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K-1WGP 過去ログその3

過去ログ
2007/8/16 K-1TRYOUT 試合結果

普段、全然テレビを見ないので、これも映像見ずに終わってしまう可能性が高いが、まあ結果だけ。


http://gbring.com/sokuho/result/result2007_08/0815_k-1_02.htm


http://gbring.com/sokuho/result/result2007_08/0815_k-1.htm


うーん、結果とレポートだけ見ると、トーナメントは熱戦で盛り上がったものの僅差僅差で、優勝した強太郎が飛び抜けたインパクトを残したわけではなし。他興行を席巻するチームドラゴンも、高萩や西脇などが敗れ「常勝軍団」をアピールするまでには至らず(それでも優勝者を輩出しただけで「恐るべし!」だが)。
堀、野田が欠場した分、試金石となる選手がいなかったが、結果として四人制のトーナメントは良かったんではないか。育成目的の大会なんだから、無理に人数を絞る必要もないわけだし。「今回は優勝者二人〜!」とか、アバウトでもいいんじゃないかな。どうせオープニングファイトにも二人ぐらい出すわけだし。
今後は、欠場した堀の他にも、旧JAPAN勢もどんどん投入し、サバイバルをしていってほしいものである。今回は見事なまでに「どんぐりの背比べ」感が漂ったが、とりあえず、日本タイトルなりランキングなりを作るもよし、あまり海外勢との対戦を考えず、アジアレベルで切磋琢磨していけばいいんではないか。そして、日本人の体格に見合うライトヘビー級の設立……。来年以降に期待したい。


2007/08/17 19:40


2007/08/12

2007/8/11 K-1WGP IN LAS VEGAS 最終予選 試合感想

開幕戦、最後の切符を賭けた最終予選。生き残るのは誰だ?



<第1試合 世界最終予選トーナメント1回戦 3分3R延長1R>
中迫 強(日本/ZEBRA 244)

軽量の中迫だが、今日は動きが切れている。蹴りも走り、ショートのパンチも生きている。ピチューはいささか戸惑ったか、至近距離ではやや攻めあぐねてしまっている印象。
ただ、ひとたび距離が開けばロー、ミドル、ハイを飛ばし、徐々にペースをつかむ。パンチでもフック、アッパーを中間距離から当て、こちらでも優勢に。持久戦になれば、肉体の強さで競り勝つ。ただ、この打ち負けないガードとタフネスがあるだけに、勝負所でつい持久戦を選んでしまう、というのが今後の弱点の一つになるのではないか。トミーにしろ中迫にしろ、ダウン一つ取ったからこれでポイントアウト出来たが、予選を勝ち上がるには早い段階で仕留めることも必要。今回は、2ラウンドに完全なダウンを奪いながらもスリップにされた不運もあったが、もう少し決定力がほしいところかな。ルール慣れした中迫が相手だけに、これは必然だったのかもしれないが。


<第2試合 世界最終予選トーナメント1回戦 3分3R延長1R>
イマニー・リー(米国/シャークタンクジム)
リック・チーク(米国/Nor−Cal Fighting Alliance)

イマニーはこりゃ140キロの選手の脚じゃないよね。チークの方がバランスはいい感じか……と思ってたら、イマニーのローも悪くない。チークのローも当たってるが、ぱっとしない。おいおい、よく知らんが、これもしかして「ローなしルール」の選手じゃねえの?
序盤はアウトボクシングで翻弄……のはずが、徐々に圧力に押されている……というイメージに変わってくる。イマニーも詰め切れる足があるわけでないし、さらにチークは脚を痛めたか、遠距離から飛ばすべき蹴りも出ない。
これはイマニーが判定か……と思いきや、チークの飛び込んでのボディブローが直撃! 立ったまま身を屈めたイマニーに襲いかかるチークだが、ここでレフェリーが割り込む。イマニーはローブローをアピールしたが、やや低いといえ金的ではまったくないし、妥当な最低か。やはりデブは駄目だった。というか、去年のイグさんとマクドさんは何を苦戦してたんだ……。


<第3試合 世界最終予選トーナメント1回戦 3分3R延長1R>
パトリック・バリー(米国/チーム ミスターパーフェクト)
リカルド・ノードストランド(スウェーデン/ヴァレンテュナ ボクシング キャンプ)

圧力をかけ、いきなりの左ハイでダウンを奪うバリー。当たりは浅いが、崩しから打ってるから見栄えもいいし、こういうフラッシュダウンも取れるわけだ。そのままサウスポースタイルで詰めるバリー……ん? サウスポー? 打ち返してきたノードストランドのミドルが、立て続けにバリーの股間を捉える!
わはははは、まあサウスポーにはよくあることですよ。しかしバリーはその後オーソドックスにスイッチしたり、器用なところを見せる。しかしやはり決め手はサウスポーからの右の蹴りか。
2ラウンド、露骨に左足を効かされ、サウスポーにスイッチしたノードストランドに金的蹴りが直撃! その直前、圧力に押されて故意に蹴ったのではないかと思われただけに、観客席からもブーイングはなし。
ノードストランドは技術的にも悪くはないが、ひざ蹴り主体のスタイルから脱却できていないし、同体重なら負けなかったとしても、破壊力で完全に押し込まれる。ヨーロッパの選手だからノードストランドの方が強い、なんていう思考停止気味の予想をしがちだが、ホーストに師事したバリーのスタイルは、北欧型以上にK-1ルールに適合している。
強烈なローを受けたノードストランドは、ついに心が折れてダウン。順当な結果だろう。


