忍者ブログ

                                          堕天使のコロッセオ

<< | 2024/04 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 | >>

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

K-1WGP 過去ログ

K-1アジアGPようやく決定。ルスラン復帰。ホンマンは手術。

あ、アターエフ? 思わずどもってしまったが、あの気持ち悪いCDの配られたPRIDE最後の興行をキャンセルしたアターエフが、今何してるんだろうと心配されてたはずのアターエフが、突如K-1参戦。ハリトーノフだってK-1出たいとか言ってるんだから、まあ不思議はないか。でも、意外な名前過ぎて驚いたなあ。

▼K-1 ASIA GP 2008トーナメント一回戦
ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー)
VS
富平辰文(SQUARE)

▼K-1 ASIA GP 2008トーナメント一回戦
キム・ヨンヒョン(韓国/テウン会館)
VS
サイシーレック・ノーシープン(タイ/チューワッタナジム)

▼K-1 ASIA GP 2008トーナメント一回戦
アレキサンダー・ピチュクノフ(ロシア/極真会館)
VS
ノブ・ハヤシ(ドージョー・チャクリキ ジャパン)

▼K-1 ASIA GP 2008トーナメント一回戦
張慶軍(中国/北京盛華武術ファイティングクラブ)
VS
パク・ヨンス(韓国/KHAN GYM)

▼K-1 ASIA GP 2008トーナメント リザーブファイト
上原誠(TRYOUT/士道館村上塾)
VS
宋炳南(中国/北京盛華武術ファイティングクラブ)

▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
レミー・ボンヤスキー(オランダ/チーム・ボンヤスキー)
VS
ヴォルク・アターエフ(ロシア/CLUB VOLK HAN)

▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
VS
ザビット・サメドフ(ベラルーシ/チヌックジム)

▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
澤屋敷純一(チームドラゴン)
VS
カタリン・モロサヌ(ルーマニア/ローカルコンバットチーム)



うーむ、福岡も悪くないが、こっちの方が雑多な感じがして逆に見たいなあ。頼むから、これはフジで中継してくれ! ハワイはYAHOOで我慢するから(笑)。

ヨーロッパで微妙な判定で決勝敗退となったサメドフは、ここでセフォーと対戦。もう一回チャンスあげるから、ここで手を打ってくれ……というところか。ヴィニーとの2度の対戦もあるし、師匠格のセフォーを食えば、開幕戦出場が見えてくる。セフォーは完全に崖っぷちなだけに、リスクが大きい。ちょっと前までなら、体格差もあるし問題ない相手だと思ったところだが、ハリ戦の完敗の後だけに、逆に有利な要素もリスクとしてのしかかる。昨年のブレギー戦とテーマは同じ、相性的にはやりやすい相手、ただし負ければ失うものは比較にならないほど大きい……。そのあたりがはっきりしてて、なかなか厳しいカードだ。

地味強にはとりあえず厳しい相手ぶつけろ……アターエフはいきなりレミー戦、ルーキーや非キックボクサーがもっとも勝ちづらい、打ち合いもポイントゲームもどっちでも出来る、バランスではナンバー1の相手に対し、どこまでやれるのか。立ち技の試合は見たことないが、散打の経験もあるそうだ。今回の参戦は、K-1への本格参戦のためなのか、それともDREAM参戦の布石なのか?

澤屋敷はオモシロファイター・モロサヌと……。いや〜、おにぎり君、はっきり言ってかなりダメージ溜まってるっしょ? ここでこういうぶん回し系とやるのはかなりハラハラ感がつきまとう。逆にいうと、一発さえもらわなければよくて、むしろこつこつジャブを当ててくるような相手の方が、ダメージは溜まるのかもしれないが。

アジアGPはピチューがぼろい。半引退のノブが一回戦。曙に勝ってしまった選手と、武蔵の金玉を蹴りあげた選手、二人のKY戦士の勝者が準決勝。決勝に来るのはトミーにローを蹴られ、大巨人かムエタイにスタミナを消耗させられたルスラン……。これは優勝しなきゃ嘘だろう。
復活のルスランだが、ちょっと壊れかけているペタスならまだしも、ピチュクノフが出てくるというのは誤算だなあ。とりあえず、トミーに手こずっているようでは話にならないが、ここは昔のスタイルでいきなりラッシュかけて短期決戦狙った方がいいのではないか。
巨人VSムエタイがちょっと読めないなあ。タイ人ながら83キロあるそうで、万が一ガオグライ級だとしたら、結構面白い存在になるかも?

一応、日程が日曜日なのが放送に向けて期待の持てるところかな。逆にタイトルマッチが両方福岡なのが期待持てない要素。間にMAXも挟み翌週はDREAMということで、格闘技月間とするためにもなんとか放送してほしいね。

ところでホンマンは手術を行ったそうだが……どうなったのかな?

1.このまま兵役にはつかず、格闘技も引退。
2.このまま兵役にはつかず、時間を置いて格闘技に復帰する。
3.時間を置いて兵役についた後、格闘技に復帰する。

アメリカでストップかけられた時に断片的に漏れた情報だと、腫瘍自体は放っておいても危険性はないが、手術で取り除くことも可能。手術自体もありふれたもの。しかし、あの巨体は巨人症であり腫瘍と密接な関係がある……ということだったように記憶している。そして、ホンマンはあの時点ではリスクが薄いにも関わらず手術を拒否した。
つまり、今度の手術を行ったことにより、ホンマンの肉体に何らかの変化がある、と見ていい。いや、いきなり縮んで標準サイズの人間になるとは言わないけれど、手術を拒否した時点で彼の本業であった格闘技における、何かの影響があるということは想像に難くない。
今後の動静に注目したい。
008/06/09

ヘビー、スーパーヘビータイトルマッチ決定! ハリVSグラウベ、バンナVSシュルト

福岡大会で2大タイトルマッチが決定〜!
テレビ放送のある大会に、でかい試合はぶつけようという腹か。
ジャパンGPもカード変更。

▼ヘビー級タイトルマッチ 3分3R延長2R
バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム/王者)
VS
グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館/挑戦者)

