2008/7/7 K-1MAX FINAL8 組み合わせ決定
佐藤……(涙)。
▼K-1 WORLDMAX 2008 World Championship Tournament準々決勝戦 3分3R
魔裟斗(日本/シルバーウルフ/2003年世界王者)
VS
ドラゴ(アルメニア/チームSHOW TIME/2006世界3位)
▼K-1 WORLDMAX 2008 World Championship Tournament準々決勝戦 3分3R
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム/2004・2006年世界王者)
VS
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー/2005・2006日本王者)
▼K-1 WORLDMAX 2008 World Championship Tournament準々決勝戦 3分3R
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ/2005・2007世界王者)
VS
ウォーレン・スティーブルマンズ(南アフリカ/ボスジム/2008ヨーロッパ王者)
▼K-1 WORLDMAX 2008 World Championship Tournament準々決勝戦 3分3R
城戸康裕(日本/谷山ジム/2008日本王者)
VS
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテンオデッサ/2007年世界3位)
それにしても佐藤……(涙)。
抽選会はなかなか面白かったようですねえ。
他いくらでも空いてるのに王者サワーの隣を選んだスティーブルマンズ、すげえ! ヘビー級では誰もシュルトさんの隣を選ぼうとはしないけど、ここでやっちまおうというその心意気、僕は敬意を表する!
そして昨日のKO劇を見てなお魔裟斗の隣へ直行するドラゴ、いいね!
もちろんトップとナンバー2、どちらも食えばおいしい、というのも含め、仮にトーナメントの優勝がこれでふいになるかもしれないとしても、対戦すること自体に魅力がある選手なんだろうねえ、二人とも。それに挑もうとするスティーブルとドラゴの闘志に期待だ。正直言って「なんでオレが?」という気持ちがあったかもしれないザンビ、カラコダよりもチャンスはあるんではないか。
最初に第三試合を選んだサワーだが、これは「試合順なんてオレには関係ねえ。ハンデだよ」ということか(どっちみち決勝大会ではそれなりに間があくだろうし)。
しかしこの時点で、相思相愛だったはずなのに空しく魔裟斗VS佐藤の夢は消えたのであった(涙)。
キシェンコが第四試合を選ぶが、次の佐藤は諦めきれないのか、勝てば魔裟斗と当たる可能性のある第二試合を選ぶ。そして次にキャスティングボードを握ったのは城戸……。周囲全てが日本人対決をプッシュする中、「キシェンコは好みのタイプ」と秘めた純愛を爆裂させ、空気を読まずに第四試合へ! あらやだあ、そうですわよねえ奥さん? 誰だってあんなしょっぱい方と試合なんてしたくありませんものねえ。
運に見放され、城戸にも振られた佐藤の隣に「そう気を落とすなって。心配するなよ、オレが相手になってやるから……」と最悪の相手が!
ああ……佐藤……(涙)。
おかしい! なぜこうなるんだ!? 風は佐藤に吹いていたはずなのだ! 2年前は失笑されるようなカードだったのに、コヒさんの自滅と日本トーナメント連覇で転がり込んできた日本ナンバー2の地位。そこからのしつこいまでの対戦要求、抽選でも魔裟斗選手を選びます発言、強さなら負けてないはず発言、難敵だったディレッキー戦も万全でクリアし、その戦績についに魔裟斗も振り向き、まさかの逆指名! 機は熟した……誰もが見たいと思う、そんなカードへといつしか「魔裟斗VS佐藤」は変わっていた。
これがまず抽選でなければ、谷Pによってすんなり実現していたはずだ。
そしてドラゴ……いや、ドラゴを責めるわけにはいくまい。言葉には出さなくともおそらくは佐藤と同じぐらいに、ドラゴも魔裟斗戦を熱望していたに違いないのだ。
しかしなぜ……なぜブアカーオなのだ!? サワーが別枠に入っている今、他の相手がくれば十分に準決勝に上がる皮算用は成り立ったはず……なのに、なぜ!? 他は初対決なのに? 2月にやったところなのに?
まあ決まっちゃったものはしようがないので、佐藤はこの苦難を乗り越えて魔裟斗さんを追い求め続けて下さい。しかしこれは青木VSカルバン同様、交わらない二人となるのかもなあ。
しかしこの盛り上がらなさそうな再戦と比べても、他の三つはどれも熱戦間違いなしでしょう。魔裟斗とブアカーオが同じブロックで、またサワーが有利になりそうなんですけど……。
あ〜でも今から7月が楽しみだ。やっぱり抽選はいいなあ。善かれ悪しかれ、選手の気持ちが見られるってのはいいよね。そしてようやく今年から推薦枠なしになったが、これも清々しくてよいですねえ。
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