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K-1MAX 過去ログその4

過去ログです。
2006/04/06

2006/4/5 K-1MAX開幕戦 試合感想

新鋭、強豪、ズラリと集め、今年のMAXも開幕! 四大王者、日本人王者、他団体の大物、未知の強豪が凌ぎを削る一大決戦。生き残るのは誰だ?
というわけで毎度おなじみの地上波観戦です。



▼K-1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
小比類巻貴之(日本/チーム・ドラゴン/K-1 WORLD MAX2004日本代表決定トーナメント優勝)
VS
イム・チビン(韓国/ソウルテウン/K-1 WORLDMAX2006アジアトーナメント優勝)

フレーフレー、チビン! 国籍などどうでもよい。強い者が勝ち、好きな選手を応援し、嫌いな選手にブーイングを送る、それが私にとっての格闘技観戦である。コヒさんは大好きだ、ぽっきり心が折れて負けるから。
チビンは1ラウンドからパンチ主体の攻め、コヒさんも脚を取って倒したところの追い打ちのローという必殺技を早くも炸裂させ、こちらの敵愾心を煽る。
そして3ラウンド(2ラウンドはカット)、「小比類巻選手は、ここまで5回ぐらい警告を受けてますけど」、畑山さんナイスフォロー! スタイルを切り替えミドルも飛ばすチビン、いいぞ、このまま押し切れ! コヒさんが背中を向けかける姿もチラチラと見られはじめ、勝利は目前かと思われたのだが、ダメージが想像以上に蓄積していたか、コヒさんのロー直撃でチビンが崩れ落ちる!
うーむ、やはり小比類巻はローキックか。さして回数を打ったようにも見えなかったのだが……。いいとこまで行ったのだが、破壊力の差が出た感じ。やはりコヒさんの心を折るのは、もっと世界レベルの選手でないとなあ。


▼K-1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/K-1 WORLD MAX 2006日本代表決定トーナメント優勝)
VS
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム/WOKA世界王者)

影の優勝候補の誉れも高く、佐藤発進! 出だしから、もうすっかりお馴染みとなったコツコツローキックの連発! 左右のローから膝につなげ、すぐに離してローキック、おまけでパンチ! 驚くべきことに今日はまるでレフェリーの注意が出ない。小森采配恐るべしだな。しかししかし、ははは、これは完勝だなと思われた1ラウンド終盤、いきなりザンビディスのパンチが直撃! 佐藤の腰がガクンと落ちた! いやあ、目が覚めましたね、さすがザンビディス。これはわからなくなった。
インタビューを後で読むと、完全に意識が飛んでいたらしい。よく立ってたな。これでプッツンきたか、それでも同じ攻撃を繰り返し続ける佐藤……あれ? 日本トーナメントより1ランク上のローキックのラッシュが、ザンビディスの太腿を真っ赤に染め上げる。ペースが落ちたザンビに膝とローの雨を浴びせ、判定で圧勝。
やはり強い。おまけに身体の仕上がりが、1年前と比べても違い歴然。仮にK−1やめてキックに戻っても、このパワーアップは絶対に生きるね。MAX初のダウン奪取はまたもお預けとなったが、それほど先ではないかもしれない。


▼K-1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング・オランダ/K-1 WORLD MAX 2005王者)
VS
"SHINOBU"ツグト・アマラ(モンゴル/チーム・ハードコア/元全日本キックライト級王者)
※アマラ忍より改名

猛ラッシュ対決になるかと期待していたが、予想に違わぬ大打撃戦になった。1ラウンドは踵やバックブローなどを出すアマラと、手堅く様子を見るサワーという構図。しかし2ラウンドをカットして迎えた第3ラウンド、両者猛攻撃をかける。ガードの上からでもおかまいなしに、怒濤のラッシュをかけるアマラと、切れのあるローとボディブローで有効打を叩き込むサワー。クリーンヒットはサワーの方が多かったと思うが、アマラの手数も倍近かった。
判定はもつれ、延長戦。さすがにスタミナの切れたアマラだが、心は折れずに手数を出し続ける。ペースを落とさなかったサワーが競り勝ったものの、アマラ恐るべし。スタミナ、技術、スピード、どれも抜群で、サワー級の選手でなければ勝ってただろう。1階級上のローキックには苦しんだ感じだが、次戦以降が楽しみだ。
サワーはやはり手堅いなあ。ガードの隙間を抜いて有効打を当てるのが上手い。このルールの経験で上回ったか。


▼K-1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
アルバート・クラウス(オランダ/ブーリーズジム/K-1 WORLD MAX 2002王者)
VS
アリ・グンヤー(トルコ/アルフィッド)

いきなり3ラウンド目からの放送。始まった瞬間お互いパンチが直撃! おいおい、こいつも化け物かよ〜。グンヤー、クラウス相手にまったく引かず、重そうな攻撃を連発! つうか、ヨーロッパにはこんなのがまだゴロゴロいるんでしょうね。
意地でパンチを浴びせたクラウスが判定勝利。これも冷や冷やものだった。ここまで全試合、どっかで冷や冷やしてるよ。


▼K-1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム/K-1 WORLD MAX 2004王者)
VS
ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/スティーブズジム)