▼スーパーヘビー級タイトルマッチ 3分3R延長2R
セーム・シュルト(オランダ/正道会館/王者)
VS
ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X tream team)

▼オープニングファイト 3分3R
立川隆史(TRYOUT)
VS
河野真弓(九州比山ジム)

<変更対戦カード>

▼K-1 JAPAN GP2008トーナメント一回戦
エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/極真会館)
VS
高萩ツトム(チームドラゴン)

▼K-1 JAPAN GP2008トーナメント一回戦
中迫 強(ZEBRA 244)
VS
ベルナール・アッカ(コートジボアール/フリー)

▼K-1 JAPAN GP2008トーナメント リザーブファイト
洪太星(極真会館)
VS
高森啓吾(谷山ジム)

<決定対戦カード>

▼K-1 JAPAN GP2008トーナメント一回戦
武蔵(正道会館)
VS
前田慶次郎(チームドラゴン)

▼K-1 JAPAN GP2008トーナメント一回戦
野田 貢(シルバーアックス)
VS
佐藤 匠(極真会館)

▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)
VS
ヤン“ザ・ジャイアント”ノルキヤ(南アフリカ/フリー)



ヘビー級タイトルの第一候補はレミーだったが、体重が落ちなかったとのこと。まあそうだろうねえ、あの筋肉の塊みたいな身体で106キロぐらいあるべ? 仮に落ちるとしても、パワーを犠牲にしてこの後のWGPで不利な戦いを強いられるよりは、すでに一度破っているハリとの対戦に執着しない方がいいか。
グラウベはまだ落ちる余地あり、というところか。ハリは初の防衛戦ということで、真価が問われる一戦。体格、リーチ、スピード等で劣る相手を翻弄してきたが、今回はそのアドバンテージはなく、ハードな戦いを強いられそう。しかしセフォーに続きここをクリアすれば、完全にトップレベルの地位を確保することになる。まだまだ価値の大きいタイトルではないだけに、ここでの勝利は大きく箔をつけるだろう。
対するグラウベも、今まで無冠なだけに意外な執着を見せるのではないかな。ただ、K-1における彼の経験の中でも、ハリほど動ける選手との対戦は初めてだろうし、リーチに差のない相手にアドバンテージを失うのはこちらも同じこと。これは面白い試合になりそうだ。

スーパーヘビーは……バンナはもう三度目の挑戦。2006年の対戦もトーナメントとは言え一回戦だったし、あまり期待は持てない。黄金の左を振るい、多くの期待を集めながら、常に頂点手前でその道を阻まれ続けてきたバンナ。傍若無人な破壊力で持って道を切り開いてきたバンナを敗北の汚泥に叩き落としたのは、ミスター・パーフェクトの完成された技術であり、自らの負傷であり、巨神兵の無敵の力であった。番長という二つ名に込められた意味は、スポーツマンシップや技術や体格など、ある意味現実的なヒエラルキーに対するアンチテーゼ。だが、番長は常に敗れ続けてきた。かつての力は失われつつあり、その選手生命は最終段階へと近付いている。すでにその姿は、浪花節的な悲哀さえ帯びつつある。最後の残り火は、シュルトという圧倒的な現実を焼き尽くす、反逆の炎となり得るのか?
だが、夢は叶わぬものであるからこそ夢なのだ……。

ジャパンGPは堀、藤本が欠場。堀は膝靭帯だそうで、日本人離れしたあの体格での膝の負傷は、もはや致命的だろう。藤本も腕の骨折だそうで、今年の予選参加はもはや絶望的。試合以前の部分で、旧世代の選手は去って行く。残った中迫は、お笑い芸人を美味しい相手として食えるのか?

今回の大会、タイトルマッチもあって豪華なものになった。一つぐらい、マニアックなカードが欲しかったなあ(笑)。


2008/06/09 20:40
(2) 0) |

2008/06/01

休みのあいだの格闘技その2 K-1いろいろ。

Kー1関連の話題というと、

オランダ大会はジマーマン優勝
ジャパンGPに武蔵、ティシェイラ参戦
甲子園本格スタート
60キロ級始動



やっぱり大きな話題といえば、60キロ級の始動。85キロもそうだけど、結局甲子園をやって目論見どおり若手がバンバン出てきたとしても、試合できる階級がありません、となったらどうしようもない。K-1が一部のスター選手のためのものじゃなく、もっと広がりのあるものになるのなら、当然受け皿が必要になってくる。アジア人の体格にマッチするこの階級の創設は、現在の路線においては必然であると言える。

とはいえ、まだまだしばらくは若手も出てこないだろうし、当分は各キック団体の選手で回していくことになるんだろうねえ。60キロにおいては、5ラウンド肘ありルールでの打倒ムエタイこそが本道……まったくその通りなんだろう。しかし、結局それに対してモチベーションを持てず、K-1出て有名になりたい人間を、やれ「裏切り者」だ、やれ「腰抜け」だ「金の亡者」だと罵ったところでしようがないわなあ。そういう人間を無理にタイ人とやらせたところで、いい結果なんて出るわけがない。全日本キックの放送を見てて、解説の小林聡がK-1ルールの試合の解説で「どうしてこのルールなんでしょうねえ……まあ僕はマッチメイクに関わってないんで……」と非常に歯切れの悪いコメントを出していたが、野良犬にこういうことを言わせるよりは、きちっと分離していった方がいいんじゃないかね。出たい方、条件のいい方、適性のある方のリングを選ぶ、誰だってそうすればいい。

ただ、キックルールがもっと大きくなる、メジャースポーツになる方向性ってのは現在まったく見えない。「K-1ルール」という名前を使う前にも、3分3ラウンド肘なしの佐藤いわく「お嬢さんルール」はあったし、RISEみたいな団体まで出来た。腰の座ってないのはキック団体の方だわなあ。さてさて、今後はどうなっていくのか……。とりあえず小林さんはがんばってください。