<第4試合 世界最終予選トーナメント1回戦 3分3R延長1R>
ザビット・サメドフ(ベラルーシ/チヌックジム)
エスチャダー(米国/Janjira Muay Thai Gym)

チヌックジムの切り込み隊長が、ラスベガスに殴り込み!
エスチャダーの気弱そうな感じも捨てがたいが?試合前から下馬評通りの印象。初弾のローはまともに当たり、サメドフは相変わらずローの防御がダメな感じだが、飛び込んでのパンチ連打、ボディから上に打ち分け、あっさりとペースを取り戻す。
最後はバックスピンを叩き込み、悠々とフィニッシュ。


<第5試合 スーパーファイト 3分3R延長1R>
ピーター・ボンドラチェック(チェコ共和国/バカルディ)
アリエル・マストフ(イスラエル)

さて、ハリッド欠場で急きょ組まれたこの試合。まあボンドラにしてみれば、かませ犬の立場から豪快なKO勝利を期待される立場になったと言える。が、が、が、いきなりマストフの右ストレートでボンドラさんがふっ飛んでいく! なんじゃあ!? こんなパンチの打てる選手だったか? 勢いに乗ったか多彩な蹴りもくり出し、ペースをつかむ。うーむ、やはり一年で成長してくる選手ってのはいるもんですな。
だが、ただでは終わらないボンドラ殺法、強引に距離を詰め、フック、ボディ、顔面への膝と打ち分ける。圧力を捌けないマストフ、このコンビネーションをまともに受ける。ダウンを奪い返すボンドラ、これがヨーロッパの中堅選手の本領発揮か。
しかし、人の良さそうな顔をしたマストフさんも意地で立ち続け、キャッチしての崩しでボンドラのリズムを崩しスタミナを奪う。壮絶な消耗戦、勝つのはどちらか……。そして、マストフさん最後の切り札、バックスピンが、ボンドラ相変わらずの最大の弱点ボディに炸裂!
壮絶決着。トーナメント誰が勝つか、推薦枠誰か、こちらはそういうことばかり気にしがちだが、会場の人はこういう試合が盛り上がるのは、ボーナストラック的に感じられていいのではないかな? これでマストフは、来年の予選枠も引き寄せたか? 予定どおりリザーブに出ていれば、この後の波乱の流れもまた変わっていたかもしれない。


<第6試合 世界最終予選トーナメント準決勝 3分3R延長1R>
アレキサンダー・ピチュクノフ(ロシア/極真会館)
ダグ・ヴィニー(ニュージーランド/Balmoral)

さて、チークは脚を負傷、イマニーはKO負けでストップ。代わりリザーブファイトで勝利したヴィニーが登場。なんでもピチューとはセフォーのところで一緒に練習したそうで、対戦は少々いやがったとのこと。
さて、中迫には手こずったものの、ピチューさん有利は明らか……と思いきや、大失速。全然蹴りが出なくなる。どこか痛めたか? ヴィニーが間合いを詰め、パンチラッシュ。ピチューさんはチーク、イマニーならローで粉砕していたろうが、ヴィニーには手の内を読まれているのか、詰められない。
ヴィニーもそう強打が出ているわけではないのだが、幾度か印象のいいパンチが当たり、優勢に。
どこかで盛りかえすかと期待したが、ピチューはそのまま試合終了のゴングを聞いた。イグナショフVSサキを思い出す内容だったな。ヴィニーも終盤スタミナ切れっぽかっただけに、残念な内容。


<第7試合 世界最終予選トーナメント準決勝 3分3R延長1R>
ザビット・サメドフ(ベラルーシ/チヌックジム)
パトリック・バリー(米国/チーム ミスターパーフェクト)

期待の新鋭同士の激突。
ショーマンぶりを見せ、序盤から速いパンチを飛ばすサメドフに対し、バリーもコンビネーションで応戦。バリーのローも距離が近くなり、なかなか当たらない。が、2ラウンド中盤以降、至近距離のパンチを凌いでローを返すホーストばりのコンビネーションが、サメドフの脚を蝕みはじめる。
3ラウンド、サメドフも回転のいいパンチを返すが、ほぼガードの上で、バリーの圧倒的なローが上回る。
試合は判定に。バリー勝ったな、と思ったが、スプリットでサメドフ。なるほど、1ラウンドをパンチの手数で取ってたとして、3ラウンドもローのダメージよりも上回ったとマストで評価されたらこういう判定になるか。バリーは日本なら勝ってたろうが、べガスルールに不覚を取ったか。
もちろん、同じスポーツなのに日米で判定基準が違うのは良くないのだが、もう何年もべガスでやって既成事実にもなっている。バリーサイドはもう少し危機感を持つべきだったかもしれない。勝ったサメドフも早くも限界が見えただけに、ここはバリーに勝ち進んで欲しかったな。


<第8試合 スーパーファイト 3分3R延長2R>
マイティ・モー(米国/フリー)
ステファン“ブリッツ”レコ(ドイツ/ゴールデングローリージム)

あれ? 試合順替わった?
モーはジャブもローも出てたし、動きは良かったんだろうが、動き回るレコさんにまったくついていけない。レコさんもさほど手数が多いわけじゃないんだが、こういう頭を振って出入りするガードワークは、ボクシング慣れしてる向こうのジャッジには見栄えがいいのかな? 右ロー、左ジャブを的確に当て、モーが距離を詰めるとクリンチで捌く。モーはハードパンチャーなのにインファイトできないという、穴だらけのファイターなので、中間距離を外されるとどうしようもない。レコさんもセフォー戦の内容なら、クリンチの後、プッシングで距離を取って翻弄するところだったが、さすがに重すぎたか。
ペースを維持したレコさん、判定勝利。まあ当然だろう。