うーん、これからはこの攻めをカラコダ戦法と呼ぼうか。佐藤を破った距離を詰める戦法で、ひたすら前に出るカラコダ。ブアカーオはしかしパンチをことごとくスウェーでかわし、膝で応戦。幾度か鋭角に入った膝で、カラコダの身体が折れ曲がる。しかし距離が詰まり過ぎて、ブアカーオはミドルを打てない。
さて2ラウンドがカットされ……またかよ〜! いい加減にしろ! 3ラウンド、呼吸が荒いブアカーオ、相変わらず顔はきれいなままなんだが、手数不足。組む→膝→不自然な間……なんだこりゃ? ブアカーオは組んで膝を打つんだが、ルールを律儀に守り?二発目を打たない。カラコダもブレイクを待って、ブアカーオも離れ際のパンチがイヤだから突き放さず……。おいおい、大膠着じゃないですか。さっさとブレイクしろよ。ここらへんのレフェリングが最大の疑問。早く離してブアカーオに警告出してれば、もう少し試合が動いたと思うのだが……。
本戦は差がなく、延長に突入。これはブアカーオ苦しいな、と思っていたが、いきなりパンチで打ち合う! 完璧なスウェーでカラコダの連打を見切り、逆に左フックを直撃させる。その後もパンチで前に出続け、打ち合って距離が詰まったところでクリンチ。これがダッキングして前のめりになってそのまま勢いで突っ込んだ感じで、しかもその後に膝を打たない。今度はレフェリーが膝を一発打つのを待ってしまった感じか? またもなかなかブレイクかからず。ブアカーオはボディが効いていたか、かなり疲れていた。
延長判定はスプリットでブアカーオが制したが、これはカラコダが取っててもおかしくなかったろう。しかしザンビディスが出来なかったブアカーオ対策をやってのけたカラコダは、やはり強い。推薦枠でもいいんじゃないかな。


▼K-1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
ドラゴ(アルメニア/イッツショータイム)
VS
オーレ・ローセン(デンマーク/Untamed)

まさか放送されるとは……しかもなぜか、今まで散々カットされてきた2ラウンドのみの放送。ローセンの粘りも光ったが、ドラゴも荒っぽいけど強いね。しかしローセン、試合後インタビューで衝撃の「MMA専念」宣言! マジで!?


▼K-1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
魔裟斗(日本/シルバーウルフ/K-1 WORLD MAX 2003王者)
VS
レミギウス・モリカビュチス(リトアニア/リングスリトアニア/ZST-GP2王者)

ここまで色々あったけど、最終的には下馬評通り。最後の最後に番狂わせは起きるか?
開始早々、左のパンチからハイキック、飛び膝の流れるような連続攻撃で魔裟斗がぐらつく。しかし煽りVで「倒せないし王座からも遠ざかってる」と思いっきりほんとのことを言われた魔裟斗、今日は前に出る。前に出ながらもステップワークは健在で、下がる時はきっちり下がり、1ラウンド後半からは自分のパンチの距離をキープ。攻めに入った時の加速が違い、フックからアッパーへの連携も、シャファ−戦の倍の速度だ。
レミーガは徐々に動きが落ち、ロープに詰められる場面が増える。最後はボディを効かされ、パンチ連打で丸くなったところでタオル投入となった。ちょっと早かったかと思ったが、もともと1階級下の選手だし、ダメージを受けるのも危険だろう。

終わってみると下馬評通りだったんだが、佐藤にドキッ、サワーにハラハラ、ブアカーオにヒヤヒヤ、もうお腹いっぱいである。しかしカラコダを初めとして、負けた方もみんないい選手、というか怪物ばかりだ。来年こそは勢力図がガラリと変わるかも? 下馬評通りと書いたが、常連ベスト8の一角を切り崩した佐藤はお見事。
ブアカーオVSカラコダは、判定よりもレフェリングが問題。延長の判定も、クリンチを注意・警告がなかったという理由で考慮せず、デジタル的に考えればブアカーオになるかもしれない。だが、ルール上は反則になる以上、レフェリーがもっと厳しくやるべきだろう。
判定は多く番狂わせもなかったですが、心が洗われた大会でした。やはりあれだなボビー弟とか、イロモノを出しちゃあダメですよ。

決勝の組み合わせは来週ぐらいか?
個人的希望は、

魔裟斗VSカラコダ
サワーVSクラウス
ブアカーオVSドラゴ
コヒさんVS佐藤

ですね。一回戦から泣けるよ。
2006/04/06 00:36
(11) (1) |

2006/03/18

2006/4/5 K-1MAX開幕戦 全カード決定!

遅くなりましたが、MAXの残りカード決定について。
なんつうか、ちょっと今回は驚きのカードでした。そこらへんと不満点などを交えてつらつらと。

▼K-1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング・オランダ/K-1 WORLD MAX 2005王者)
VS
"SHINOBU"ツグト・アマラ(モンゴル/チーム・ハードコア/元全日本キックライト級王者)
※アマラ忍より改名

▼K-1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
小比類巻貴之(日本/チーム・ドラゴン/K-1 WORLD MAX2004日本代表決定トーナメント優勝)
VS
イム・チビン(韓国/ソウルテウン/K-1 WORLDMAX2006アジアトーナメント優勝)

▼K-1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
アルバート・クラウス(オランダ/ブーリーズジム/K-1 WORLD MAX 2002王者)
VS
アリ・グンヤー(トルコ/アルフィッド)

▼K-1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
ドラゴ(アルメニア/イッツショータイム)
VS
オーレ・ローセン(デンマーク/Untamed)