しかしせっかく大月とかも出るわけだが、相手の選手がよくわからんだけに、どうも魅力を感じないマッチメイクだ。コネ出場の大宮司とか、どんな試合をするのやら……。

オランダ大会もようやく動画を見る。さすがにかなり熱が冷めてたが……。ジマーマンはどの試合もなんかあっぷあっぷだっただけに、開幕戦が正念場かなあ。ブレギーはもったいない負け方。サメドフもいいとこまでいったが、今回も微妙な地元判定に泣いた感じ。あとは……ノルキヤ弱すぎる……同体格相手だと全然勝てないなあ。
ボロボロにされながらも立ち上がり続けたマヌーフはすごい根性だったが、やっぱこの後はしばらく試合させちゃいかんよ。誰だ? 診断したドクターは?
右ガード下げ過ぎのスロウィンスキーや、ほんとに僅差だったブアカーオとか、いろいろと見どころ多かったですねえ。あ、スポーンも強かった。

ジャパンGPは澤屋敷は回避、ということで、武蔵とティシェイラの二人が目玉。藤本と中迫の試合がいらんなあ。二人とも若手とやらせた方が面白いんじゃないか。堀もでかくて打たれ弱くてパンチがないからちょうどいいだろう、ということでティシェイラの生け贄に……。武蔵は前田は問題なく片付けるだろうが、逃げ回る前田に手こずって疲れた後、やけに元気な野田か佐藤が出てきたらいやだろうねえ。野田と佐藤は正道VS極真……うーん、これはテレビ的な煽りというより、本人たちの気持ちに火をつけるための対立構図と見るべきかな。
ブレギーにぶっ潰されたばっかりのノルキヤとアーツ……これはつまらないカードだ。もう一試合ぐらいあると思うが……。タイトルマッチはどうなったのかな?
そして全然発表されないアジア大会はどうなった……?


2008/06/01 20:41
(2) 0) |

2008/04/15

チェ・ホンマン格闘家休業。兵役へ。ついでにランキング。

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=98761&servcode=600§code=650


ホンマンがらみで見たいカードなんて別にないし(強いていえば、アーツやセフォーなど一発のある選手とかな……それとシュルトとの再戦)、ごく普通に1選手が抜けた、という程度の感想しかないなあ。あとはもう、死なない程度に気をつけて頑張って下さい……としか言い様がない。



訓練中の事故などもあるし、2002年の北朝鮮船舶との戦闘やイラク駐留などでは実際に戦死者も出ている。ホンマンのでかい身体と頭は、いかにも狙いやすそうだ。格闘技はスポーツで、格闘家だって銃で撃たれたら簡単に死んでしまう。ホンマンと全ての罪なき若者のために、せめて祈ろう。
しかし2年後に戻ったとして、もはやピークを過ぎているかもなあ。

ホンマンがいなくなって、堕天使のコロッセオ認定ランキングはこちら。

王者 セーム・シュルト
1 ピーター・アーツ
2 レミー・ボンヤスキー
3 グラウベ・フェイトーザ
4 武蔵
5 澤屋敷謙一
6 ジェロム・レ・バンナ
7 アレクサンダー・ピチュクノフ
8 ハリッド・ディ・ファウスト
9 バダ・ハリ
10 メルヴィン・マヌーフ
11 ルスラン・カラエフ
12 ステファン・レコ
13 ポール・スロウィンスキー
14 ビヨン・ブレギー
15 前田慶次郎

勝った選手が自分の倒した選手の上にいく、というルールだけで運営。武蔵とピチューが一気に上位入り。15位はホンマン、16位がモーだったのだが、ホンマンが抜けたためにモーに勝った前田がランクイン。セフォーやハントは完全に圏外。しかしこの方式で、もしジャパンGPで澤屋敷がぽろっと負けたら、また日本人が上位に入ってしまうなあ。ま〜負けたバンナが悪いんだけどね……。


2008/04/15 23:41


2008/04/14

2008/4/13 K-1WGP IN YOKOHAMA 試合感想

夜明けは来るのか?
君臨せし最強王者、その首筋に手をかけるのは誰ぞ……?



さて、今日も仕事後に追っかけでスカパー観戦です。
オープニングは結果だけ。

▼オープニングファイト第2試合 K-1ルール 3分3R
中迫 強(日本/ZEBRA244)
VS
佐藤 匠(日本/極真会館)

▼オープニングファイト第1試合 K-1ルール 3分3R
キム・ギョンソック(韓国/フリー)
VS
高萩ツトム(日本/チームドラゴン)

中迫と高萩がそれぞれ勝利ということで……これでジャパングランプリは当確かな? 佐藤は一歩後退。ま〜まだまだここらへんはさほど差はないということかね〜。


▼第1試合 K-1ルール 3分3R延長2R
立川隆史(日本/TRYOUT)
VS
榎田洸之(日本/正道会館)

今日一発目は素晴らしきお笑い試合。低レベルな試合ってのは、こういう結果で終わって初めて存在価値が出る。
飛び込んでいった榎田にたまたま……あくまでたまたま合わさったジャブで、榎田いきなりのダウン。立ち上がるがさらに右ストレートでもう一度。はあ〜こりゃひどい、また野球選手に生け贄か……と思ってたら、榎田の振り回したフックで、立川逆に失神!
はっはっは、素人が二人して存在価値を失って、なおかつ腹の底から笑えるという、なかなか楽しい試合でした。お二人ともさようなら……。


▼第2試合 K-1ルール 3分3R延長2R
ハリッド“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデングローリージム)
VS
アレキサンダー・ピチュクノフ(ロシア/極真会館)

昨年ベスト16のハリッドと、予選ファイナリストのピチュー。今年の開幕戦を占う大事な試合。
うーん、今日のハリッドはちょっと動けてないか? ピチューのちょこちょこ出してるローがわりと当たっている。ちょこちょこと言いつつも結構効くんだろうが……。ピチューは距離をキープして蹴る作戦だが、斜に構えてないハリッドはほぼガード。しかしハリッドのパンチもブロックの上を叩くだけ。
先のMAXを見てても、なんか自分の中の有効打基準が蹴りよりになってるな……(笑)。3ラウンド終わった時点で、手数でもややピチュー有利に思える。あのこつこつローがポイントにならないのはわかってるがね。
セコンドにレコさんの姿も。脚の調子、どう?
延長ラウンド、傾き始めた流れをピチューがつかんだか、ローとボディへの膝が突き刺さり、中間距離からパンチも出るように。これはピチューと思ったが、やはりポイントは取られず。しかしハリッドはいささか精彩に欠け、攻めづらそう。
再延長でも流れは変わらず、失速したハリッドに対し、こつこつとピチューが蹴り続ける。
これでもスプリットというのはさすがに解せないなあ。しかし、蹴りの数の問題というより、ピチューに必要なのはリズム感というか……淡々と攻めてちょこちょこと効果を積み重ねるよりも、一気にラッシュをかけて一発効かした、という山場を作った方がポイントは取りやすいんじゃないか。その点ではハリッドもパンチ主体ながら似たような攻めだったので、なおさらピチューを評価すべきだと思うが……。
まあでも中堅同士の好試合ということで、なかなか良かった。


