝ち目はない。完敗でもないのに、完全に行き詰まった印象。


<K−1ルール/3分3R延長1R>
魔裟斗(日本/シルバーウルフ)
オーレ・ローセン(デンマーク/Untamed)

序盤からローを振り、詰めてはパンチのラッシュ、ローセンがガードを固めると下がり、もう一度最初から。魔裟斗がホーストばりの試合運びで、ローセンに何もさせない。ローセンはパワフルなパンチと膝を狙うが、ルールへの適応度の差がそのまま出たか、コーナーに詰められるとガードを固めるのみになる。
魔裟斗は時々まっすぐ下がるのが危なっかしかったが、ローセンのパンチはダメージを与えたと言えるのは3ラウンドの左一発だけだったか。完封ということで比べれば、ブアカーオVSオロゴンと同レベルの内容。判定になっても手堅い上に、相手がもろかったり無理にカウンターを狙ってくれば勝手に倒れてしまうだろうスタイル。まあ勝つだろうとは思っていたが、今日は磐石だった。

さて、

http://www.k-1.co.jp/database/20070404rslt.html

その他の結果は……ヴァシコバと山内の全日本キック勢が惨敗。アマラとドーソンがそれぞれ勝利。TATSUJIがクラウスに手数で競り勝って勝利か……。完全版の放送が楽しみである。
しかし、やはり世界の壁は高かった。熱戦だった日本トーナメントも、これではまだまだだということになる。
さて、これで開幕戦は、

確定
ブアカーオ
サワー
魔裟斗
佐藤
スファン
カラコダ
ドラゴ
ディレッキー
ザンビ
ドーソン
アマラ
TATSUJI
シャファー

微妙
クラウス

……で、7試合ならこれで決まりか、クラウスを外してヨーロッパから誰か。8試合なら二人か三人、ヨーロッパから出てくるかな。
クラウスとコヒが消えて昨年ベスト6+ディレッキ−とド−ソンで実質ベスト8か。半歩遅れてザンビディスかな?

見たいカードは……

魔裟斗VSアマラ
サワーVSディレッキー
ブアカーオVSTATSUJI
ドラゴVSカラコダ
佐藤VSスファン
ザンビVSシャファー
ド−ソンVSシュネイドミラー
クラウスVSキシェンコ

……かな? まあこの顔ぶれだったら、初対決中心ならなんでもいいや?
2007/04/05 00:17
(5)

2007/03/21

2007/4/4 K-1WORLDMAX 世界最終選抜全カード決定

あと二週間……というところで、カードが出揃った。実際はOPカードがもう少し入るかもしれないが。
これで実質、開幕戦出場候補も揃ったかな?

[追加対戦カード]
<K−1ルール/3分3R延長1R>
ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/スティーブズジム)
前田宏行(日本/BUKURO GYM)

<K−1ルール/3分3R延長1R>
ダニエル・ドーソン(オーストラリア/シュートボクシング)
ジョーダン・タイ(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)

<K−1ルール/3分3R延長1R>
ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル/モンゴル プロファイティング協会)
ツグト“忍”アマラ(モンゴル/フリー)

<K−1ルール/3分3R/60キロ契約>
HIROYA(日本/フリー)
西村憲孝(日本/KSS健生館)

[変更カード]
<K−1ルール/3分3R延長1R>
ドラゴ(アルメニア/チーム IT’S SHOW TIME)
山内裕太郎(日本/AJジム)

[既報カード]

<K−1ルール/3分3R延長1R>
魔裟斗(日本/シルバーウルフ)
オーレ・ローセン(デンマーク/Untamed)

<K−1ルール/3分3R延長1R>
ブアカーオ・ポー.ブラムック(タイ/ポー.ブラムックジム)
アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チーム オロゴン)

<K−1ルール/3分3R延長1R>
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ)
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー)

<K−1ルール/3分3R延長1R>
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ)
TATSUJI(日本/アイアンアックス)

<K−1ルール/3分3R延長1R>
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)
武田幸三(日本/治政館)

<K−1ルール/3分3R延長1R>
イアン・シャファー(オーストラリア/ファイブリングス・オーストラリア)
尾崎圭司(日本/チーム ドラゴン)



チーム・アーツのプレスティが欠場で、なんと全日本キックの山内裕太郎が急遽参戦!

http://gbring.com/yoshitaka/yoshitaka13.htm

関係各所での高評価を考えても、期待の持てるカード。全日本キックの次の興行にも名前がなかったので、どうしたのかと思っていたが、まさかここで出るとは。ドラゴは強いが粗も多いし、佐藤らと戦う日本トーナメントよりは、こちらの方がおいしいかも。天才須藤はもう腰痛でダメらしいし、本当に最後の大物だな。
ドラゴは、寒川あたりと同じイメージで来ると痛い目にあうかも?