改名したてでまた改名、白鳥忍こと"SHINOBU"ツグト・アマラが熱望していたK−1参戦。いや、これはほんとにビックリした。1月のJ-NETの試合後も「K−1に出たい」とアピールしていたが、正直オレはいささか冷ややかに、出られても来年の日本代表トーナメントかな……と思っていた。それがまさかナラントンガラグを押しのけてのいきなりのモンゴル枠とは……!
ナラントンは4王者に全て敗れているので、そのあたりを考えたら新顔が欲しいところ。アマラ(今後、どういう呼び方が定着するか見当もつかないのだが、とりあえずはこう呼ぶことにする)はライト級のとはいえ実績もあるし、興味深いところだ。
ただ心配なのは、現在68キロという体格。増量してこの状態だから、70キロの選手、しかもアンディ・サワーに対してどこまでやれるのか。喜入衆戦を見たが、序盤ローキックに苦しみながらも一発のパンチを皮切りにラッシュし、力の差を見せていた。が、キックとパンチでは倒しきれず、最後は肘での攻撃でTKOに追い込んでの勝利。正直、手こずったという感覚が否めなかった。まだまだ上の階級では不安が残る。サムゴーを破った全日本キックの伝説の選手であるだけに、あまり良くない形では試合して欲しくないところだが。
まあ、決まっちゃったものは仕方ない。余談だが、この選手はどうしてわざわざ日本名のリングネームをつけていたんでしょう。近年の大相撲のモンゴル勢の活躍や、ナラントンガラグ、スミヤバザルなどの登場で格闘技界でもモンゴル人の認知度が上がり、おおっぴらに本名に近いリングネームを名乗れるようになったのだとしたら、喜ばしい反面、少しばかり寂しい話でもあるな。
しかしナラントンも悪い選手じゃないと思うので、また韓国大会でもいいからチャンスをあげてほしい。

ひさびさコヒさんはイム・チビン戦。魔裟斗が退けた相手だけに、コヒさんの回復具合を計る絶好の相手であろう。近頃のルール変更はコヒさんのスタイルにも影響を及ぼしているであろうだけに、足下をすくわれる可能性も? チビンがベスト8というのも釈然としない部分もあるが、過酷(たぶん)なトーナメントを勝ち上がってきただけに、応援したい。あ〜でもコヒさん対佐藤も見たいなあ……。

そしてクラウスは宿敵グンヤーと激突! といってもどんな選手かぜんぜんわからんのだけど……。トルコ枠からはイルマッツが外れ、このグンヤーが登場。初参戦、いきなり開幕戦というのが、やっぱりMAXの物足りない部分だな。興行数も少ないから仕方ないんだけど。ここでいきなりクラウスを沈めれば、インパクトは倍なんだが。
イルマッツも好きな選手なので、ヨーロッパの地区大会でもいいからチャンスを……ってまた言ってるよ。ナラントン、イルマッツクラスは、ウェイン、ザンビディスなどのベスト8下位組とやってきっちりヒエラルキーを決めてほしいなあ。

ドラゴ対ローセンも楽しみだが、オランダ4強の誉れ高いとはいえドラゴも初参戦同士でいきなり開幕戦というのは、ちょっとどうかと。まあどちらも下馬評高いし、全然杞憂に終わると思うんですがね。

……あれこれ不満も書きましたけど……めちゃめちゃ楽しみですよ。待ち遠しい! これもいつか大阪で見られたらいいなあ……。大阪で見たMAX絡みの試合って、魔裟斗VSKIDと魔裟斗VS大東って……なに……。
2006/03/18 19:40
(6) (5) |

2006/02/24

2006/4/5 K-1MAX開幕戦 一部カード決定!

佐藤選手が日記で、対戦相手をちらっと聞かされたと書いていた。ZSTのリングではレミギウスが魔裟斗戦をアピール。我々がこうしている間にも、闘いはすでに始まっている。
そんなわけで、開幕戦のカードが一部発表。いきなりメインとセミはこれで決まったかのようなカードだ。素晴らしい。

<K−1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R>
魔裟斗(日本/シルバーウルフ)
レミギウス・モリカビュチス(リトアニア/リングスリトアニア)

<K−1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R>
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト)
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)

<K−1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R>
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)
ヴァージル・カラコダ(南アフリカ)

<スーパーファイト 3分3R延長1R>
TATSUJI(日本/アイアンアックス)
ニック“ザ・ゴースト”ゴンザレス(米国)



開幕戦は7試合で争われ、推薦者一名を加えた8人で決勝。
魔裟斗は、いきなりレミギウスと激突。去年は「イム・チビン? 誰?」という印象だったので万々歳。故障以来、精彩を欠く魔裟斗だけに、勢いのあるレミーガを倒せば再び流れを呼び込めるか。まだまだチャレンジャーの立ち場のレミーガだが、ここをクリアすれば一気に優勝候補に躍り出る。KIDも魔裟斗戦の善戦が高評価につながっただけに、レミーガにとってはチャンスだ。
とはいえ、またまた魔裟斗先生がローキックで長期戦に持ち込み、がっちり判定勝ちしてしまう可能性が高そうだが……。

日本代表佐藤嘉洋、ザンビディスと激突! 今まで以上の強敵との激突になるが、佐藤にとってはこれさえも通過点でなければならない。同じ日本人の魔裟斗、小比類巻、目標であるブアカーオが破っている相手だけに、このザンビディスにいい形で勝てば、大きな評価を受けるだろう。だが、日本代表戦とはレベルの違う相手だ。前に出た上で、いかに回転のいい連打を出させないか、という現在のスタイルの完成形を見せないと厳しいか。
ザンビディスも、決して相性のいい相手ではない。リーチと身長に差があり過ぎる。一発がないと言っても、顔面に膝を食っては立っていられまい。壮絶な根性勝負になりそうな予感。