▼第3試合 K-1ルール 3分3R延長2R
ピーター・ボンドラチェック(チェコ/バカルディジム)
VS
野田 貢(日本/シルバーアックス)

話には効いてたが、これが脂肪のダンディズム! すげえ腹だ! それで技術は落ちてないもんだから、余計に動きがどたどたして見える(笑)。
いや〜、これがかつてジャパン戦士とも死闘を繰り広げたボンドラチェックさんか……。月日の残酷さ……じゃねえよな、こりゃ単なる不摂生だ。それでも去年のアビディよりはましな動きだったような気がするなあ。
しかし圧力をかけてフックを振るう野田だが、これも実は澤屋敷並みの純粋培養だなあ。圧力が強いと言っても、このぼてぼての腹の人が重いのは体重だけだろうし……。ボテボテボディにアジャストしてるシルム贅……間違えた、勢の方が野田の圧力と押し力を計るには相手としては良かったのでは……。
ああ、下らないこと書いてるなあ。まあ大したことない試合でしたね。


▼第4試合 K-1ルール 3分3R延長2R
マイティ・モー(米国/フリー)
VS
前田慶次郎(日本/チームドラゴン)

アナウンサーが「一茂さん……!」とか言う度に、何か足りない……という気がしてたのだが、ここで解説に魔裟斗さん合流〜! いよっ、待ってましたっ!
逃げ回ってローキックを狙う前田、追い切れないモーという展開が続き、ローを嫌がるモーはローブローのアピール。魔裟斗さんのダメ出しが炸裂! いや〜今は現役選手同士、という配慮もあるんだろうが、きっと引退したら、もっともっと容赦ないことを言ってくれるんじゃないだろうかねえ。
前田会長からローで下に振ってハイキック、魔裟斗さんからはジャブなどまっすぐのパンチ、という指示が飛ぶ中、しかしどうも前田が入っていけない。モーもパンチのバリエーションが圧倒的に少ない上に、近距離で合わせるパンチも、クリンチワークも全然ダメ。いや〜ひどいね。ホーストだったら苦もなく2ラウンドで仕留めてるなあ。
延長まで行くと、ローのダメージは明らか。金星というよりも等身大の勝利で、前田が逃げ切り。


▼第5試合 K-1ルール 3分3R延長2R
グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)
VS
アレックス・ロバーツ(アメリカ/シュートボクシング/空柔拳会館)

出た出た、バウレビの人。みんな〜、ここを見るんだ〜。

http://www.boutreview.com/blog/justice/

しかし……RISEやコーベット戦も見てるけど、どうも体格や身体能力の差で勝ってるだけという印象が、今までどうしても拭えなかったんだよね〜。今回、いよいよ真の実力がベールを脱ぐということで、ものすごく楽しみにしてました。
1ラウンド、いきなりグラウベの左ミドル直撃! あうちっ! 蹴りの数も精度も段違いで、どうもロバーツの蹴りは腰が入ってないなあ。しかし1ラウンド終盤、強引にパンチをねじこみ膝をボディに突き上げ、ちょっと効いた……と思ったら、間を置いてしまった。ローブローのアピールか、勝負師魔裟斗さんが「違う違う」とダメ出し。
せっかく効果を上げたこのコンビネーションもいささか単調で、パンチでも徐々にグラウベ優勢。動きが止められ、「前に出ていれば当たらない」ブラジリアンをまともにもらって失神KO。
う〜ん、残念。可能性は見せたが……。レミーの強さがよくわかる内容だな。


▼第6試合 K-1ルール 3分3R延長2R
バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
VS
レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)

今日は調子良さそうなセフォー。体重こそ110キロ越えだが、腹は締まってるな。ハリは100キロまで増やしてるが、太くなったのは腕回りだけか? 予想ではアウトボクシングで、グラハム戦二回目と同様にバダ・ハリが膾切りにすると思っていたのだが……。しかし踏み込みの早さを利してか離れ際の一発でセフォーが勝つかも?と思ったのだが……。

飛び込んでパンチを振るうセフォーを下がってかわし、ローキックを打つハリ。これがきれいに入ると想像していたんだが、セフォーこれをきっちりカット。これは長引くかな、と思ったのだが、ダグ・ヴィニーを倒した右ストレートが入り、セフォーがぐらつく。打ち下しだから想像以上に効くのか、下がったセフォーにここからハリが猛攻開始。ショートのコンビネーションではカウンターを食うと考えてか、一発一発、膝とパンチをかわるがわる叩き込む。身長差があるためセフォーの返しも肩でブロックされ、前手で押さえての重い一発がセフォーの顔面に。得意のディフェンスを見せるスペースもなく、セフォーは滅多打ちに。
こうなると打たれ強さも何もなく、バダ・ハリが安全な位置から強打を叩き込み放題。ズタズタにされたセフォーが時代とともに沈んだ。
つええ〜。セフォーの光を消した上で、身長差など有利な部分を最大限に生かして葬り去った。なるほど、これを見ればブレギーの腑甲斐無さもわかるね。次はバンナか?
セフォーはノーガード直後にジャブをもらったり、完全にスピードについていけなくなっていた。そろそろ限界が近付いてきているのは間違いないか。


▼第7試合 K-1ルール 3分3R延長2R
武蔵(日本/正道会館)
VS
澤屋敷純一 (日本/チームドラゴン)