前田VSカラコダはリベンジ戦。先は前田がダウンを取って優勢に進めながらも、額のカットでTKO負けとなっていた。今回で完全決着戦となるか? カラコダも前戦で株を落としたイメージがあるだけに、きっちり勝ちたいところ。負けては開幕戦が危ない。これはボクサー代表決定戦という裏テーマあり。

しかし、いわゆる「日本人枠」は魔裟斗、佐藤を含めて三つ、つまり残り一つだと思っていたが、これで査定対象が5人に増えてしまった。開幕戦をきっちり8試合やって「推薦枠」を無くすのなら、もう一枠ぐらい増やしてもいいか。全員相手が相手だけに「ぬるい」とも思わないが、もし全員KOで激勝、あるいは惨敗したらどうするんだろう(笑)。……答えはどっちでもいい、かな。全員が勝ったらもっと日本人枠が増えるし、負けたら別に魔裟斗と佐藤だけで保つ煽り方をすればいいだけの話で。その場合コヒ復帰戦もあるかな?

あとは、オセアニア代表とモンゴル代表決定戦を一試合ずつ。結構、同国人とやるのを嫌う選手もいると思うが、この面子は大丈夫なのかな?
オセアニアはこの二人が鉄板で、シャファーは一枚落ちる印象か。かつてはこれがJWPとチャップマンだったわけだが……その時よりレベルが上がっているかというと微妙? 二人とも強いのは間違いないけど。
モンゴル代表戦は、K−1「生え抜き」のナラントンと、キック界で実績を積んだアマラという、裏テーマにも注目。ライト級とは言えキック界のトップファイターだったアマラと、MAXではトップには食い込めなかったナラントンということで、キック界がMAXを対立概念と置くか上位概念と置くか、残酷なまでに結果が出てしまう。アマラも階級を上げて一年、そろそろ勝利をあげたいだろう。階級の違いやルールの違いは、もはや言い訳にならないところに来つつある。

さて、これで開幕戦の出場候補は、

確定
ブアカーオ
サワー
魔裟斗
佐藤
スファン

当確
クラウス
ドラゴ
ディレッキー

勝てば確定
ボクサー代表 カラコダVS前田
オセアニア代表 タイVSドーソン
モンゴル代表 アマラVSナラントン

その他
日本人枠 1(武田、尾崎、TATSUJI、山内)
ヨーロッパ枠 1(キシェンコ? シュネイドミラー?)
査定戦勝者 3(ザンビ、シャファー、オロゴン、ローセン)

なんだかんだ言って狭き門には変わりないなあ。勝っても選ばれるとは限らない微妙なラインの選手が、どこまで好試合を演じられるか?にも疑問が残る。そういうことを言っててはプロとして生き残れないんだろうが、それでもこれから競技としてやっていこうという以上は、システムの整備はさらに必要になってくるだろう。

おまけで、もう中学を卒業したHIROYAのデビュー戦も決定。60キロ級の初のカードがこれか……(笑)。まあまだ正式スタートじゃねえんだろうけど。てっきりタイ修行して1年後ぐらいに出てくるのかと思ってたが、テレビはこういうおいしい素材を放っておかないのか。まだ興味なし。
2007/03/21 20:47
(5) (1) |

2007/02/27

2007/4/4 K-1WORLDMAX 世界最終選抜7カード決定

気が付けば、この大会までもあと一ヶ月ちょいか……。
微妙なカードも多いが、開幕戦に向けての査定試合だし、それなりに緊張感はある。
しかし、相変わらず日本人多いな〜。

▼K-1ルール 3分3R延長1R
魔裟斗(日本/シルバーウルフ)
VS
オーレ・ローセン(デンマーク/Untamed)