ブアカーオVSカラコダも、似た印象のカード。ザンビディスは翻弄してみせたが、よりリーチのあるカラコダ相手では、もしかするとクラウスとの初戦のような不覚を取る可能性もあるのではないか。だが、佐藤以上の破壊力を持つブアカーオの蹴りを受けて、カラコダがどこまで前進できるか? 壮絶な根性勝負になりそうな……っておんなじこと言ってるよ。このカード自体は面白そうだけど、同じコンセプトが並ぶとちょっとなあ。

TATSUJIもスーパーファイトに参戦、ということで、ニューフェイスにきっちり勝てるか? 負けたら準優勝もクソもすべてふっ飛ぶ。本人的にはもっとビッグネームとやりたかろうが……。

え〜あとはクラウス、サワー、コヒさん。ガオグライとJWPがTITANSに出るらしいから無し。ドラゴも決まり? マンバはいらんなあ。ともあれ、残りのカードも今から楽しみである。
2006/02/24 00:01
(8) (6) |


2006/02/04

2006/2/4 K-1 MAX日本代表決定戦 試合感想

意地と意地がぶつかりあった日本代表決定トーナメント。制したのは誰か?
そしてスーパーファイトの行方は……。
定時に職場を飛び出し、いざ地上波観戦!




▼日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R
安廣一哉(正道会館/第1&2回正道会館全日本空手道選手権大会軽量級優勝)
VS
HAYATO(FUTER TRIBE/UKF世界スーパーウェルター級王者)

安廣が競り勝つかと思っていた試合だが、HAYATOが常に前に出て攻勢をかける。ショートでのパンチのテクニックではやや安廣で、この展開なら得意の右ストレートのカウンターが生きるかな、と思ったのだが、HAYATOが伸びる右ストレートとアッパーをまとめ、2ラウンドから一気にペースを奪取!
安廣! ここで胴回し回転蹴りだ! というオレの声も虚しく、パンチの距離で打ち合い続けてしまう。3ラウンド、ややローも出たが、HAYATOがリーチ差を生かして強引に押し切る。
やっぱり安廣の決定力不足が出たなあ。絶対的なボクシング技術はないし、距離を取って戦うにはリーチもなく、出入りのスピードにも欠ける。精神力だけでは勝てませんよ、時々ポッキリ折れてくれるコヒさんならともかく……(あ、言っちゃった)。


▼日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R
TATSUJI(アイアンアックス/R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT'05優勝)
VS
山本優弥(BOOCH BEAT/全日本キックボクシング連盟ウェルター級1位)

TATSUJIを過小評価していたか、山本を過大評価していたか、とにかく実力の差が出たなあ。TATSUJIはDOAの時と変わらぬ戦い方で、パンチのプレッシャーを生かして前に出続ける。山本は膝とミドルで応戦するが、圧力を止められず、つかみに行ってしまう。パンチをクリンチで止めた後の膝、というのが、たぶんK-1のジャッジではよほどレバーかみぞおちにでも当ててダメージを与えない限りは、ポイントにならないだろう。
強引に攻め続けるTATSUJIに、山本の反撃は蹴り一辺倒。このまま判定までズルズル行くかな……と思ったところで、コーナーに追い込まれて連打を浴びる山本! 完全に右のガードが落ちていて、どうやら脱臼の再発であろうということ。やらせろと泣きわめくが、片手で勝てるような甘い相手じゃないだろう。悔しい気持ちは伝わって来たが、ストップは当然。それにしても、これが癖になってるとしたら将来が心配だ。
TATSUJIはダメージなし、スタミナの消耗もほどほどだろう。やはり身体が強いし、パンチのプレッシャーで相手に打たせない。基本的に魔裟斗に似たスタイルかも。


▼日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R
大東 旭(チーム・クラウド/元プロボクシングWBC世界スーパーウェルター級5位)
VS
上山龍紀(TEAM Kings/DEEP初代ミドル級王者)

ダイジェストでした。まあ面白くなかったんだろうね。内容はまったくわかりませんが、膝を当てた上山が完勝。


▼日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R
佐藤嘉洋(フルキャスト/WPKC世界ムエタイスーパーウェルター級王者)
VS
新田明臣(バンゲリングベイ/K-1 WORLD MAX 2005〜日本代表決定トーナメント準優勝)

魔裟斗「佐藤かな……」 武田「佐藤選手でしょう」
大本命がついに登場。しかし相手の新田も気合充分、会場の新田コールもすごい。
新田はやはり前に出て距離を潰す作戦か。それも闇雲にではなく、パンチとローを狙えるギリギリの距離に強引に身体を進める感じで、上手さを感じさせてくれる。これは侮れないよ。佐藤はおなじみ正確無比のローキックで応戦。それに加えて、今回はパンチも多用。そして「Kー1用」か飛び膝も見せる。パンチでは、ヒット時の印象のいいアッパーを巧みに使い、判定の取りこぼしをなくすための戦略に徹して来たか。
いやねえ、テレビで見てたら、ヒット数は大してかわらないように見えたんですけど、判定で二人ならんで立ってみると、新田は顔はれてるのに、佐藤はきれいなまま! 驚きですね。派手さはないんだが、ポイントをつけるとしたら佐藤しかない、そんな展開でした。


▼スーパーファイト 3分3R延長1R
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/K-1 WORLD MAX 2004王者)
VS
マイク・ザンビディス(ギリシャ/WOKA世界王者)