向き合うと武蔵がひと回り大きいな。正対してプレッシャーをかける澤屋敷。武蔵ははあっはあっ言いながらパンチを出すが、コンビネーションでは澤屋敷。
しかし……なんだ? ちょっとバカ正直に行き過ぎじゃねえ? 武蔵の蹴りが当たる距離で自分もローを出す作戦……というか、作戦がなさそうだ。まあそれでも近距離の攻防に秘策が……と思ったら、武蔵のハイキックが直撃! 立ち上がるもふらふらで、得意げに襲いかかる武蔵の前に必死でパンチを振るうも、

SIO
「無駄無駄ァッ!」

おにぎり失神! とほほ、こちらは世代交代ならず。ちょっと真っ向勝負で勝とうというのは虫が良すぎたなあ。


▼セミファイナル(第8試合) K-1ルール 3分3R延長2R
エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/極真会館)
VS
藤本祐介(日本/MONSTER FACTORY)

なんかドタドタしてるティシェイラ……。うーん。セミでやる感じではないなあ。相手も相手だし……。ピチューと比べると適応の違いは明らかで、ローも空振りが多い。
しかし藤本もビビリファイト健在、倒れる姿が生まれたての子鹿なら、もはや心も子鹿なのか。時折パンチが当たるもテイシェイラはびくともせず。単発で効かないなら連打か、打たせて相打ちのカウンター狙うかしかないっしょ。
……再延長5ラウンド、大して手も出していなかった藤本、なぜかスタミナ切れ、また子鹿に! ひ、ひどすぎる……デビュー戦の相手に……。
根本的なポテンシャルで勝つ、という格闘技的には全然面白くない内容だったが、藤本はひどかったなあ。心も折れ過ぎ、もう引退すべきだろ……。


▼メインイベント(第9試合) K-1スーパーヘビー級タイトルマッチ K-1ルール 3分3R延長2R
セーム・シュルト(オランダ/正道会館/王者)
VS
マーク・ハント(ニュージーランド/オシアナスーパーファイタージム/挑戦者)

ハントがびびるほど太ってもいなくて、ちょっと安心。けっこう動きも切れてるかな。しかし踏み込んでのフックも相変わらずシュルトさんには当たりそうで当たらないのである。やっぱあれだな〜、もう倍ぐらい速くてもう5割増ぐらいリーチないと無理だな……っていないよ! 強いて言えば全盛期のレッドスコーピオンなのだが、こないだの韓国の試合でも見る影もない劣化ぶりだったからなあ。
そんなことを考えてたら、シュルトさんの前蹴り、ローが当たり始め……。うーむ、これでハントもじわじわ削られていくかと思ってたら、1ラウンド終了間際、シュルトさんのバックスピン直撃! 一撃で悶絶!
うーむ、強すぎる……。全然相手にならんかったじゃないか……。これでDREAM行き決定か?

後半五試合がKOだった割には、なにか非日常的なものを見た感覚が全然ない、というのはちょっと問題かも。でもまずまず面白かったかなあ。次はオランダ……ああ放送はないんだっけ……。台湾はどうかな? DREAMがぼろぼろ、戦極も全然面白くなさそうな今日この頃、格闘技界はかなり冷え込んでるなあ。


2008/04/14 00:23


2008/03/31

2008/4/26 K-1 WGP 2008 IN AMSTERDAM EUROPE GP FINAL 全カード決定ですが……。

いや〜なかなか面白そうなトーナメントですね。
スーパーファイトも好勝負が期待できそう。放送が楽しみだ……って、なしですか?

<対戦カード>

▼第10試合 ヨーロッパGP決勝戦決勝 3分3R延長2R
第8試合の勝者
VS
第7試合の勝者

▼第9試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
レミー・ボンヤスキー(オランダ/チーム・ボンヤスキー)
VS
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)

▼第8試合 ヨーロッパGP決勝戦準決勝 K-1ルール3分3R延長2R
第5試合の勝者
VS
第4試合の勝者

▼第7試合 ヨーロッパGP決勝戦準決勝 K-1ルール3分3R延長1R
第3試合の勝者
VS
第2試合の勝者

▼第6試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
タイロン・スポーン(スリナム/ブラックレーベルファイトクラブF.F.C./WFCAクルーザー級2008年世界王者)
身長188cm、体重90Kg 74勝(62KO)2敗
VS
アゼム・マクスタイ(スイス/ウィング・タイ/2001年WPKC世界ヘビー級王者)
身長182cm、体重92.5Kg 59勝(3KO)16敗1分

▼第5試合 ヨーロッパGP決勝戦1回戦 K-1ルール3分3R延長1R
ビヨン・ブレギー(スイス/マイクス/K-1 WORLD GP 2006 IN Amsterdam優勝)
VS
ヤン“ザ・ジャイアント”ノルキヤ(南アフリカ/フリー/南アフリカキックボクシングスーパーヘビー級王者)

▼第4試合 ヨーロッパGP決勝戦1回戦 K-1ルール3分3R延長1R
エロール・ジマーマン(オランダ/ゴールデン・グローリー)
身長190cm、体重100Kg 61勝(31KO)7敗
VS
アティラ・カラチ(ハンガリー/ハンガリアン・トップチーム/K-1ハンガリー大会2006王者)
身長198cm、体重102Kg 88勝(29KO)30敗

▼第3試合 ヨーロッパGP決勝戦1回戦 K-1ルール3分3R延長1R
フレディ・ケマイヨ(フランス/ファウコン)
身長187cm、体重104Kg 40勝(32KO)9敗
VS
カタリン・モロサヌ(ルーマニア/ローカルコンバットチーム)
身長182cm、体重100Kg 15勝(11KO)1敗

▼第2試合 ヨーロッパGP決勝戦1回戦 K-1ルール3分3R延長1R
ダグ・ヴィニー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー/K-1世界最終選抜2007優勝)
身長189cm、体重100Kg 18勝(10KO)6敗
VS
ザビット・サメドフ(ベラルーシ/チヌック/K-1 Fighting Networkリガ大会王者)
身長183cm、体重89Kg 43勝(32KO)8敗