<第9試合 スーパーファイト 3分3R延長1R>
レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
ビヨン・ブレギー(スイス/マイクスジム)

出た〜、ブレギーのアウトボクシング! ジャブ、距離を取っての膝、ロー。セフォーに中に入らせない。セフォーは身体は絞れてたが、シュルト戦ほどの出来でもなかったか。一発入れば流れも変わると思ったのだが、リズムがつねにブレギーで、セフォーは打つとわかってるタイミングでしか打てていない。インファイトでも上から押さえられ、パンチを狙えない。ブレギーはシュルトさんよりもパンチの戻しも早いし、至近距離での対応力に関して言えば上で、それが明暗をわけたか。もう少しローやジャブを打っていけば、完全なシュルト戦法による圧勝だったろうが、結果的に判定は僅差に。
さて、谷Pによる「ブレギーはチャレンジャーで身体も大きいんだから、行かなきゃだめですね」とのことだが、これは逆だろう。「スターで身体も小さい」セフォーこそが、勝たねばならなかったのだ。競技的には去年ベスト16のセフォーがファンの支持を受けているわけは、いみじくも自ら口にしたように、「ファンの面白い試合をするのは誰だ?」ということに凝縮されている。セフォーがそのことでもって今の地位を築いたなら、逆に今回も何としてもそういった試合をして見せねばならなかったのだ。ブレギーがどういったスタイルで来るかなど、関係ない。それこそが、スターの宿命なのだ。それが出来なくなった選手は、消えていくしかない。


<第10試合 世界最終予選トーナメント決勝戦 3分3R延長1R>
ザビット・サメドフ(ベラルーシ/チヌックジム)
ダグ・ヴィニー(ニュージーランド/Balmoral)

ついにリザーバーが決勝へ! かつて永遠のリザーバーだったスコット・ライティが欠場でリザーブされる立場にまわり、今、新たなリザーバー伝説を継ぐ男ヴィニーが晴れ舞台に出撃。対するは新たなるスター候補生、サメドフ。ヴィニーの地味な外見ともあいまって、サメドフ有利は明らか……と思いがちだが、サメの消耗も明らかだった。
パンチの手数も減り、重いパンチを出すヴィニーと互角の攻防が展開される。技の多彩さではサメドフだが、どの技も切れが落ち、有効打にならない。地味な技だが手数は変わらぬヴィニー、サメドフは効いてないとアピールしつつ、勝負は判定へ。
スプリットでヴィニー優勝! これは本当のスプリットという感じで、どっちが勝つか全然読めなかった。が、無意味な観客へのアピールをしていたサメドフに流れがいかなかったのは評価すべき。

今回、僅差かつ微妙な判定を数々生んだべガス判定。たしかにあまり日本と基準が違うのも考えものなのだが、しかし「スター候補」が試合内容でアピールしきれず、スポーツライクな判定で消えていくことに、ある種のカタルシスがあることは否定できない。谷Pとフジテレビの思惑どおりに物事は進まないのである。それがスポーツの面白さなのだ。
誰も飛び抜けた存在感を示せないなら、運に恵まれた者が勝つ。運以前に自ら敗北したピチュー、不運に見舞われたバリー、幸運を生かせなかったサメドフ、三人のスター候補とは対照的に、同等の実力を持ちなおかつ運に恵まれたノーマークの数合わせの選手が勝ちあがったのは、象徴的だ。
今後は、勝ちあがったヴィニーという素材を生かせるか、そして今回散った有望選手たちにいかにして次のチャンスを与えていけるか。そこらあたりにも注目したい。
さて、推薦枠も絞られてきた感じで(混沌としてきたとも言える)、開幕戦の組み合わせが気になるぜ。


1[2006年王者/S・ヘビー級王者]セーム・シュルト
2[2006年準優勝]ピーター・アーツ
3[2006年ベスト4]レミー・ボンヤスキー
4[2006年ベスト4]グラウベ・フェイトーザ
5[2006年ベスト8]ジェロム・レ・バンナ
6[2006年ベスト8]ルスラン・カラエフ
7[2006年ベスト8]ステファン“ブリッツ”レコ
8[2006年ベスト8]ハリッド“ディ・ファウスト”
9[ヘビー級王者]バダ・ハリ
10[2007年米国GP王者]マイティ・モー
11[2007年欧州GP王者]ポール・スロウィンスキー
12[開催国推薦]チェ・ホンマン
13[2007年アジアGP王者]藤本 祐介
14[2007年最終予選王者]ダグ・ヴィニー
15[主催者推薦/ファン投票]X
16[主催者推薦/ファン投票]X





2007/08/12 15:28
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2007/08/06

興行論抜きで考える、K−1香港大会の裁定。

格闘技=リアルファイトである、というのは大前提である。
リアルファイトの「リアル」の部分には、当然試合中にアクシデントが起こる事も含まれる。
そういったアクシデントのリスクを回避するべく、リザーブファイトなどの保険的な措置が用意される。それらが及ばない場合にも、誰が勝ちあがるかという規定が当然用意されていなければならない。

昨日の香港大会は、それらがすべてなし崩しにグダグダに流れていったように感じられたが、では、いったいどうすれば良かったのだろうか?