こらこら、いきなり2ラウンドからかよ! 最初から見せろよ! しかしこれも静かな展開。ブアカーオが強すぎる! ザンビディスが、去年の決勝のナラントンガラグと同じスパーリングパートナー扱いで、少しも見せ場を作らせてもらえない。ローでの応戦も虚しい抵抗だった。逆にミドルの距離にはまり、右のパンチが完全に殺される。ブアカーオは無理な攻めなどするまでもない、と言った余裕の風情。しかし、まさか飛び膝までいともあっさり止めるとは……。
ザンビディスは身長差があるから、ミドルをキャッチしてちょっとでもダメージを軽減する手が使えないんですね。ブアカーオは体重もじわじわ上げてきてるし、死角はなしか……。


準決勝
HAYATO(FUTER TRIBE/UKF世界スーパーウェルター級王者)
VS
TATSUJI(アイアンアックス/R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT'05優勝)

消耗度で、HAYATOやや不利かと思われた試合だが、果たしてその通りの展開に。前に出るスタイルは変わらないTATSUJIだが、HAYATOもボクシングスキルで劣るのは承知で真っ向勝負を挑む。やはりK−1ルールがパンチの連打を有利に取る以上、キックボクサーは蹴りのみの応戦ではどうしても不利になる。となると、リスク覚悟で蹴りとパンチ合わせたコンビネーションで絶対的に上回ってみせるしかない。HAYATOの意地も光り、見応えのある試合になった。
だが、ここでTATSUJIも太い脚でローキックを叩き込んで反撃。これが想像以上に重いのか、HAYATOはダメージが蓄積して行く。HAYATOも幾度かパンチを当て、わずかながら勝機も感じさせたのだが、TATSUJIは勝負度胸も強く、押し返す。最後はローでダウンを取られ、HAYATO判定負け。
さすがに消耗したろうが、TATSUJIはなぜかローをあまり蹴られていない。これは大きいだろう。


▼スーパーファイト 3分3R延長1R
レミギウス・モリカビュチス(リングス・リトアニア/ZST-GP2王者)
VS
我龍真吾(ファイティングマスター/J-NETWORKウェルター級王者)

ここまで2ラウンドからの放送が多かったんだが、ここでは1ラウンドから放送開始。ははあ、これは速い段階での決着になったかな……と思ったら終わった。
え!? え!? え!? 8秒!? え!?
し、信じられねえ〜。強すぎる……。正直、弱点もそれなりにあるだろうレミーガとワンマッチで相対して、我龍はおいしいと思っていたのだが……。テレビに映った時間も、もしかして家族と同じぐらいじゃなかろうか。
しかし一発か……大東でも同じだったろうな……。


準決勝
上山龍紀(TEAM Kings/DEEP初代ミドル級王者)
VS
佐藤嘉洋(フルキャスト/WPKC世界ムエタイスーパーウェルター級王者)

上山、サポーターが痛々しい……って素肌が見えんではないか! この脚に非情の集中砲火を浴びせる佐藤。上山はローをキャッチしてねばるが、佐藤はまったくバランスを崩さず、じわじわと攻め続ける。結果、ドクターストップ。ここでもつれるようなら、佐藤は苦しくなるかも、と思っていたが、完全に息を吹き返した格好だろう。
上山はどんな選手なのか、打撃のセンスもよくわからんままに放送が終わってしまったよ。HEROS要員がこんなとこで怪我してたら来月に間に合わんだろうに。


▼スーパーファイト 3分3R延長1R
魔裟斗(シルバーウルフ/K-1 WORLD MAX 2003王者)
VS
イアン・シャファー(リングス・オーストラリア/XFCライト級王者)

おーい! 魔裟斗先生の煽りが多すぎるよ! 1回で充分だって!
見どころに欠ける試合だったが、ルールに完全適応した魔裟斗のスタイルは、格下相手ならブアカーオ以上に磐石だ。パンチは打たせず、ローでプレッシャーをかける。手も出さないのにシャファーがコーナーまで下がってしまうのには正直、オドロキだ。谷川Pのオーラ云々も、こうなると説得力が出てくる。ヘビー級でホーストが、相手にプレッシャーをかけて、ローとガードの上からのパンチだけで勝ってしまうスタイルを確立したが、ほぼそれに近いものを感じる。相手に持ち味を出させない。これで勝てるんだから、無理に危険を犯す必要もないだろう。
こうなってくると、やはりそれなりに魔裟斗にリスクを負わせ、プレッシャーに負けずに持ち味を出せるレベルの相手をぶつけないと、面白い試合は今後望めまい。今ならブアカーオか、サワーか、ジョン・ウェインぐらいかな……。 あ、あとドラゴにも期待。


決勝
TATSUJI(アイアンアックス/R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT'05優勝)
VS
佐藤嘉洋(フルキャスト/WPKC世界ムエタイスーパーウェルター級王者)

ここまでの内容、消耗度共にほぼ互角かと見え、スタイル的にK−1ルールに適合したTATSUJIが、大物食いを果たしてしまうのではないか? とも想像した。
……が、2ラウンドから(またかよ! 殺すぞ!)始まった放送で……来た来た来た! 佐藤が来た!
あれだけ前に出続けてきたTATSUJIが、ついに力なく下がりコーナーに押し込まれる!
ボディブローで数々の強豪を封じ続けて来たTATSUJIが、レバーへの膝で身体を折り曲げる!
ボクサーという出自に似合わぬ強烈なローで勝ち抜いて来たTATSUJIが、足を効かされ転ぶ!
豪快なパンチで対戦相手を圧倒してきたTATSUJIが、ストレートでテンプルを打ち抜かれよろめく!
決勝で最大の強敵を迎えた佐藤が、ついに全開。完璧なガードでパンチを裁き、波状攻撃。ダウンを取ってもおかしくないような膝もあり、後半完全に圧倒。1ラウンドはTATSUJIがパンチで優勢だったらしいが、そこで力を使い果たしたか。
仕上げとばかりに首相撲で何度も転がしてみせ、立ち上がるTATSUJIに、初めて「何が起こっているのかわからない」という弱気な表情が浮かぶ。
「場数が違う」……トーナメントという未経験の舞台もなんのその、佐藤嘉洋、見事な内容で完勝。圧力もコンビネーションも進化し今後を期待させる内容だった。