▼第1試合 ヨーロッパGP決勝戦リザーブファイト K-1ルール3分3R延長1R
ジェームス・マックスウィーニー(U.K./チームマシーンロンドン)
身長192cm、体重100Kg 20勝(8KO)4敗2分
VS
ブライアン・ダウヴィズ(オランダ)
身長187cm、体重100Kg 15勝(8KO)10敗



昨年、一昨年と現地で大好評のオランダ大会だったが、日本向けにもホースト、アーツ、バンナ、レミー、澤屋敷、サップなどを投入してテレビ向けの視聴率も確保してきた。
オランダ大会大成功!……は別に評価として間違ってないんだろうけど、フジテレビからすれば現地の動員などどうでもよく、数字が取れなければ放送する意味もない。谷Pはグローバル化を掲げているが、残念ながらテレビ局には絵に描いた餅程度にしか捉えられていないということだろう。そんなテレビ局に対して「数字」を取って見せる回答として用意したのが横浜大会で、グローバル化の象徴がオランダ大会……ということなのかな。そして、今後はこの棲み分けが徹底されていくわけだ。
なるほど、考えてみれば当然っちゃあ当然、現地向けのカードと日本向けのカードが同じなわけはない。どっちにも喜ばれるカードがないわけじゃないが、スター選手の怪我などで組めない状況も多々あり。二兎を追うものは一兎をも得ず、これまで谷Pはうまくこれらを両立してきたが、もうそろそろ難しくなってきた。それなら日本向けのカードは日本で固め、海外は海外市場で徹底していこう、ということか。

……というわけで、オランダ大会は日本では放送な〜し! 裏を返せば、サイモン・ルッツとの提携、現地でのハウス収入とオランダ他ヨーロッパ各地での放送により、充分に稼ぎになっている……ということか。喜ばしいことである。良いことである。
今後は日本では日本及びアジアでの大会の放送が中心になり、独自の採算が取れるヨーロッパはヨーロッパ中心で放送していく。今まではパリ、スイス、オランダでやったと言っても、所詮は日本人が出かけていって現地の会場を借りてやっていたに過ぎない。だが、これからは「K-1」というビジネスを現地の人間がやっていく形になるわけだ。まさにグローバル化である。

上記は推測と今後の期待される展望に過ぎないが、もしこの通りならば、今回はフジテレビのスタッフがオランダに行く予定がそもそもなく、よっていくら嘆願したところでオランダ大会が放送される可能性は絶対にないということになる。今年は日本での大会数が増えているが、おそらくはフジテレビとの契約により、日本ないしアジア圏の、よりニアライブで放送可能で、スタッフの移動などのコストが下げられる近場な地域でしか、テレビ付きのイベントは開催できなくなっているのではないか。原因はもちろん、昨年の視聴率の低下とスポンサー離れ、ブームの冷え込みである。

ふ〜。そしてその結果として、日本人はヨーロッパでの放送が見られなくなるわけだ。ユーロサッカーのように成長し、こちらでのCS放送がビジネスとして成立するようになるまで……。あるいは国内のブームが再び加熱し、日本主催で海外大会が開ける余裕が生まれるまで……。
どっちもうまくいくとしてもかなり先、完全に失敗に終わる可能性だってある。ヨーロッパの強豪が見たい日本のコアファンには、不遇の時代が続きそうである。
そうなると後は……ネットでの放送に期待するしかないのかなあ。

うーん、見られない試合について語る気がおきないので、今日はこのへんで。


2008/03/31 22:35
(4) 0) |

2008/03/28

2008/4/13 K-1WGP IN YOKOHAMA 全試合決定

いきなり武蔵と澤屋敷が激突!

▼K-1ルール 3分3R延長2R
武蔵(日本/正道会館)
VS
澤屋敷純一(日本/チームドラゴン)

▼K-1ルール 3分3R延長2R
立川隆史(日本/TRYOUT)
VS
榎田洸之(日本/正道会館)



別に6月まで寝かせておいてくれても良かったんだけど、ここで早くも決定。全盛期の実力なら武蔵さんの圧勝だと思うんだが、正直今はわからん。去年の横浜大会も良くなかったし、大晦日に至っては最悪のコンディションだった。相手の弱さに助けられたが……。
澤屋敷は武蔵に取っても贔屓判定が通用しない相手で、なおかつフットワークで動いてくるだけに、横着に待って蹴りを出すだけでは苦しいだろう。まして、最近はその蹴りが出るのかどうかも怪しくなっている。

ここで勝つと、澤屋敷は開幕戦確定(負けても多分出る)。武蔵は推薦枠確定というところかな? まあ武蔵さんにはここで壮絶に散ってもらい、正々堂々とジャパンGPに出てもらいたいものだが……。

いいカードがそろったけど、結果次第でジャパンGPの興味が一挙に萎みそうだ(笑)。
オランダ大会については、また明日以降。


2008/03/28 20:03
(2) 0) |

2008/03/18

2008/4/13 K-1WGP IN YOKOHAMA 4カード追加

横浜大会は極真祭りになるか?
新鋭も参戦。

▼K-1ルール 3分3R延長2R
グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)
VS
アレックス・ロバーツ(アメリカ/空柔拳会館)

▼K-1ルール 3分3R延長2R
ハリッド“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデングローリージム)
VS
アレキサンダー・ピチュクノフ(ロシア/極真会館)

▼K-1ルール 3分3R延長2R
中迫 強(日本/ZEEBRA244)
VS
佐藤 匠(日本/極真会館)

▼K-1ルール 3分3R延長2R
野田 貢(日本/シルバーアックス)
VS
キム・ギョンソック(韓国/フリー)



おお〜タイミングいい〜。こないだSBのロバーツの試合見たとこなんだよ〜。HEATでの富平戦は手こずったものの、先の試合ではチードラの高萩をまったくの雑魚扱いでローキックだけで粉砕。レベルの違いを見せつけた。SBでもアイブルとかいるし、桜木あたりをいじめ殺してからK-1……とかのんきなこと考えてたら、もう参戦決定かよっ! RISEでも相手がいなくなり、SB移籍で道が開けるかというと?だったので、「プライド捨ててトライアウト出たら」というご意見(ハリビー氏)も飛び出し、どうなるのかな〜と思っていたので、いやあ良かった良かった。こうなるとマネージメントをしているバウレビのハゲの人もしてやったり、というところなんだろう。
しかし初戦からグラウベか〜。ま〜日本人をポンポン倒すだけの破壊力と技術、つまりオフェンスについてはすでに折り紙付きなものの、その攻撃力に差があり過ぎで、逆に打たれ強さや攻められた時の対応力がまったく不明。それがグラウベという試金石でもって明るみに出されるわけだ。こりゃあ楽しみだ。
シュルト越えが期待される大型選手の一人だけに、いかなる潜在能力を発揮するか?