アクシデントの幕開けは、武蔵の金的だった。ここでまず、第一試合をトーナメントの最後にまわすという措置が取られた。
……結論からいうと、これが元凶ではなかったか。
規定のインターバルで武蔵は回復しなかった。ならば、当然、次戦に進む権利はなくなるのではないか。不運であり気の毒なことだが、アクシデントはいつでも起こりうるものである。いみじくも、控え室に戻った直後の診断で、ドクターは止めるべきと申し立てている。ここは続行不能、無効試合という裁定が妥当だろう。
なぜ、試合順を入れ替えてまで続行したのか、と言うと、当然「武蔵」という現地の興行的にもテレビ放送的にも鍵を握る選手が、ここで消えてはまずいからに他ならない。これが、金的を蹴りあげた方が武蔵だったら、と仮定すれば、あとの対応はまったく違ったのではないか。
本当にアクシデントなら、蹴ったヨンスも蹴られた武蔵も不運でしかない。それは、誰にとっても不運なのだ。なぜ、不運を不運として受け入れず、無理に続行しなければならないのだろうか?
ここで、ヨンスが勝ちあがることには、明らかに問題がある。アクシデントといいながらも、故意である可能性は否定できないからだ。ここは、金的という「事象」が起きたことだけを捉え、それに関わった両者を無効試合の結果、先に進ませないのが適当だろう。
じゃあ誰が……もちろんリザーバーがいるではないか。エルハン・デニスが準決勝に進めばいい。

流れは順当に進む。準決勝はデニスVSワン、藤本VS金である。
デニスとワンが、実際どちらが勝つかはとりあえず置いておこう。金は藤本をKO、しかし骨折でリタイア。
ここで藤本が決勝にあがるのは、確かに意見が分かれるところだろう。敗れたがダメージは深刻ではなく、ドクターもOKを出した。ならば進んでもかまうまい。ただ、規定自体に問題があるとも考えられる。個人的には、敗者が勝ちあがる規定を廃止してもいいのではないかと思う。その場合、決勝戦はなし。デニスVSワンの勝者が開幕戦進出となる。

うーん、なかなかスッキリしてるじゃないか。これでなにか問題でもあるだろうか?
要は武蔵が無理に続けた、あるいは続けさせたことが最大の問題点なのだ。ドクターがダメと言ったら止める、セコンドがタオル投げたら止める。シンプルに行くべきだ。

競技であるということの最大の前提は、どこでも誰でもルールを一律に適用するということである。
選手側の考え……格闘家としての意地がある、試合をしなければ開幕戦に進めない。……知ったことではない、ドクターが危険と言ったらそれは人命に関わるからダメなのだ。
主催者側の考え……トーナメントの主役の武蔵がいなければ、現地のお客さんが怒る。メインイベントの決勝戦がなくなったらイベントが盛り下がる。武蔵が一分で消えたら視聴率が下がる。……知ったことではない、ドクターが危険と言ったらそれは人命に関わるからダメなのだ。
観客側の考え……おいおい、俺は武蔵を見に来たんだぞ、それが金的で終わりとはどういうことだ、金返せ。あれ、武蔵負けた……チャンネル変えよ。いや〜ホンマン強かったな、さあ決勝だ……あれ? なし? どういうことだ、金返せ。……知ったことではない、ドクターが危険と言ったらそれは人命に関わるからダメなのだ。

競技であることの前提は公平であることであり、スポーツであることの前提は安全であることである。これらはすべてに優先する。
「興行だからしかたない」……これがまかりとおっている間は、格闘技はすべてフェイクに過ぎない。

「金払ったんだから、面白いものを見せろ」というのは当然の希望だろう。ただ、金を払う側も「リアルファイトなんだから地味で面白くなくなるかもな」ということをまず前提にした上で、金を払うかどうかを選択しなければならない。それは、観客側の自己責任なのだ。そして、主催者側は、そういうこともわからないバカな客に媚びることを早々にやめなければならない。そして、カード変更の発表を作為的に遅らせるなどの儲け優先主義を、今すぐ捨てるべきだ。

これは理想論である。しかし、これがあるべき姿である、との確信は持っている。この通りにしたら、きっとテレビ放送は切られるのだろう。スター選手を集めることもできなくなるのだろう。興行も入らなくなり、どんどんじり貧になっていくのだろう。
……別にそれでいいんじゃないか? 真っ当にスポーツしてるのに廃れるならば、それはその程度のものだったということなのだろう。あるいは今までの取り組み方が間違っていたか。

日本の格闘技バブルは、すでに弾けたと言われている。さらなる地滑りが起きるのも間近かもしれない。主催者も、選手も、ファンも、今一度足下を見直す必要がある。
2007/08/06 18:25
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2007/08/05

2007/8/5 K-1WGP IN HONG KONG 試合感想

試合内容に期待できなくとも、恐るべきドラマを生むのがトーナメントと言う装置。
激動の香港を制するのは?