終わってみれば、トップ陣が順当に完勝。ザンビディスは苦しかったが、開幕戦での巻き返しに期待。
放送は魔裟斗以外まんべんなくカットされ(笑)、激怒するほどでもないが煽りの多さには辟易だった。カットされたところが、決勝の1ラウンド以外は地味な展開であったろうところが救いか。DVD出たら(出るのか?)、舐めるように見るぞ。
2006/02/04 22:45
(17) (5) |

2006/01/28

2006/2/4 K-1 MAX日本代表決定戦 鈴木欠場。

胆嚢炎だそうですよ。どういう生活をしてる人がかかって、どういう症状が出るものなんでしょうかね。

http://www.boutreview.com/data/news05/060204k1max.html

個人的に、鈴木選手の「ローキック対策」とやらには興味があった。今後、ボクサーの参戦があった場合の、K−1ルールへの適応度や、対策に要する時間などの一つのデータとなるかと思ってたのだが……。
代わりに出てくるのが、二戦続けて対策ゼロの大東とはねえ。昨年のデビュー戦、ぱっと見は大東の方が派手な試合をしたが、年齢的にも取り組み方を見ても鈴木の方がまだ可能性があるように感じた。それだけに、今回の欠場はいささか惜しまれる。



リザーバーの我龍、白須ともに、大東よりも確実にキャリアは上なので、やはりどちらかがトーナメント本戦に進むべきだったろう。これが鈴木以外の選手の欠場だったら、あるいはそうなっていたかもしれないが、ボクサー優遇に飲み込まれた格好となったか。

我龍は大東に代わってレミギウスとの対戦が決定。トーナメントに参戦できなかったのは残念だが、テレビ放送に乗るのは確実となったし、美味しい事は美味しいだろう。DVDが届いたので、先のベルバーチ戦を見たのだが、好試合だった。リスクを恐れず近距離で打ち合うスタイルには、期待感が持てる。
そのDVDで、レミギウスVS安廣戦の試合前の映像を見た。控え室に座ったレミーガ……微動だにせず。瞬き一つせず、ただじっと座っている。盟友の所が様子見にやってくるのだが、無反応。しばらくして所が横から覗き込んでも、まったく、まったく動かず。容貌とあいまって、マネキン人形のようだった。集中力がすごすぎる。この男もある意味、怪物ですな。
その化け物相手に「我龍タイム」を演じられるか!? 通訳の人はレミギウスに、忘れずラスト一分の特別ルールを説明しておくように。そこまでもつかというと、難しいと思うけど。

DOAトーナメント準優勝の白虎選手も登場で、リザーブ戦。白虎と白須って、ややこしいな。お客さんは覚えられるんだろうか。不運。

しかし、ボビー事件もあり、どれが放送されるのかよくわからなくなってきましたねえ。あまり綺麗にKOしすぎても、KOシーンだけのダイジェストにされるかもしらんしな。
2006/01/28 21:14
(3)

2006/01/24

2006/2/4 K-1 MAX日本代表決定戦 追加カードはボビー弟!

すでに情報は出ていたが、ボビー弟……アンディ・オロゴンがK−1MAXに参戦を決めた。対戦相手はプロレスラーの飯伏幸太。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/headlines/20060124-00000018-spnavi-spo.html

PRIDEも金子賢を出したが、元祖素人起用はやはりK−1だ。そして相手にもまた素人のプロレスラーかよ……。抜群の身体能力とか言うが、スキルがなければ立ち技では通用しないのは明白。



しかし、こういう技術的に同レベルの選手同士をぶつけて来るあたりに、K−1の素人戦略に一日の長ありと感じさせる。ヘビーならスタミナ切れでグダグダになるところだが、70キロ級同士で目まぐるしく動いて、手打ちでもなんでもパンチを振り回せば、試合として多少は「見られる」ものになるのは明白だ。一発当たって派手なKOにでもなれば万々歳。どうせ解説も「右、当たりましたね!」「効いてますよ!」「いい試合でしたね」としか言わないし……。
一昨年の大晦日、ボビーVSアビディも、大味な内容ではあったがそこに救われた感がある。「ボビーやるじゃん」「いいもの持ってる」、そんな声が多く聞かれた。今回も、そういうことになるのではないか? より問題となるのは、実績もない素人二人を、本職のキックボクサーを差し置いてホイホイと第一試合に上げてしまう理念のなさなのだが……。
アンディ・オロゴン個人は別にタレントでもないし、1ルーキーとして存在しても構わない。飯伏も然り。ただ、それが世界中の強豪が集まるMAXのリングに、いきなり登場するのがいただけないのである。MAX人気も随分と高まった。ここらで、トライアウト的な内容や、新人育成目的の小規模な大会を開いていけないものだろうか。それこそ、そういう企画をテレビ番組とでも連動させ、MAXへ到る道のりを明確化させていけばいい。練習風景を撮るぐらいでは不足だ。言葉は悪いが、リングに権威を持たせない限り、結局は空洞化の憂き目を見る。運営側はもっと勿体をつけ、リングに上がる人間は「特別」だという幻想を作ることに腐心してほしいものだ。
2006/01/24 17:01
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2006/01/18