ハリッドはピチューと対戦。ハリッドは格上に食らい付いていく試合が熱いんだがなあ。バンナとかセフォーと組んでも面白いと思ってただけに、このカードはちょっと物足りないか。去年、最終予選で大失速を見せてしまったピチューが、今年は巻き返せるかには注目。今年は推薦枠が多いだけに、潜り込むチャンスがあるか? それとも正々堂々アメリカ予選を制することができるか? モーもまたそちらに出てくるかもだが……。

前田慶次郎にKOされた中迫は、極真の佐藤と対戦。佐藤も前田に負けてスポットに当たり損ねたが、今年のジャパン枠を勝ち取るためには負けられない。中迫はここでも負けたら本格的に引退コースだな……。MAXの佐藤もでかいけど、こっちの佐藤もでかいよ〜。

野田はギョンソックと……。うーむ、意義の感じられないカードだ。ギョンソックの存在意義自体が不明だし、そんな選手に勝ってもしようがねえだろう。単に試合経験積ませるなら、もっとましな相手がいると思うが……。

で〜あとは武蔵or澤屋敷と西島か〜。どっちもそつのないタイプだけに、普通にローキックで倒すだろう。どちらかというと、最近コンディションがぼろぼろの武蔵の方が危ないかな? 代わりの選手も、いいの呼んで下さいよ。

ニューカマー&復活組のチャレンジマッチと、ジャパンGPに向けた査定戦ということで、わりとうまくまとまったカード編成になったかな。地上波は一時間半枠にカットということで……確か2003年の福岡も1時間半だったっけ? それ以来ということになるか。逆に今までよく切られなかったな、という感じもあり。
さて、新たな展開は起きるかな?


2008/03/18 23:22
(4) 0) |

2008/02/29

2008/4/13 K-1WGP IN YOKOHAMA 4カード決定

おいおい、何二日続けてカード発表してるんだよ、うちのようなだらだらやってるブログのペースってもんも、ちょっと考えて欲しいなあ(笑)。
というわけで、横浜もカード発表〜。参戦だけでサプライズってのは久しぶりだな。

▼K-1スーパーヘビー級タイトルマッチ
セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
VS
マーク・ハント(ニュージーランド/オシアナスーパーファイタージム)

エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/極真会館)
VS
藤本祐介(日本/MONSTER FACTORY)

バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
VS
レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)

マイティ・モー(米国/フリー)
VS
前田慶次郎(日本/チームドラゴン)



ヘビー級タイトルマッチは、まさかのハント復帰。うーん、2001〜2002年のハントのタフネスと強打はえげつなかったが、散々バンナとやらされた挙げ句に膝を痛めて離脱。現在、新世代と呼ばれているレミー以降の選手とはほとんど対戦しないままキャリアを中断させてしまった。
それから5年……。総合に転向し、シウバやミルコ、高阪らと死闘を繰り広げ、好成績を収めるも、寝技にはあっさり極められるなど、結局のところ完全には適応しないまま持ち味を出し切れずに終わったように思う。ブランクを作ってのK-1復帰だが……果たしてどうか? あのミルコも立ち技スキルは大きく低下しているというし、ハントの技術はどうなっているか? 5年という年齢を重ね、フィジカルの衰えはないか? ただ、PRIDE転向後は試合数も多くなく、十分な休養期間を取り、敗れた試合でも深刻なダメージを負ったという話は聞かない。負傷等はきれいに完治しているのではないか。
その強打とタフさに加え、切れが落ちていなければ、まだまだ今のトップとも相性次第で十分勝負になると思うが……シュルトさんはな〜。距離キープされていいようにやられるんじゃないか。

極真王者ティシェイラが初参戦。すいません、これは当分出ねえだろうと思ってたんですが。谷Pがいうほどの素質の持ち主ならば、顔面慣れしてなくても藤本のスローなパンチなど容易く見切るだろう……という発想か。うっかり藤本が勝っちゃった場合、フォローのしようがないことになるが……。
かつてのフィリオやグラウベはいきなりトップと当てられて、負けてもしようがないというところからスタート。ピチューはオタ以外誰も気にしてないオープニングファイトから試運転。今回のティシェイラ育ては吉と出るか凶と出るか?

結果はおろか試合内容さえもぼろぼろで、株価どん底のセフォーに、ついにリストラマッチ。ディスってディスってディスりまくるバダ・ハリが、ロートルをローキックで切り刻むのか? ブレギーにさえ入らせてもらえなかったセフォーだが、飛び込みの早さが戻っていない限り、ずたずたにされそう。

前田は前田会長と……って、ややこしいな。リングネームなんだろうが、会長と同じ名前にしてどうするんだ。前田会長と言えば作戦……というイメージがついたと思うが、コンディション悪いバンナがしてやられたものの、藤本は実力が怪しかったし、アーツには超えられない壁を見せられたのは周知の通り。
しかしモーというのが、作戦次第では「中量級の選手でもKOできた」という事実が、すでに厳然と存在しているわけだねえ。作戦とフットワークで封じ込めるか、それとも一発貰って悲惨な散り方をするのか。ホープにかかる期待はあまりに大きい。