▼K-1ルール 3分3R延長1R
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)
VS
アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チームオロゴン)

▼K-1ルール 3分3R延長1R
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシングオランダ)
VS
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー)

▼K-1ルール 3分3R延長1R
アルバート・クラウス(オランダ/チームスーパープロ)
VS
TATSUJI(日本/アイアンアックス)

▼K-1ルール 3分3R延長1R
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)
VS
武田幸三(日本/治政館)

▼K-1ルール 3分3R延長1R
イアン・シャファー(オーストラリア/ファイブリングス・オーストラリア)
VS
尾崎圭司(日本/チームドラゴン)

▼K-1ルール 3分3R延長1R
ドラゴ(アルメニア/チームIT’S SHOW TIME)
VS
ロザリオ“ザ・シシリアン・ドン”プレスティ(イタリア/チームアーツ)

<出場予定選手>
ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/スティーブズジム)
ジョーダン・タイ(ニュージーランド/レイセフォーファイトアカデミー)
ツグト“忍”アマラ(モンゴル/フリー)



とりあえず、ちょっと整理。開幕戦出場者に関しては、

<確定>
ブアカーオ
サワー
魔裟斗
佐藤
イ・スファン

<有力>
クラウス
ドラゴ
カラコダ
ディレッキー

ここらへんはなんだかんだ言ってだいたい決まりで、あとはヨーロッパ辺りの予選勝者が二人ぐらい出てくるかな。
あとは、実質五人ぐらいが当落線上にいる選手から出てくる感じか。

<当落線上>
ザンビディス
レミギウス
キシェンコ
タイ
ローセン
シャファー
アマラ
プレスティ
TATSUJI
尾崎
コヒ
オロゴン
武田

まあブアカーオとの差とか言うと、話が全て終わってしまうのだが、初参戦のプレスティを除き、それなりに長所も弱点も見えてしまっている選手ばかりか。誰がどれだけ伸びてくるか……ベスト8の牙城を崩せるか、注目したい。日本トーナメント敗退組から三人、というのは正直出過ぎだと思うが、それなりにインパクトがあったのも確か。ただ、「勝ち」を期待されてるのは尾崎だけかな。

では、各カードの感想。
ローセンはそれほど簡単な相手ではないだろうが、やはり魔裟斗は調整試合との趣が強い。個人的にMAXで「ポイントを取って勝つ」スタイルをもっとも確立しているのは魔裟斗だと思うので、ローセンでは崩しきれないだろう。魔裟斗に「勝負させる」攻撃力の持ち主というと、王者を除けばやはりドラゴかカラコダ、 去年敗れたレミギウスだったろうか。それでも可能性のある一人ではあるだろうが……。

ブアカーオとオロゴンは、オロゴンにとってリスクのない相手、ということで選ばれたか。ブアカーオも3月に試合があり、中二週でこの大会に臨むことになる。正直、あまりヘビーな相手とやりたくないという判断もあったのではないか。オロゴンの方も、コヒ戦で痛めた左足の状態はどうなのか? ブアカーオ勝利は揺るがないだろうが、ちょっと盛り上がらないかも。

サワーと佐藤は……厳しい……佐藤に厳しい……。実力のある証拠、と言うと聞こえはいいが、2月の大激闘から間もないのにこの相手、どこまで調整できるか。とはいえ、ここを破れば魔裟斗以上の地位を確立できるのは間違いない。どこまであのラッシュを封じれるか……? サワーはS-CUP以来の試合で休養充分だろう。今年は王者奪回に燃えてくるか。しかし、オガケンがムエタイ王者に粉砕された今、SBのリングを守れるのはサワーしかいないと思うのだが……ビッグベンとやってくれ!

クラウスとTATSUJIは、TATSUJI最大にして最後のチャンスと捉えていいだろう。クラウスは調子を落としているし。ただ、やはりパンチの破壊力がないと難しいか。回転のあるパンチは、強打のクラウスには意外に相性がいいと思うのだが……。ここで星を落としたら、もう勝ち運は巡ってこないのではないか。クラウスも正念場。ここで打ち合いで遅れを取るようなら、完全にトップ戦線から脱落する。

最近、精彩を欠くザンビディスだが、他に比べれば一枚落ちる相手か。武田戦は一度噂になったが、今ならどうだろう。武田は目は治ったそうだが……カウンターを狙って返しに沈む黄金パターンがまた繰り返されたら、K−1のマットで選手生命を失う事態にもなりかねないと思うのだが……。ところで、新日本には代わりに出て来ようと言う選手はいないのか?