今朝見た夢。

MAX日本代表決定戦をやってる夢を見ました!
どんだけK−1が好きなんだろう、オレ……(笑)。

公開練習では順調な仕上がりをアピールしている佐藤選手ですが、

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/column/200601/at00007397.html

今朝見た夢の中では、1ラウンド早々に、新田選手のハイキックで失神していました……(汗)。
ふ、不吉な夢だ。でもKのリングには魔物が棲んでますからねえ。

オフィシャルサイトを見てたら、TATSUJI選手や山本選手は、K−1ルールなら佐藤にも勝てるとの発言。
……君たちは、ウィリアム・ディンダーより圧倒的に強いの?
魔裟斗やKIDもそうですが、でかい口を叩く選手が増えてきましたね。謙虚な選手よりは面白いと思いますが、やはりファイターは有言実行。ビッグマウスに見合った結果を出してくれるか、注目です。



2006/01/18 23:38
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2006/01/12

2006/2/4 K-1 MAX日本代表決定戦 スーパーファイトは?

昨年のスーパーファイトはクラウスとブアカーオが王者同士の激突、ということで火花を散らし、互角の大激戦を繰り広げた。小比類巻、武田不在のトーナメントが、ともすれば地味にも見える中、トップファイターたちは一試合でそれを食う存在感を発揮できるか?



魔裟斗 vs. イアン・シャファー

昨年の魔裟斗は、大晦日のKID戦を経て、王座奪回に向けて万全の調整を期すために、2月大会は回避。開幕戦に集中する意向を示した。が、今年はそれと対照的に、大晦日の大東戦、勝利後のリング上で「オレ、来年は働くんで」と異例の発言。K−1今年最初の戦いで、早くも登場した。
何ゆえだろう? ファイターとしても円熟の域に到達しつつある魔裟斗だけに、年間スケジュール通しても戦い抜く自信がついた、あるいは調整法を確立したか。大晦日緊急参戦の際の発言にもあったが、加熱するPRIDEとの興行戦争の中でK−1の一翼として危機感を感じたか。また、格闘技人生のピークにある競技者として、この最高の自分でいられる間に何かをリング上に残したいと思ったのか……。
それは魔裟斗自身にしか、きっとわからないことなのだろう。いきなり結婚とかするのかもしれないが(笑)。
その初戦の相手に抜擢されたのはイアン・シャファー。安定感には定評のある新田を滅多打ちにした、総合出身のファイターである。といいつつも、キックやボクシングがバックボーンという話もきくし、どうもこの選手に関しては得体の知れない不気味さもつきまとう。3ラウンドのK−1ルールにおいては、あなどれない相手だ。
魔裟斗の最近の戦績を振り返ると、どうしても判定勝ちのイメージがつきまとう。先の大東戦は競技に適応していない格下相手だけにKO勝利だったが、やはりトーナメントというシステムで手堅く勝ち抜こうという意識からか、確実に勝とうという意識がほの見えた(とはいえ、ダウンなどで決定的なポイントを奪うあたり、武蔵くんなどとは決定的に違うのだが)。
しかし、今回は勝ち上がりに関係ないワンマッチだ。昨年のザンビディス戦の第3ラウンド、完璧な右ストレートでダウンを奪ったが、個人的にはそれよりも衝撃的だったのが、逆転を狙って攻めてくるザンビディスに対し、終盤アッパーへつなげるコンビネーションを叩き込んで完全に足を止めたシーンだった。1ラウンド、2ラウンドのザンビディスの攻勢を考えればダウン一つではイーブンと捉えられてもおかしくないと思われたが、その後「鉄の拳」の余裕の笑みを完全に消し去った攻撃こそが、勝負を決定付けたように思えてならない。
その後は再びディフェンスに回ったが、試合後、魔裟斗はインタビューでそのシーンについて聞かれ、こう答えた。

「ワンマッチなら、詰めてましたよ」

今回は、その続きが見られる……そんな期待感がひしひしと漂っては来ないか?


レミギウス・モリカビュチス vs. 大東旭

トーナメントにおける鈴木対上山に続き、ここでも総合ファイターとボクサーの試合が組まれた。HEROSルールでは今ひとつ結果を出せないでいるレミギウスだが、K−1ルールでは、フランク・ライルズの指導で「武蔵流」を身に付けた安廣を粉砕。盟友ダリウスの不完全燃焼の鬱憤さえも晴らしかねない大暴れを見せている。ただ、体重差故か一発で決めるほどの破壊力を示せていない点と、ルールに慣れていないことでのラウンド終盤の詰めの甘さに、若干不安もある。
クラウス、魔裟斗という二大王者に格の違いを見せつけられた大東だが、キックの得手不得手を考えてもレミギウスの方が若干だが与し易いだろう。とはいえ、勢いの違いは明らか。せめてパンチで粉砕されないように祈っておこう。
しかし、スタイルを考えてもバッティングが怖いね。