▼ASIA GP 2007リザーブマッチ 3分3R延長1R
エルハン・デニス(トルコ/グローバル)
VS
キム・ドンウック(韓国/Team Lazenca)

実況なしながら、なんとリザーブマッチから放送。うわあ、なんかお得な気分だ。
ドンウックはステップワークはそこそこ出来ている。この体重でこれだけ動けるのはちょっとしたものだ。しかし……やはり重すぎて足が上がらないか? 全然デニスのローをカットできない。デニスは下に振ってハイと大きなパンチで上を狙う、定石通りの攻め。
デニスは普通レベルのスキルは十分あるようで、距離の取り方も詰められた時のディフェンスも危なげなし。ハイキックも幾度か当てるが、ドンウックが重すぎるせいか通じない。
あとはローがどの段階で効くかな? と思ってたら、2ラウンド早々の連打でドンウック戦意喪失。ドンウックは練習して上手くはなっているのだろうが、体重による動きの鈍さとディフェンスの甘さという決定的な弱点を克服できておらず、強くはなっていなかった印象。デニスはメジロジムだそうで、今後出てくるかも。


▼ASIA GP 2007 1回戦 3分3R延長1R
武蔵(日本/正道会館)
VS
パク・ヨンス(韓国/T-ENTERTAINMENT)

地に落ちた帝王SIO、ついに復権の日来たる!
パク・ヨンスはテコンドー王者で、本戦は初出場。試合はヨンスのテンポ良いローキックで幕を開ける。いきなり金的をアピールする武蔵、開始早々奥義が出た。今日は本気だ。武蔵は今日はフットワークが良く、スウェーでハイキックも軽くかわす。しかしヨンスは距離を詰め、ローキックを武蔵の股間にまとめる! 新型のファウルカップが導入されているにも関わらず、大げさにアピールし、インターバルとポイントを稼ぎにかかる武蔵。
だが再開直後、とどめのローが武蔵の金的を再び捉えた!
確実に減点1をもぎとる武蔵の得意技を逆手に取られ、早くもSIOが崩れ落ちる。
インターバルでは回復せず、試合はトーナメントの第四試合後に持ち越されることに。
初戦からあまりにも大きなダメージ。果たして戦えるのか?


▼ASIA GP 2007 1回戦 3分3R延長1R
王強(ワン・チャング=中国)
VS
ランディ・キム(韓国/フリー)

散打王VS砲丸投げ! ワンはわりあいパンチと蹴りを主体にするスタイルだそうで、なるほど、あまり組んでこない。かつて曙を破った選手もそうだったが、意外にルールに適応してくる選手はいるのかも。
ワンは徹底的にキムの左足狙い。パンチは大振りしないかわりに手打ちというお粗末なものだが、飛び込みの速さとローへ確実につなげることで補っている印象。キムは澤屋敷戦からはあまり伸びていないようで、右ストレートは幾度かおしいタイミングがあったものの、クリーンヒットはなし。
2ラウンド、ワンの非情のローキック攻めで、ついにキムは心を刈り取られた。


▼ASIA GP 2007 1回戦 3分3R延長1R
藤本祐介(日本/MONSTER FACTORY)
VS
石洪堅(シュ・ホン・ジャン=中国)

先のワンとは違い、シュは組みが多く、ルールへの適応度は一枚落ちるイメージ。しかしこの相手にカウンター狙いでお見合いファイトを展開する藤本、距離を詰められるとクリンチで凌ぐしかない。
2ラウンド、蹴りに合わせてパンチを叩き込みダウンを奪うのだが、ここでも仕掛けず。3ラウンドも詰めずにポイントアウトを狙い、パンチの使えないシュは攻めきれず。
しかし武蔵といい、藤本といい、トーナメントという負けられないギリギリの舞台で、見事なまでに等身大の戦いを見せるね(笑)。


▼ASIA GP 2007 1回戦 3分3R延長1R
戦闘竜(USA/ファイティングドラゴン)
VS
金 泰泳(日本/正道会館)

さて、相撲の強さを見せるべく参戦した戦闘竜、ここでインパクトを残せば、大晦日の曙戦に大きく近付くのは間違いない。
しかし……ジャブは打てない、ローをカットできない、胸回りと腕回りが発達しすぎてブロックも閉じないと、弱点だらけ! いきなりシルムレベルを見せつけたのに対し、金はローキックから、電光石火の右ハイ! 頭を下げてフックを狙っていた戦闘竜の顔面に直撃し、一撃決着。
うーむ、強い。これで無傷の準決勝進出で、次は藤本戦。ちょっと盛り上がってきたぞ。


▼ASIA GP 2007 1回戦 3分3R延長1R
武蔵(日本/正道会館)
VS
パク・ヨンス(韓国/T-ENTERTAINMENT)

ヨンスは減点1で再開。
武蔵は出ようとするが、ヨンスはおかまいなしにローを連打。武蔵はやや強引にパンチで仕掛ける。お互いリズムに乗りはじめたところで1ラウンド終了。
2ラウンド、パンチのコンビネーションとハイ、ミドル、バリエーションで上回った武蔵が、左ハイから渾身の左右フックをヒットさせ、ヨンスは顎を打ち抜かれダウン! 倒れたのを見た武蔵は一歩下がり、レフェリーが割って入って手を挙げ、KOを宣告する。その直後、止めを刺すべく踏み付けにかかる!
相手が無抵抗になったのを確信してから襲いかかるあたり、やはり相当むかついていたのだろうが、これは完全なる暴挙。完璧なKO勝利を挙げてなお、人間的しょっぱさを見せつけずにはいられないSIOには、正直ぞっとしたね。
しかし、まだまだこの後、武蔵のショーは続くのである。


▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
ピーター・アーツ(オランダ/チームアーツ)
VS
ニコラス・ペタス(デンマーク/スピリット)