回転系ナンバーワンはオレだ! 元気さんを破ったシャファーと、尾崎が回転系の蹴りで激突! バックスピンが交錯してのダブルノックアウトという超劇的なシーンに期待だ(ありえね〜)。それはないにしても、この面子の中では一番勝ちやすい相手だろうし、尾崎はチャンスか。シャファーもHEROSでは今ひとつだが、立ち技の方がセンスを感じるし、こっちでいいんじゃないか。

チームアーツはディンダーには見切りをつけて、新鋭を送り込んできたかな? 普通に考えたらドラゴなんだろうが、ディレッキーの例もあるし、えらいことになるかも?

日本人のカードは終わりだろうし、後のカードは潰し合い必至か。楽しみ。

2007/02/27 00:28
(3)

2007/02/13

魔裟斗、矢沢心さんと入籍会見

おめでとうございます。

http://gbring.com/sokuho/news/2007_02/0213_k-1max_02.htm




格闘家が、結婚でこういう会見を開くのは初ではないか、とのこと。今後あるとしたら、須藤元気か武蔵ぐらいかな?
しかし、驚いたのは「あと3年続ける」との発言である。うーむ、オレは今年勝っても負けても引退で、9月の横浜での最後の戦いを見届けるつもりだったのにな。
家庭を持つと、仕事に対する意識というのは大きく変わるそうだ。特に、個人事業主は。
関係ない話だが、ハリウッド俳優のジョニー・デップも、かつてはメジャーに背を向け、アーティスティックな映画で演技派志向だったのに、子供が出来たら『パイレーツ・オブ・カリビアン』である。まさか魔裟斗のファイトスタイルが変わるとも思わないが、「勝利」の意味や「試合」に出ることに対するモチベーションは変わってくるかもしれない。それがいい方向に出れば良いが……。かつてクラウスに敗れた時、「オレも子供作ろうかな」と言っていたのを思い出した。
人に歴史あり。
2007/02/13 19:19
(1) |

2007/02/05

2007/2/5 K-1 WORLD MAX日本代表決定トーナメント 試合感想

日本最強を決める戦い、ついに開戦!
勝ったのは誰か?




▼日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
小比類巻貴之(チームドラゴン/K-1WORLDMAX2006世界一決定トーナメントベスト8)
VS
アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チームオロゴン)

出だしからローを蹴って行くコヒさん、オロゴンはローを返しながら周りを回る。コヒさんは一発狙い過ぎなのか、有効打はローのみ。
2ラウンドも同じ展開かな……と思いきや、なんとオロゴンのパンチがヒットし、コヒさんは目の上が腫れ上がる。秒殺宣言はどこへやら、3ラウンドは必死の形相でローキック勝負。さすがにオロゴンも効いてきていたのだが、逆にローに固執しすぎ……というか、それしか頼るものがないのか? コヒさんはカウンターの伸びてくる右をまともに浴びる。
勝負は延長へ……。素人相手に鼻血を垂らしたコヒさん、十の必殺技はどこへいったのか、また恥骨でも折ったのか、ローしか攻撃がでない。こんなワンパターンではバカでも狙うだろう素人の右ストレートが、ついにミスター・ストイックの鼻っ柱を打ち砕いた。十年のキャリアとともに、天井を仰ぐコヒ。
さすがに力を使い果たしたか、ステップも止まり、時間の経過をまつオロゴン。コヒさんはなおもローを蹴っていったが、すでにそこに日本王者の風格はなかった。
延長判定で素人勝利。まさかまさか、という感じだったが、これがコヒクオリティか。心に続いてプライドまでも打ち砕かれたコヒさん、まさに日本の恥。
……これで次戦は魔裟斗VSアンディ・オロゴン?