ブアカーオ・ポー・プラムック vs. マイク・ザンビディス

おおおおお、なんと素晴らしい。こんなカードが見たかったんですよ(涙)。MAXも5年目に突入したが、王者経験者4人と、それに肉薄し続けたザンビディスは揃ってピークを迎えている。取っ替え引っ替えカードを組んでるだけで、どれも凄い試合になりそうな気配がプンプンと漂っているぞ。
ブアカーオの強さというのは、完璧なディフェンスで打ち合いに応じない安定感と、逆にいざ打ち合っても一歩もひけをとらない破壊力を兼ね備えているところにあるように思う。昨年の決勝トーナメント、ウェイン戦で消耗したクラウスを、パンチでも圧倒してみせた攻勢には度肝を抜かれた。
対するザンビディスはやはり一発の破壊力と、ここ数試合で急激にキレを増してきたローキック。パンチに目が行きがちだがトータルの完成度も高い。
試合全体の流れは、当然ブアカーオの膝、キックと、ザンビディスのパンチの勝負になるだろう。だが、細かい攻防の中で、それぞれが「もう一つの武器」を振るう時……そこが重要なポイントになったら面白いな。

いやあ、楽しみですね。予想に関しては、大会直前にまた改めて。

2006/01/12 00:23
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2006/01/11

2006/2/4 K-1 MAX日本代表決定戦 カード決定。

今年も始まってまだ10日しか経ってないが、容赦なく戦いはやってくる。夏の決戦場を目指す男たちが集結!
日本代表決定トーナメントは、メンバーを一新し、他団体からも実力者が集結。壮絶なものとなりそうだ。

以下はカードの感想。



まずはトーナメント。

一回戦(1)・安廣一哉 vs. HAYATΦ

予選常連同士の潰しあい。いや、これはいつになく厳しいカード組みますねえ。
安廣はもう少しプロテクトされるかと思ったが、やはりレミギウス戦の惨敗が大きく影響したか? スロースターターのコヒさんに善戦したぐらいで高い評価をされていたが、私はあまりこの選手を評価していない。バネや運動神経という意味での身体能力には見るべき物があるが、打たれ強さや攻撃の破壊力といった、ダイレクトに試合に影響する部分は高いとは言えないだろう。試合を見ていても、決定力不足は明白。世界に通用する実力は、今のところ示せていない。
対するは、日本代表の中でも伸び悩み続けた HAYATΦ。昨年は村浜に敗れ、ホームのIKUSAでも輝浪に敗れている。今回の参戦には当落ラインと思っていたが、ブラック・マンバ戦の勝利で息を吹き返したか。
二人とも開幕戦への「推薦枠」経験者。この二人の「善戦マン」が、新規参入組に対してどこまで存在感を示せるか、というのが今年のテーマの一つと思っていたが、いきなりの激突。二人とも評価的には崖っぷちに近いところにいるのだろう。善戦でない真の強さ……。今、彼等にはそれが求められているのだ。


一回戦(2)・TATSUJI vs. 山本優弥

凄絶を極めたRISEのDOAトーナメントを制したTATSUJIが、堂々とMAXのリングに乗り込んできた。アグレッシブさを必須とするトーナメントを制してきただけに、適応度はすでに折り紙付き。全日本キックの「K−1要員」山本優弥との打ち合いに臨む。
こういう団体の看板クラスの選手同士の対決というのは。スリリングで面白い。負けた方の団体は、団体全てが格下の烙印を捺されかねない。潰しあいになるのか? 一方が一方をあっさりと倒してしまうのか? 楽しみだ。


一回戦(3)・鈴木 悟 vs. 上山龍紀

出た! 「ボクサー」対「総合」! 適応度が微妙な選手同士の激突、トーナメントにエントリーしていること自体には疑問符がつくが、試合は意外と噛み合うかも? 上山はボクサーを倒しきるほどのローが打てないだろうし、パンチ勝負なら鈴木にチャンスが出て来る。過去のボクサーと総合選手の対戦と言えば、須藤元気とラーマ、シャノン・ブリッグスとトム・エリクソンなどが好例か。同じ中量級ということなら前者の方がタイプ的に近いが、上山がK−1ルールの経験がないだけに、さらに接戦になるか?
高谷の参戦回避は、HEROSに専念してもらいたいだけに賛成だが、代わりが上山というのは? この調子で田村までHEROSに転がり込んできたら面白いんだが。


一回戦(4)・佐藤嘉洋 vs. 新田明臣

優勝候補・佐藤嘉洋、日本代表取りに発進! 初のトーナメント参戦など、不安要素はあるがそれでも他の選手との実力差は大きいと思われる。フィジカルを強化し、今まで以上に打たせない圧倒的なスタイル……今回はそれが見られるだろう。試合順こそ後だが、新田はかなりやりやすい相手だ。技術的に未知のものをまったく持っていない、全てにおいて上回って完封できる相手である。ローによるダメージの蓄積を心配する意見もあろうが、これは杞憂に終わるだろう。心配するとしたら、ローを蹴ったことによるダメージだけだ。佐藤が苦しむとすれば、フィジカルに優れ思いきり良くパンチを振り回して来る安廣、山本、TATSUJIだったろうが、全員反対のブロック。お膳立ては整った……そう言って構うまい。
新田はシャファー戦での惨敗を経て、昨年準優勝の実績を考慮されての参戦。古豪最後の意地を、ここで見せられるか。


リザーブ・我龍真吾 vs. 白須康仁

あまり流れとは関係ないが、DOAトーナメントでまたもラスト一分で殴り合う「我龍タイム」をやらかした我龍。ぜひともMAXのリングでもやってほしい。相手が外国人選手だったらどうするんだろう、とか、興味があるだけに……。サワーとかクラウスとか、結構乗ってきてくれそうだし、ちゃんと記者会見の時に英語で伏線を張っておけば、あるいは!?
年々、出場頻度の上がっている感のあるリザーバ−の出番は、果たしてあるか?

スーパーファイトに関しては、また明日。
2006/01/11 00:40
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