前田とモーはいまいちですが、他はいいんじゃないですか。この後のカード、ヨーロッパの組み合わせとワンマッチにも期待。


2008/02/29 00:06


2008/02/10

2008/2/9 K-1 WORLD GP 2008 in BUDAPEST 試合結果

いや〜ブダペストはすごい熱気でしたよ〜……って放送さえないんだが。
普段はあんまり結果だけの記事って載せないんだけど、今回は一応。

http://www.k-1.co.jp/database/20080209rslt.html



5試合目からメインまで全部KO! これは盛り上がったに違いない。そのうち動画が出てきたら、ぼちぼち見よう。いち早く拾った方は教えて下さい(笑)。

勝ち上がりは、

ブレギー
カラチ
ジマーマン
ケマイヨ
モロサヌ
サメドフ

……ということで、ほぼ順当か。マゴさんは調子を落とした上に欠場、グールはローキックでKO、おまけでイグさんはドアマンに完敗と、チヌックはぼろぼろ。サメドフも僅差の勝利か〜。ウスさんが干されて、メインストリームから脱落寸前ではないか。ゴールデングローリーの完成度の足下にも及ばんなあ。残念だが、これが現実か。

さて、ヨーロッパはレコさんは多分出ないだろうし、代役はハリッドかサキ、マヌーフあたりなら文句なしだな。スロウィンもここらへんと潰しあうんじゃなくて、セフォーやレミーあたりとの試合が見てみたいんだけどね〜。

しかし、この予選の開幕戦システムはなかなか面白い。きっちり半分がふるいにかけられるし、さすがにベスト16に出るための8人トーナメントの出場者をさらに8人トーナメントで決めるとなると、そこらあたりのレベルは相当低下しているだろうし、逆にそんなとこで運悪く怪我でもして実力者が潰れてしまってはもったいない。そうは言っても、誰こいつ?というところから新たなスターが生まれる可能性もあるわけだが……。
日本とアジアもこのシステム採用しねえかなあ。後楽園あたりで堀VS野田とかやったら、地味にいいんじゃないか。

ふ〜、しかし本戦が始まるのは4月か〜。まだまだ先だなあ〜。



2008/02/10 21:06
(3) 0) |

2008/01/30

2008年Kー1WGPシステム&日程発表!

つっても、全然去年と代わり映えしないけど……。
予選4大会プラス去年のベスト8、推薦選手が4人で開幕戦。

●K-1 WORLD GPシリーズ年間スケジュール

2月9日(土・現地時間)ハンガリー・ブタペストスポーツアリーナ
『FieLDS K-1 WORLD GP 2008 IN BUDAPEST』
EUROPE GP FINAL ELIMINATION

4月13日(日)日本・横浜アリーナ
『FieLDS K-1 WORLD GP 2008 IN YOKOHAMA』
スペシャルワンマッチ

4月26日(土・現地時間)オランダ・アムステルダムアリーナ
『FieLDS K-1 WORLD GP 2008 IN AMSTERDAM』
EUROPE GP FINAL

6月19日(木・現地時間)台湾orマカオ
『FieLDS K-1 WORLD GP 2008』
ASIA GP

6月下旬 日本・マリンメッセ福岡
『FieLDS K-1 WORLD GP 2008 IN FUKUOKA』
JAPAN GP

7月下旬or8月下旬 ハワイ
『FieLDS K-1 WORLD GP 2008 IN HAWAII』
USA GP

9月27日(土・現地時間)韓国・オリンピック体操競技場
『FieLDS K-1 WORLD GP 2008 FINAL16』
WORLD GP開幕戦

12月6日(土)日本・横浜アリーナ
『FieLDS K-1 WORLD GP 2008 FINAL』
WORLD GP決勝戦



シュルト、アーツ、バンナ、ボンヤスキー、グラウベ、澤屋敷、ホンマン、ハリが決定済みで、他は予選から出直し。大きな違いは、世界最終予選がなくなり、ジャパンGPが復活したことか。
ジャパンもトライアウトとかなんとかやってきたけど、それなりに実績をあげたのは強太郎レンジャーと野田ぐらいで、藤本と武蔵はまあいいとしても、他はおなじみの引退間近な人たちが出てきてしまうのか? サップはやめとくとしても、ニコラス・ペタスあたりは出してほしいものだ。しかし日本人がこっちに集中すると、アジアがますます形骸化しそう。
他はヨーロッパとアメリカのみ。これであとは日本人をはぶいても、トータル16人しか予選に出てこないという……少な〜い!
今までは日本の報道では顧みられてこなかった海外の予選が、なぜか賑やかしのようにWGPシリーズに組み込まれているが、これもちらっとでいいから結果速報してほしいね。

ヴィトー・ミランダVSザビット・サメドフ
カタリン・モロサヌVSエルハン・デニス
フレディ・ケマイヨVSセルゲイ・グール
マゴメド・マゴメドフVSエロル・ジマーマン
ピーター・ボンドラチェックVSアティア・カラチ
ビヨン・ブレギーVSポーラ・マタエレ

この6試合の勝者プラス2名でオランダ大会。ディフェンディング王者のスロウィンスキーとレコさんが推薦だそうだが、レコさんは怪我だし、ここはハリッドかな?

アメリカは、ピチュー、バリー、モーあたりの争いに……ってこちらも去年と全然変わりませんがな。
昨年の開幕戦脱落組で、どこの予選枠に入るかわからないのはセフォー、ハリッド、ヴィニー、カラエフの4人。う〜む、カラエフとかアジアに入れて救済してもいいんじゃないかねえ。レコさんは怪我だそうで、また来年……。ヴィニーをヨーロッパ、ハリッドをアメリカにいれたら、多少はメンツが入れ替わるか。セフォーはとりあえずワンマッチで厳しい相手を当てて、内容次第で外した方がいいかも。

ヨーロッパがえげつない潰しあいやってる中、どうも他の地域は人材不足。グラハムやサップは出てくるかな?

ま〜あとはメンツの揃い方を見計らってまたおいおい……。しかし4月からスタートというのは、けっこう厳しいな…。MAXの開幕戦とも日程近すぎるし……。三月は戦極とか、HEROSかDREAMSかしらんけど、もめ事で冷え冷えのそこらへんを見て過ごさねばならんわけか……。はあ〜フラストレーション溜まりそうだ。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする







  Vodafone絵文字入力用パレット表示ボタン i-mode絵文字入力用パレット表示ボタン Ezweb絵文字入力用パレット表示ボタン

この記事へのトラックバック




AdminControlMenu: AdminMenu | NewEntry | EditComment | EditTrackback

忍者ブログ [PR]