汚名返上へ最強の相手に挑むペタスと、サップを始末しここも調整試合と睨むアーツ。モチベーションの違いは果たして出るのか?
ワンツーからロー、膝につなげるコンビネーションでいきなり潰しにかかるアーツに対し、ペタスはパンチで応戦。アーツのパンチは一発一発が異様に重い上に正確なのだが、繰り出したあとの戻しが若干遅く、ペタスはそこに回転の速いパンチを合わせる。数発ヒットし、アーツがよろめく場面も。しかしアーツは同じコンビネーションを執拗に繰り出し続ける。なんとしても叩き潰すつもりか。ペタスはかかと落としも出し、調子の良さを見せるが、圧力には押される。
2ラウンド、ペタスは距離を合わせてパンチの連打、ペースをつかみかけるのだが、アーツは踏んばって突き放し、強引に右フックを叩き付ける。一発……二発……三発……ガードの上から叩き付けられた打撃に、ついにペタスはパワー負けして吹き飛ぶ。昨年、武蔵を粉々にしたフラストレーションラッシュを仕掛けるアーツに、ペタスはかろうじて立ち続ける。が、その粘りこそがより大きな悲劇の呼び水であることを知りながらも、格闘家は立ち続けることを選択してしまうのだなあ。
左のパンチを振ってからの右ハイキックが、ペタスの側頭部を直撃! は、速い。バダ・ハリ並の高速ハイ。全盛期のような腰を入れつつスピードを乗せた殺人技ではないが、真下から最短距離で上がってくるために威力は劣るもののスピードは遜色ない。これだけダメージの溜まった相手へのフィニッシュには十分だろう。
つええ〜。少々危ない場面もあったが、まさに格の違い。開幕戦、苦しむとしたらハリッドやレコのようなタイプかな? ペタスは調子よさそうだっただけに、トーナメントに出たら面白かっただろうが……。


▼ASIA GP 2007 準決勝 3分3R延長1R
藤本祐介
VS
金泰泳

準決勝も順番を入れ替え。
無傷の金に、省エネファイトの藤本。金圧倒的有利とも言えないか。リーチ差がある分、藤本の手数がやや増える。藤本は小さい相手だからと図に乗ったか、金の仕掛けを封じる。パンチでもやや藤本か。
パワーで上回るかと思われた藤本だが、金にはまだまだ引き出しがあった。手数を出し始めた2ラウンド中盤、鈍い音をたてて金の右ひざが藤本の腹に突き刺さる! 力なく下がった藤本にパンチと膝の追い打ちを浴びせ、金が最初のダウンを奪う。藤本は得意の消極ファイトでカウンターを狙うが、金は前蹴りで出ばなをくじき、距離をつめてなおも膝。ボディをかばう藤本は、呼吸が出来ず踏み止まれない。二度目のスリップをダウンと取られ、試合終了となった。

執念と狂気を見せた武蔵に対し、心の弱さを見せて沈んだ。引退した、中量級の、ブランク明けの選手に実力差を見せつけられて完敗。あまりにも惨めな結末。


▼ASIA GP 2007 準決勝 3分3R延長1R
武蔵
VS
ワン・チャング

もはや精神は肉体を凌駕し、憑かれたような形相で武蔵はリングにあがる。立ちはだかるは、恐れを知らぬ18歳の散打王。
勝負を賭けてパンチで襲いかかるワンに対し、武蔵は打たせながらもチャンスをうかがう。だが、強引にラッシュを仕掛けるワンは、組み付いて膝を連発! これがまたも……またも股間を直撃!
SIOの狂気をも上回る、金的中韓同盟。ついに陥落した武蔵だが、実力での負けでもないだけに、首はつながったか。
しかし……しかし、この完敗とも言えない中途半端な状況が、SIO自身も思いもよらぬ能力を発動させてしまう!

「キラークイーン第三の爆弾!」

なんと、フランク・ライルズや弟TOMOによって投入されたタオルが、SIOの新たな能力によって無効化され、試合は強制的に再開される!
ま〜真面目な話、無効とかなんとか言うよりも、タオル投入はドクターないしレフェリーのストップ権と並ぶ無条件降伏であり、それを覆す権利は誰にもないんじゃないの? セコンドも無理と判断してタオルを投入したんだから、武蔵のことを考えても無理矢理続行とか言われても困るだけなんではないか。
そしてこの状況を良しとしないワンが控え室に戻ってしまい、なんとなし崩しに武蔵の勝利が宣言されてしまった。
いやあ、ひどい落ちで、そこまでして武蔵を決勝に進ませたいのか。このまま出ても金に殺されるだけだと思うのだが……。


▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
VS
ピーター・グラハム(オーストラリア/チーム ボンヤスキー)

復讐の炎か、成り上がりへの野心か。バダ・ハリが昨年屈辱を舐めさせられたグラハムにリベンジマッチを挑む。
静かな立ち上がりで、バダ・ハリ完全にものにした距離を取るスタイルで、カウンターのジャブと超高速の蹴りを放つ。グラハムはスピードについていけず、距離に入っていけない。ローをクリーンヒットさせるのはハリで、踏み込んで放つハイキック、右ストレートもグラハムの打撃の圏外から突き刺さってくる。
終盤、凄まじい左ミドルが直撃し、息が詰まったグラハムにバダ・ハリは左フックからの右ボディストレートをフォロー。このコンビネーション、超かっけ〜。明日練習しよっと。完璧にダウンを奪い、あとはローリングサンダーを悠々とかわしてポイントアウト。
うーむ、圧倒的な速さと強さで、これはスピードについていけるか、同レベルの長大なリーチがある選手でなければ対抗できないのではないか。体重差もまったく苦にせず圧勝。開幕戦の相手は誰になるかな?


▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
チェ・ホンマン(韓国/フリー)
VS
ゲーリー・グッドリッジ(トリニダード・トバコ/フリー)

並んでみるとやはり体格差のすごい二人。ホンマンは詰めながらジャブ、グッドリッジが入ろうとすると膝を合わせる。グッドリッジは左のガードが開いているため、ホンマンは右のパンチも狙う。
じわじわ詰めるホンマンにゲーリーはやがて攻め手を失い、ロープ際でラッシュを浴びて試合を止められた。
うーむ、ホンマン圧勝。ゲーリーは衰えか、技術のなさか。勢いがなかった。


▼ASIA GP 2007 決勝戦 3分3R延長2R
ワン・チャング
VS
藤本祐介

なんと金は眼窩底骨折、武蔵はもちろん金的のダメージで両者決勝進出不能。ぶざまに負けた藤本と、してやったりの表情で出てくるワンという、全然感情移入できない二人が決勝戦に出てきてしまった。
強引につめるワンに、藤本のブンブンファイトがはまり、パンチでKO!
勝ち誇りマイクアピールする藤本の厚顔無恥さに唖然呆然。つまんね〜。これで開幕戦、いったい誰に殺されにいくんだ?

トップ陣は磐石。しかし日本勢のレベルが急激に下降し、アジア予選で壮絶な死闘を繰り広げるにふさわしい水準についに突入。えらいことになってきたものである。これで日本の未来はあのおにぎりくんの双肩にかかってしまうのか?

さて、来週の最終予選、そして残り二つの推薦枠を勝ち取るのははたして誰か。今回の金的をめぐるドタバタに、競技統括はどう反応するか。まだまだ注目である?
2007/08/05 22:50
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2007/07/24

2007/8/11 K-1WGP IN LAS VEGAS 最終予選カード決定

香港に続き、最終予選のカードも決定。

▼世界最終予選トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
アレキサンダー・ピチュクノフ(ロシア)
VS
中迫 剛(日本)

▼世界最終予選トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
スコット・ライティ(USA)
VS
リッチ・チーク(USA)

▼世界最終予選トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
パトリック・バリー(USA)
VS
リカルド・ノードストランド(スウェーデン)

▼世界最終予選トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
ザビット・サメドフ(ベラルーシ)
VS
エスチャダー(USA)

▼リザーブファイト 3分3R延長1R
アリエル・マストフ(USA)
VS
ダグ・ヴィニー(ニュージーランド)

▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
マイティ・モー(USA/フリー)
VS
ハリッド“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデングローリー)

▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
VS
ビヨン・ブレギー(スイス/マイクス)

▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
ステファン“ブリッツ”レコ(ドイツ/ゴールデングローリー)
VS
ピーター・ボンドラチェック(スウェーデン)



余り物には福がある、というが、毎年この最終予選は面白い内容になる。それだけに、ここ数年のコンセプトを詰め切れていない感じにはイライラもつのる。最終予選というのは、単に今年最後の予選ということなのか、それともここまでの予選で惜しくも敗れた選手の敗者復活の意味合いがあるのか? ということだ。
敗者復活ならハワイ準優勝のピチュクノフは妥当として、なぜオランダ準優勝のブレギーはスーパーファイトなのか。三位のサメドフ、バリーが出ていて、マゴメドフ、ノルキヤはなぜ出ないのか。
アメリカ勢もライティ他、初参戦選手二名。最終予選はドイツで開かれるというプランもあったが、もしドイツでやっていれば、このあたりの選手は果たして呼ばれたかどうか? 時にはニューフェイスも必要だし、ライティとて悪い選手ではない。だが、なぜ「最終予選」というステージに顔を出すのかと問われると、疑問符がつくところ。
どうせレベルが低いし出なくていいんだが、アジア予選組は最初から「もう一丁!」のチャンスがないことにもなり、損でもあるな。

2001年の福岡のように、準優勝者VS負傷欠場組の対抗戦にしたり、4人制トーナメントを数回やって無駄な推薦枠を削れば公平さもでるし、ラストチャンスということで緊迫感も出てくる。
あるいは、もう今年最後の予選ということで敗者復活は一切なしにしてしまった方が面白かっただろう。代わりに今回のセフォーVSブレギーのようにワンマッチでチャンスを与えた方がいい。レコVSバリーやピチューの方が、期待感のないボンドラチェックよりも良かったのではないか。

ところで、イグさんはもう完全に干されたか? 毎度毎度、コンディションの悪さとモチベーションの低さばかりが指摘され、闘争心がないとしか思えない状態での試合が続いていただけに、もう仕方ないだろう。それを言うなら中迫さんもそうだけど(笑)。状態があがっていれば推薦枠の可能性もないではないだろうが、期待できそうもない。チヌックはサメドフプッシュで決まりか?