▼日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
TATSUJI(アイアンアックス/K-1WORLDMAX2006日本代表決定トーナメント準優勝)
VS
HAYATO(FUTURE_TRIBE/UKF世界スーパーウェルター級王者)

うーん、TATの弱点は「パンチが手打ち」「ガードが低い」など、指摘されていたが、今回もそのままという感じ。ただ逆に長所でもある手数の多さと打たれ強さでカバーしていたな。畑山さんに指摘されつつも、パンチをまとめたTATは、きっちり顎に入れてダウンを奪う。ただHAYもさほど効いた様子はなし。攻勢を取ったTAT、2ラウンドはボディのまとめ打ちで決めにかかる。一瞬笑みも浮かび、「勝った」と思ったのか……ここからHAYがバックブローも当てて粘り、五分の展開に戻す。
打ち合いが続き、判定はTATがもぎとったものの、圧倒的な差というのはなかった感じ。去年からあった実力差は、お互い伸びた分そのままだったかな。


▼日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
宍戸大樹(シーザージム/シュートボクシング日本ウェルター級王者)
VS
尾崎圭司(チームドラゴン/R.I.S.E.DEAD or ALIVEトーナメント’06優勝)

宍戸、今日は右のガードもがっちりあげて、こつこつとサークリングとローで勝負。尾崎はなかなかパンチの距離に入れず、脚を上げる隙も与えてもらえない。これは宍戸かな……と思ったのだが、バックキックから崩して詰めた宍戸の顎に、有り得ない体勢から尾崎の右フックが直撃! うーん、テコンドーの体勢からパンチも打てるということですか? その後は完全に波に乗ったか、バックブローとスピンキックが唸りを上げる。息が上がる様子も見せない宍戸だが、ポイント差は重くのしかかる。
3ラウンド、息の上がった尾崎を攻め立てる宍戸だが、ついにトップスピードに乗り切れないまま、終了のゴング。尾崎はバックブロー一発で会場の空気を変えてみせるな。宍戸はあと2ラウンドあれば勝っていただろうが、百烈拳も出せずじまいではどうしようもない。


▼日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー/K-1WORLDMAX2006日本代表決定トーナメント優勝)
VS
白須康仁(花澤/MA日本ウェルター級&WMAF世界スーパーウェルター王者)

3ラウンドからの放送だが……正直、ここまでフルラウンドの放送が続いていたことの方が意外だったね。いつもの佐藤ペースで白須を封じ込める。今日は膝がよく出てるし、佐藤、調子良さそうだ。


▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ)
VS
ムラット・ディレッキー(トルコ/ユニバーサルジム)

あれ、これも1ラウンドから放送……? 予感は現実のものとなり、無造作に間合いに入ったディレッキーの左がクラウスの顎を打ち抜く! 力なくダウンするクラウス。続く打ち合い、リーチに似合わぬ回転力を見せるディレッキーのパンチ、今度は右が直撃し、クラウスは立ち上がったもののレフェリーに止められた。

うああああ、これがフィクリを倒した実力か。ドラゴに続き、またも怪物登場。いやあ、これは楽しみだね。クラウス倒したんだし、開幕戦直行でもいいんじゃね?


▼スーパーファイト 3分3R延長1R
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)
VS
SHINOBU・ツグト・アマラ(モンゴル/フリー)

3ラウンドからの放送……2ラウンドにダウンを取ったらしいのだが、なぜかそこを放送しない。WHY? が、理由はじきに明らかに。膝、ボディブローをまとめ、SHINOBUを首相撲でいなすブアカーオ、コーナー際で突然ガードを解き、腕をダラリと……あれ? どうしたの? ……と思ったら、そのままパンチを避けまくる! えええええええ、何やってんだよ! すべてのパンチが1ミリの差で当たらない。おいおい、ミドル級のばりばり一流どころ相手ですよ!? 打ち返さずにただ避け続ける、これがムエタイか……!
いやはや、今日も度肝を抜かれたぜ。これは今年も優勝か……。


▼日本代表決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
安廣
VS
TATSUJI

脚痛めてるだろうオロゴンをTATが粉砕するのを期待したのだが、上がって来たのはリザーバー安廣。ダイジェストだったが、パンチを当ててたのはTATだったか、判定勝ち。ただ、後に聞くところでは安廣のローも効いていたようだ。