トーナメントの面子でもう一つ不満なのは、敗者復活組よりも強いのではないか、と思わせる選手が一人もいないことか。要は、ハワイとオランダ予選の劣化版になってしまっている点。これではスーパーファイトに注目が集まってしまうのも仕方ないか。
モーVSハリッドは、お互いパンチャーながらまったくタイプが違うだけに面白くなりそう。長引けばハリッド有利と読むが、強いローがないだけにモーにとっても戦いやすいか。
レコさんとボンドラは、まあレコさんの調整試合かな……。ボンドラはレコさん苦手のフィジカルで圧力掛けてくるタイプじゃないし、カラエフほど早いわけでもない。右ストレートとボディで圧倒するだろう。
セフォーVSブレギーは、どちらにとっても厳しいマッチメイクで、個人的には今回最大の注目カード。どちらも開幕戦出場権はないだけに、敗れれば消えると思って間違いないだろう。セフォーはコンディションをシュルト戦並に仕上げてきていれば勝てるだろうが、昨年の開幕戦のように調整不足なら手痛い目にあるだろう。ブレギーも、オランダ大会のダメージがどこまで抜けているか? インファイトを許さないだけの圧力があれば面白いが……。

なんだかんだ言って、二週連続で見られるのは楽しみだ。
2007/07/24 13:13
(2) 0) |

2007/07/20

2007/8/5 K-1WGP IN HONG KONG カード決定

あと2週間というところで、ラスベガス最終予選と相次いでカード決定。

▼ASIA GP 2007 1回戦 3分3R延長1R
武蔵(日本/正道会館)
VS
パク・ヨンス(韓国/T-ENTERTAINMENT)

▼ASIA GP 2007 1回戦 3分3R延長1R
王強(ワン・チャング=中国)
VS
ランディ・キム(韓国/フリー)

▼ASIA GP 2007 1回戦 3分3R延長1R
藤本祐介(日本/MONSTER FACTORY)
VS
石洪堅(シュ・ホン・ジャン=中国)

▼ASIA GP 2007 1回戦 3分3R延長1R
戦闘竜(USA/ファイティングドラゴン)
VS
金 泰泳(日本/正道会館)

▼ASIA GP 2007 準決勝 3分3R延長1R
武蔵VSパク・ヨンスの勝者
VS
ワン・チャングVSランディ・キムの勝者

▼ASIA GP 2007 準決勝 3分3R延長1R
藤本祐介VSシュ・ホン・ジャンの勝者
VS
戦闘竜VS金泰泳の勝者

▼ASIA GP 2007 決勝戦 3分3R延長2R
準決勝第1試合の勝者
VS
準決勝第2試合の勝者

▼ASIA GP 2007リザーブマッチ 3分3R延長1R
内田ノボル(日本/ビクトリー/新日本キックボクシング協会ヘビー級王者)
VS
香港ファイター

▼ASIA GP 2007リザーブマッチ 3分3R延長1R
エルハン・デニス(トルコ/グローバル)
VS
キム・ドンウック(韓国/Team Lazenca)

▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
チェ・ホンマン(韓国/フリー)
VS
ゲーリー・グッドリッジ(トリニダード・トバコ/フリー)

▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
VS
ピーター・グラハム(オーストラリア/チーム ボンヤスキー)

▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
ピーター・アーツ(オランダ/チームアーツ)
VS
ニコラス・ペタス(デンマーク/スピリット)



トーナメントは相変わらずひどい(笑)。韓国のお相撲さんがいなくなってほっとしたら、相変わらずの砲丸投げに加えて日本のお相撲さん。だからPRIDEの不良債権処理やってる場合じゃねえって! ハント連れてこいよ!
金復帰はけっこう楽しみだが(少なくとも角田復帰よりはね)、試合間隔は短いし体重差もありあり。勝ち抜くのは難しいか。
トーナメントは武蔵さんが再起を賭けて挑戦ということだが、組み合わせ的には優遇されているな。同じブロックは初参戦の選手二人と砲丸投げ。まあ勝って当然か。……しかし昨年以降、正直オレはハリッドにもアーツにも藤本にも武蔵が勝つと思っていたのだが、その嫌な予想はすべて粉々にしてもらいました、ありがとう! 今回も決勝で藤本が返り討ちにしてくれるのを期待だ。

対してスーパーファイトは何かと楽しみ。
ホンマンVSグッドリッジはそこそこ緊張感もあるし、ホンマンがびびって下がらなければ面白くなりそう。
ハリVSグラハムは、因縁の再戦ということもあり、盛り上がりそうだ。ハリはレコ、カラエフと立て続けにリベンジを成功させてきただけに、今回も万全の作戦を練ってくるだろう。グラハムもここをクリアすれば、開幕戦の可能性も出てくるだろうし、相当気合いを入れてくるんではないか。
レミーは母親の死からコンディションが整わず欠場とのこと。開幕戦には間に合うだろうが、これで防衛戦は来年になるか。

さて、サップのトレーナーに就任したことにより大恥をかいたペタスが、アーツ先生に挑戦状。
「男の戦いを見せる」とのことである。先の対戦は2002年。武蔵を破り好調だったペタスと、腰の負傷で相変わらずどん底を這いずっていたアーツの対決だったが、結果は体格差を活かし、アーツが高い打点の膝を叩き込んで圧勝。月日は流れ、ブランク明け後にハリに敗れたペタスと、円熟期を迎えたアーツ先生では結果は明らかではないか……。
そもそも、「男の戦い」云々が、どうも上滑りして好きになれない。彼は極真の空手家だったはずだが、極真空手は試合前からこういう無駄な大口を叩くことを許していたか? 結局今は脱退しているのだから、そういうストイックさは彼の性格に合わなかったのかもしれないが、未だに「青い目のサムライ」を自称するなら、少し慎んでもらいたいところだ。サップのトレーナーを買って出たか頼まれたのか知らないが、少なくとも引き受けた以上は責任があるし、大方人気取り話題づくりのために自らすり寄ったに違いない。それを「サップとは違う」と手のひらを返して見せるなど、恥の上塗りだろう。サムライが聞いてあきれる。まあどっかの自殺した大臣もバカ都知事あたりに言わすと「サムライ」らしいしな……。

話がずれた。べガス最終予選に関しては明日以降。

2007/07/20 01:06

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