▼日本代表決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
尾崎
VS
佐藤

宍戸との激戦を制した尾崎と、白須をいつものペースで封じ込めた佐藤。佐藤への声援は少ないぜ(笑)。逆に尾崎は観客の心をつかんだな。
寒川戦を経て、長身選手への対策はバッチリな尾崎、しかしやはりラウンドが進めばローを当てる佐藤ペース。尾崎コールに切れたか、高い膝からローのコンビネーションが今日も冴えまくる。尾崎もパンチを当て、サイドキックで距離を取って粘るが、ロー地獄は容赦なし。尾崎の右やバックブローも当たってるんだが、佐藤の二の腕が邪魔なんだよね(笑)。
判定は佐藤完勝。尾崎もよく頑張ったが、さすがにまだ実力差があった。



▼日本代表決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R
TATSUJI
VS
佐藤

決勝は去年と同じカード。TATSUJIは去年以上に消耗し、佐藤も疲労は今年の方が大きいかな……。しかし、試合前の佐藤の無傷の顔を見てると、やはり勝負の趨勢は明らかだった。
前に出てパンチを当て続けるしかないはずのTATだが、明らかに踏み込めない。遠目から佐藤のローが当たり続け、これはその内に効いてくるかな……と思っていたら、佐藤の飛び膝が直撃! ローと同じ軌道からフッと上がってきたな。これで顎を打ち抜かれTATはダウン。佐藤選手、MAX初ダウン奪取、おめでとうございます! 立ち上がったTATにもう一発飛び膝! TATは脚がもつれて立ち上がれず、ノックアウト! 引き続き佐藤選手、MAX初KO勝利おめでとうございます!

終わってみれば佐藤が磐石。コヒ、宍戸が相次いでこける異様な雰囲気の中、実力を最大限発揮したか。魔裟斗越えも射程距離だろう。ただ、それでもブアカーオ、サワーに勝てる気はまだまだしないな……。

4月は海外勢が大挙襲来、かな? 楽しみ過ぎる。日本人は推薦枠で一人か二人……普通に準優勝のTATSUJIでいいと思うが、もう一人出すなら尾崎か。オロゴン、コヒは6月のスーパーファイトあたりで復帰でいいんじゃないか。

2007/02/05 11:58
(2)

2007/01/08

2007/2/5K-1MAX日本代表決定トーナメント カード決定

ほっほっほ、予想記事アップした途端に決まったよ。

http://www.k-1.co.jp/report/20070108r.html


▼日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
小比類巻貴之(チームドラゴン/K-1WORLDMAX2006世界一決定トーナメントベスト8)
VS
アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チームオロゴン)

▼日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
TATSUJI(アイアンアックス/K-1WORLDMAX2006日本代表決定トーナメント準優勝)
VS
HAYATO(FUTURE_TRIBE/UKF世界スーパーウェルター級王者)

▼日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
宍戸大樹(シーザージム/シュートボクシング日本ウェルター級王者)
VS
尾崎圭司(チームドラゴン/R.I.S.E.DEAD or ALIVEトーナメント’06優勝)

▼日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー/K-1WORLDMAX2006日本代表決定トーナメント優勝)
VS
白須康仁(花澤/MA日本ウェルター級&WMAF世界スーパーウェルター王者)

▼リザーブファイト 3分3R延長1R
安廣一哉(正道会館)
VS
サトルヴァシコバ(勇心館)

▼スーパーファイト 3分3R延長1R
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)
VS
SHINOBU・ツグト・アマラ(モンゴル/フリー)



ああ〜やべえ、楽しみすぎるぜ。いいよね、日本トーナメントって。

まずはコヒさん、屈辱の予選降格&ザコ相手! さすがにローできっちり仕留めると思うが、手こずることさえ許されないこの試合、結構注目だな。アンディ・オロゴンは二戦目で安廣以上の相手と戦うことになったが、これは気持ちが試されるな。技術がまだまだ甘いのはわかりきってるんだから、身体能力と精神力でどこまでくらいつけるのか。
二試合目はリベンジマッチ。昨年の世界王者対抗戦で気持ちが光った二人が、一回戦から激突。前戦もHAYATOのダメージが大きかったのもあり、一回戦から戦えばほぼ互角ではないか。ただ、1年前から進化しているとしたらTATSUJIの方か。ボクサー上がりVS純正キックボクサーの対決だが、HAYATOは大分パンチも磨き、K-1ファイターとしてルールに適合しつつある一人。対するTATSUJIも強烈なローを織り交ぜた攻撃は、もはやボクサーのそれではない。
尾崎出陣はまあ当然かと思っていたが、宍戸参戦には驚いた。ブアカーオ戦の惨敗を経て予選から出直し、ということだがあまりにリスクが大きい。もっとも本戦のS-CUPでも敗れ、本人としては失う物などない気持ちで来ているのかもしれない。尾崎との対決はスピードスター同士のまさに死闘となりそうだ。カノレッティ、シャファを圧倒した宍戸が実績では上だが、果たしてKの悪夢を払拭できるか……。
日本予選から出直しとなった佐藤は、白須を迎え撃つ。喜入、笛吹を倒し参戦の白須だが、正直K-1の舞台では今のところ噛み合った試合さえできていないだけに、ここは佐藤との技術戦を制することは難しいか。佐藤も、間違いなく昨年より厳しい戦いになる。昨年は一回戦が山で準決勝は安全パイだったが、今年は初戦をノーダメージで抜けたとしても宍戸、コヒと迎え撃たねばならない可能性が高い。この厳しさがモチベーションになると信じたいが、連敗の精神的ダメージがどこまで抜けているかも不安だ。

リザーブには安廣がこれまた屈辱の降格、ヴァシコバ大抜擢。体格差はあるが、身長はあまり変わらんかな? ヴァシコバにすればやりやすい相手だろう。安廣はスタイルチェンジにも失敗し、どんどん弱くなってますな。やはり去年のアンディ・オロゴンを仕留め損なったのが致命的だったか。早くHEROSへ行けばいいのになあ。

スーパーファイト一試合目はブアカーオがアマラを迎え撃つ! かつてナラントンはスパーリング扱いで翻弄したが、この相手はまたレベルが違う。驚異のスタミナと手数に手を焼かされる可能性も? それとも三連続KO中の豪腕がまたも火を噴くのか……。

いやはや、楽しみだ。
ところで、今年は年間スケジュールも変更で、開幕戦の前に世界王者対抗戦を挟み、開幕戦進出者の査定試合を行う模様。秋にやるスケジュールでは、実質今回の日本予選の査定みたいな印象があったが、日本勢壊滅の現状では、世界戦略としてこちらの方が妥当だろう。海外の予選を制した選手も、6月に照準を合わせて集結するそうで……。海外予選もちょこっと映像みたいなあ。キシェンコみたいなのがぞろぞろ来るとか想像したら、たまらんよ。韓国勢もまた出てくるだろうし……。夢がふくらむ。
実際のとこ、ベスト16当落戦上の選手、ちょっと懐かしいイルマッツ、ナラントンあたりや、枠が増えるならJWPもまた呼んでほしいね。ここらとザンビ、レミーガ、キシェンコ、ローセン、タイ、アマラあたりの対戦も見たいし、前田や緒形なんかも出てくるかな?

http://gbring.com/sokuho/news/2007_01/0108_k-1max_03.htm

しかしGBR、たくさん記事をアップして頑張ってるね。やはりYAHOOに載るとなると気合いが違うらしい。オフィシャルより圧倒的に詳しいしな。

さて、全然どうでもいいことですが、ボクはいつも秋に一人で旅行に行くんですよね。だいたい九月ぐらいに。
……九月か……横浜行っちゃおうかな……。
2007/01/08 22:41
(3)

2007/01/07

MAX日本トーナメントとか、日本人はどうすれば勝てるかとか考える

世は滑る問題で大揺れですが、MAXは早くも始動なんですよね。
おそらく、そろそろカードが出る頃だと思うが、その前に希望カードを出してみよう。

やはり今の日本人の層を考えても、2大会は欲しいよね。プラス魔裟斗と推薦一名(緒形とか)で、開幕戦には日本人4人エントリー。ただし一つは日本人対決を組み、一人は昨年ベスト8級と当てる。これで決勝には普通に二人に絞られるかな……。



トーナメントA

コヒ
寒川

山本優弥
尾崎

宍戸
白須

高谷
TATSUJI

うわあああああ、イヤな組み合わせだ。TATSUJI以外は、誰も楽に勝てそうにない。そのTATSUJIも優勝しなければ浮上の道はなし。いやはや、厳しいなあ。

トーナメントB

佐藤
菊池

山内
安廣

HAYATO
前田

我龍
武田

プロテクトしてるはずの武田が負けそうな雰囲気がプンプンするな。佐藤VS山内とか、実現したら泣いてしまいそうだ。HAYATOは決勝まで行かなくてはならない組み合わせだが、実際はどうかな……。

しかし現実問題として、どうもSB勢は、次の興行も決まってるし出てきそうにない。宍戸のポカもブアカーオだから許されたが、日本トーナメントで取りこぼしては厳しいだろうねえ。
大輝はムエタイ専念で……。そう言えば、ぎっくり腰の天才の方の須藤はどうしてるかな? 他にも「忘れてるよ!」という選手がいるかな。アマラ、アンディ・オロゴンあたりもなにげなく日本トーナメントに出てくる可能性もあるか。

日本勢は昨年の世界王者対抗戦は惨敗。このトーナメントを制する選手にしても、ブアカーオ、サワーはおろか、クラウスにも歯が立たないんではないか。日本勢を育成する、という観点で考えると、ここでふるいにかけてしまうのは将来の芽を摘むことにもつながるような気がする。競技的には間違ってないんだが。
安直に考えたら、もっと海外行って試合したら、ということになる。TATSUJIクラスの選手でもすでにRISEの顔なわけだが、そんなところで噛ませ犬倒して「倒し癖」とか言ってる前に、もっと強豪とやればどうか。ヨーロッパのK-1ルールの大会で、キシェンコ、ローセンクラスと戦えば、得る物は大きいだろう。寒川もプラムックジムに誘われてて、会長が「1年来たら絶対強くなる」と言ってるのである。行け!
実際問題、自分のとこの興行に出ないわけにはいかないし、多くの選手は他に仕事もある。ただ、どうもほとんどの選手に「K−1で世界を穫る」という本気が見えないのも事実。TATSUJIなどはその気もあるんだろうが、レベルの違いを見ていると、絶望的なまでに勝つ方法論が見えない。今までどおりの練習、今までどおりの環境で試合を続け、いざK-1に出たらその延長で勝てました……そんな甘い話があるわけがない。
我々ファンは「練習環境を変えろ!」と簡単に言うけれど、これはすごく難しいことだよな。
まずはそれまでの自己否定。今までの苦しい練習が無意味だったという風に位置づけられる可能性がある。より良い環境に移って名トレーナーについたとして、もしか物凄く伸びたら、「もっと早くに移籍していたら……」という後悔に苛まれること間違いなしだ。さらには思ったほどの成果が得られなければ、要は伸びしろがなかったことが明らかになれば、自己否定を経た自分をもさらに否定しなければならないことになる。
そして、練習の否定というのは、今まで世話になった恩師やジム生の否定にも当然つながる。慣れ親しんだ練習環境を捨てて、(少なくとも最初は)何考えてるかわからないトレーナーのところで練習しなければならないわけだ。当然、ストレスも溜まるだろうし、自分で自分を否定するのはまだしも、他人に今までの自分を否定されることになる。こんな練習じゃダメだよ、というようなことを、直截か遠回しかはわからんにせよ、確実に言われるわけだ。

自分で今までの自分を否定する。
自分で他人(恩師、同門)を否定する。
他人に今までの自分を否定される。
それでいて、自分の可能性は信じる。

うーん、これは脆弱な精神の人間には、まず無理でしょうな。
しかし例えばミルコなど、柔術やボクシングのコーチを幾度も変えて、勝てる方法論を探し続けている。インタビューを振り返れば必ず「彼に教わっていてもダメだった」という台詞が出てくる。逆に言えば、選手を勝たせるのもトレーナーの仕事なのだから、その方法論を見いだせない指導者は切り捨てられるのも当然だ。
こういうシビアな考え方がどこまで出来るか……どこまで自分本位になれるか……。

「日本人選手は甘ったれてる」という見方を、誰か覆してみせる選手はいるかな?

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